【緊急】ATM等におけるカードすり取り被害の発生について

●先週末、ヨハネスブルグのRivonia Village Shopping CenterのATM及びケープタウン市内MyCitiバスの券売機にて、邦人がカードすり取り被害に遭いましたので、安全対策を徹底し、十分注意してください。

1 ヨハネスブルグ事案概要

 7月22日(日)18時30分頃、ヨハネスブルグのRivonia Village Shopping Centerにおいて、在留邦人がスタンダードバンクのATMを利用中に、突然2人組の男に声を掛けられ、操作方法を教えるなどと親切を装いATMの画面に触れようとしたため、触るなと強く反抗したところ、その2人組は暴言を吐きながら、隣のATMに移動した。その後、在留邦人が取引を終えてその場を立ち去ろうとした際に、別の3人組の男が現れて、邦人が利用したことでATMが使えなくなったとの言い掛かりを付けられ、5名の男に取り囲まれ逃げ場を失い、カードをすり替えられ、暗証番号を入力させられ、直後に別のATMで5,000ランドを引き落とされた。

※本事案は、元々5人組のグループで、組織的に行われた犯行であると考えられます。

2 ケープタウン事案概要

 7月21日(土)16時15分頃、邦人旅行者がケープタウン市内のAdderleyバス停に向かう途中、バス会社スタッフらしき制服を着た男に、市内中心部で大規模な火災が発生した影響で、MyCitiバスのカードシステムが故障しているため、乗車には券売機で特別なスリップの発行が必要と声を掛けられ、そのまま地下の券売機まで誘導された。その後、券売機にMycitiバスカードを挿入しようとしたところ、バスカードを購入したクレジットカードの挿入が必要だと言われたため、指示通りカードを挿入し、暗証番号の入力を行うも、カードがはき出され最初の画面に戻ることを繰り返した。何度か試しているうちに、警備員と名乗る制服をきた男が近づき話かけてきたが、その間に別の者にカードを抜き取られ、数分内にキャッシングにより約9万円前後の金額が引き出された。

3 つきましては、ATM使用中の窃盗被害は、警備員がいない場所や夕方など人が少ない時間帯に多く発生する傾向にあり、犯行も組織化していますので、ATMの利用に際しては、以下の安全対策を講じるようにしてください。

(1)警備員がいる銀行やショッピングモールのATMを利用する。また、閑散としている場所、時間帯の利用は避ける。

(2)ATMの周りに複数で待機しているなど、怪しい人物がいないか、ATM利用前に周りを確認する。

(3)暗証番号入力時は、片手で覆いをするなど、慎重に入力する。

(4)ATM利用中に他人から話かけられた場合は、直ちに取引を中止して、その場を離れる。ただし、今般の事例にように、複数人に取り囲まれた場合には、二次被害を防ぐため、抵抗せず指示に従う。

(5)銀行によっては、カードレス現金払出しサービスを提供しているので、このサービスを利用することで、カードすり替え被害対策には効果的。

※また、ATM以外でもクレジットカード等を機械に挿入する場合は同様の被害があり得ますので、同じくご注意ください。

4 お願い

 万一、事件事故等に巻き込まれた場合、また、未遂であったとしても、その概要を在南アフリカ日本国大使館に連絡してください。

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〇在南アフリカ日本国大使館

 HP: http://www.za.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

住所: 259 Baines St, Cnr Frans Oerder St, Groenkloof, Pretoria

 電話: +27 12 452 1500 領事・警備(24時間応答)

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