昨今,マナグア,マサヤ市等において,深夜・未明の時間帯に覆面姿の武装した男らによる殺人,誘拐,強盗事件が多発しているほか,道路封鎖箇所における通行料を名目とした金銭の徴収事案など国内の治安悪化を示す事案が多数報告されています。
出勤,帰宅等外出時における交通手段と経路を今一度ご確認頂き,一層の警戒心をもってご自身ご家族の安全確保に万全を期して頂きますようお願い致します。
また,今次暴動において,お知り合いの邦人で被害に遭われた方がいらっしゃいましたら,当館までご連絡頂けますと幸甚です。
最近の主な事例】
1 誘拐・殺人
5月24日(木)午後11時半頃,男性3人がマナグア市ヴィジャ・ヴェネスエラ地区を自動車で通行中,6台のオートバイに追跡されたため,これを振り切ろうとしたところ,勢い余って店舗に衝突した。武装したオートバイの男らは動けなくなった運転手の男性をその場で射殺した後,同乗者の男性をバイクで連れ去り,イヴァン・モンテネグロ市場付近の路上で解放した。
2 誘拐・殺人
5月26日(土),マナグア市クエスタ・デ・プロモで発見された男性の遺体には,両足の骨折,やけど等の拷問の跡が認められた。抗議活動を行う大学生らの証言によると,被害者は農業大学(UAN)に通う学生であり,23日まで国立自治大学(UNAN)で抗議活動を行っていた。
3 強盗
5月31日(木)午前0時頃,マナグア市ビジャ・サンタフェ地区に所在する商業ビルINVERCASA隣のガソリンスタンドにおいて,オートバイ数台に乗った男らがガソリンスタンド併設の雑貨店に侵入し,従業員らを拳銃で脅迫して,売上金,警備員の散弾銃等を奪い逃走した。
4 殺人
6月2日(土)午前3時30分頃,米国人男性がマナグア市ルーベニア地区を自動車で通行中,覆面姿の男らが乗る自動車に追跡されたため,これを振り切ろうとしたところ,コントロールを失い道路上の柵に衝突した。その直後,覆面姿の男らは,米国人男性に近づき,至近距離から発砲し男性を殺害した。
5 強盗
6月4日午前5時頃,マサヤ県ニンディリ市郊外の路上において,女性が道路封鎖のバリケードを徒歩で通過しようとしたところ,覆面姿の武装した8人組が女性に所持品を見せるよう要求したため,女性がかばんの中身を見せたところ,男がかばんの中にあった女性の財布を奪った。
【お問い合わせ先】
在ニカラグア日本国大使館 領事班
Embajada del Japon en Nicaragua, Encargado consular
TEL:(505)2266-8668〜8671 FAX:(505)2266-8566
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緊急時:(505)8853-3130