【緊急】ダリットによる抗議活動に関する注意喚起(その2)

ダリットの集団による抗議行動に対し,内務省が勧告を発出しました。

在留邦人の皆様

たびレジに登録された皆様

1 本9日,内務省は,ダリットの集団による抗議行動としてソーシャルメディア上で10日の実施が呼びかけられているBharat Bandh(ゼネスト)に関し,不測の事態に備えて,必要な予防措置を講じるよう全ての州に勧告を発出しました。

(参考までに2日付で発出した「ダリットによる抗議活動に関する注意喚起」を下記に引用します。)

2 つきましては,本件抗議活動等に巻き込まれることのないよう,最新の治安情報の入手に努め,万一,抗議活動を行っている現場に出くわしてしまった場合には,即刻その場を離れて安全確保に努めると共に,周辺の商店街,ビジネス地区,市場,駅,幹線道路など多数の人が集まる場所においては,周囲の状況に普段以上に一層の注意を払うなどし,身の安全確保に十分注意をしてください。

平成30年4月9日

在インド日本国大使館

電話: (91) -11-4610-4610

(以下2日付注意喚起)

1 報道によりますと、最高裁判所が指定部族(ST)・指定カースト(SC)に対する残虐行為禁止法の一部修正を政府に命じたことに対し、インド国内各地においてダリットの集団による抗議活動が激化してきております。

 世界遺産タージ・マハルで有名なアグラ市においては、ダリットの過激集団が鉄道や高速道路上での通行の妨害を試み、商店や車両への襲撃や放火等を行い、治安当局と衝突しました。

デリー首都地域においても、ダリットの集団が市中心部にあるFICCIビル至近の地下鉄駅前の道路を封鎖し、周辺の交通に大きな影響を及ぼしました。また、これにより、治安当局が市中心部の主要道路を閉鎖したため、市内各地で激しい渋滞が発生しています。

2 つきましては、本件抗議活動等に巻き込まれることのないよう、最新の治安情報の入手に努め、万一、抗議活動を行っている現場に出くわしてしまった場合には、即刻その場を離れて安全確保に努めると共に、周辺の商店街、ビジネス地区、市場、駅、幹線道路など多数の人が集まる場所においては、周囲の状況に普段以上に一層の注意を払うなどし、身の安全確保に十分注意をしてください。

(了)