・6月5日、ジェラシュ遺跡内において、邦人男性が被害者となる強盗事件が発生しました。
・被疑者は二人組で、観光中の被害者の後方から声をかけ、急に腕を掴み、ナイフを使用して金品の要求をしており、被害者が抵抗してもあきらめず、最終的には金品を奪い取って逃走しています。現時点で、犯人が逮捕されたとの情報はありません。
○ 以下のとおり、邦人男性が被害者となる強盗事件が発生しましたところ、お知らせします。
1 発生日時
6月5日(火)正午頃
2 発生場所
ヨルダン北部に所在する「ジェラシュ」遺跡内
※ 発生場所は、遺跡内の小高い丘上ですが、事件発生時は、周囲に観光客がいない状況でした。犯人はそのタイミングを狙っていたと思われます。
参考:事件発生現場周辺地図(gogle map)
https://goo.gl/maps/c3MasqsfFL92
3 状況
被害者が友人と二人で同所を徒歩で進行中、後方からナイフを所持した若い男2人組に声をかけられ、急に腕を掴まれる等して金品を要求されています。
被害者が、犯人ともみ合う内に転倒しながらも現金等の入ったバッグを手放さなかったところ、犯人はナイフで被害者が所持していたカメラのストラップを切り、カメラを奪い取って、その場から逃走しています。
なお、被害者は、犯人ともみ合った際に腕に切り傷を負っています。
○観光地内においては、今回のような強盗事件のみならず、すりや置き引き(テーブルや椅子に置いておいた荷物を盗まれる)事件の被害に遭う可能性もありますので十分に注意してください。
また、物品店や飲食店を経営する地元住民からしつこく物品等の購入や飲食店への立ち寄りを求められ、それを断った結果、石を投げつけられる等の被害に遭う事案も発生しています。
○ 参考
路上における犯罪被害(強盗やひったくり等)に遭わないための防犯対策として、以下のようなものが考えられます。
1 外出の際には、周囲に目を配る等常に警戒心を示す。
2 夜間に行動する場合は、人目の少ない場所の通行を避ける等注意する。
3 荷物は車道側の手に持たないようにする。
4 万が一被害に遭った場合には、抵抗をしない。
○ 参考
1 緊急時の連絡先
911番(警察・消防・救急すべての事案をこの番号で対応しています。)
2 アラビア語で「助けて!」
「サーイドゥニー!」
在ヨルダン日本国大使館
領事・警備班:担当 木下 または 田口
TEL:962−6−5932005
FAX:962−6−5931006
P.O.Box.2835 Amman 11181 Jordan
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