エルサレムに係る米大統領布告発出に伴う注意喚起(追加情報)

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イスラエル日本国大使館

2017年12月8日

エルサレムに係る米大統領布告発出に伴う注意喚起(追加情報12/8)

(ポイント)

 米国がエルサレムイスラエルの首都と承認し、大使館をエルサレムに移転する方針を表明したことを受け、本8日の金曜礼拝後にも、ヨルダン川西岸等の各都市において抗議活動から発展した衝突が起きています。また、ガザ地区境界付近での衝突では死傷者も発生しています。不測の事態に巻き込まれないよう、引き続き情勢に十分注意し、以下の対応に努めて下さい。

1 イスラエル政府はヨルダン川西岸等の警戒警備の強化として軍を展開し、また、エルサレムの警備強化(特に金曜礼拝後の警戒警備)として治安当局が警備要員を増員配置しています。

2 本8日の金曜礼拝後にも、ヨルダン川西岸等における各都市において抗議活動から発展した衝突事案等(投石、タイヤ炎上等及び、それら行為に対する催涙弾等を使用したイスラエル軍による対応)が引き続き発生しています。

3 ガザ地区境界付近では、抗議側とイスラエル治安部隊との衝突により死者を含む被害が発生し、ロケット弾も数発発射されています。

4 金曜礼拝後の週末にかけての治安情勢については引き続き流動的であり、予断出来ない状況でありますが、既に累次の注意喚起でもお知らせしていますとおり、当地に渡航・滞在される方は、不測の事態に巻き込まれることのないよう具体的に以下の対応に努めてください。

(1) 最新の関連情報を入手して下さい。

(2) 衝突や暴力事案が発生する可能性のあるエルサレム旧市街、東エルサレムヨルダン川西岸地区内各所に設置のイスラエル軍検問所付近等には近寄らない等、十分注意を払って下さい。

(3) テロの標的となりやすい路線バス、シェルート(小型乗合バス)及びライトレール(路面電車)の利用は極力避けて下さい。

(4) 以下の場所に出入り又は接近する際は、十分注意して行動してください。

教会・モスク等宗教関係施設、米国政府関連施設(大使館、総領事館等)、政府関連施設(特に軍、警察、治安関係施設)公共交通機関、観光施設、観光地周辺の道路、記念日・祝祭日等のイベント会場、レストラン、ホテル、ショッピングモール、スーパー・マーケット、ナイトクラブ及び映画館等の不特定多数の人が集まる施設。

(5) 当地ではガザ地区等からのロケット弾等飛来の可能性があることを常に考慮し、ロケット弾飛来を知らせるサイレン等に接した場合には、近隣のシェルター又は堅牢な建物に避難できるよう日頃より心がけて下さい。

(6)海外安全情報に従い、レベル3(渡航中止勧告)に指定されている地域には近寄らないで下さい(外務省海外安全ホームページ参照: http://www.anzen.mofa.go.jp/ )。

(7) 行動にあたっては、「巻き込まれ」の危険性に十分注意を払うとともに、海外安全情報(外務省海外安全ホームページ)の確認、当地報道及び在イスラエル日本国大使館ホームページ等から、最新の治安情報の入手に心がけて下さい。もし、移動中に集会等に遭遇した場合には、速やかにその場から離れて下さい。

5 本件に関して発出されたこれまでの注意喚起URL

http://www.israel.emb-japan.go.jp/html/ConsularUpdate20171206.pdf

http://www.israel.emb-japan.go.jp/html/ConsularUpdate20171207.pdf

http://www.israel.emb-japan.go.jp/html/ConsularUpdate20171207b.pdf

6 問い合わせ先

イスラエル日本国大使館  

Tel: +972-(0)3-6957292

Fax: +972- (0)3-696-0340

Eメール: ryouji@tl.mofa.go.jp

大使館HP: http://www.israel.emb-japan.go.jp/html/indexjp.html

在留届電子登録・変更:https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/

たびレジ登録・変更: https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/