マラウイの危険情報【危険レベル継続】(内容の更新)

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マラウイ在留邦人の皆様へ

       【在マラウイ大使館からのお知らせ】

領事一斉メール

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 全土

「レベル1:十分注意してください。」(継続)

 南部のムランジェ県で, 噂話が引き金で自警団による殺人事件が発生し,10人近くの犠牲

者が発生しています。また,暴徒化した村人が道路を封鎖するなど治安が悪化しておりますので,

周辺地域も含め同県に渡航する予定がある方は,被害に遭わないよう十分に注意してください。

1.概況

(1)2017年9月に南部のムランジェ県で, Human Bloodsuckers(吸血鬼)にまつわる噂

話が引き金で自警団による殺人事件が発生し,周辺県も含め2017年10月現在,10人近く

の犠牲者が発生しています。また,暴徒化した村人が道路を封鎖するなど治安が悪化しており,

この事件に関与した120名以上の村人が逮捕されています。周辺地域も含め緊張は高いため,

同県に渡航する予定がある方は,被害に遭わないよう十分に注意してください。

(2)2012年に首都リロングウェ市内にて露店商人の一斉取締りが行われ,これを不服とし

た露店商人と警察官の間で衝突が起こり暴動に発展しました。この暴動に難は逃れたものの,日

本人旅行客が巻き込まれました。

(3)2011年に在マラウイ英国高等弁務官の国外追放及び欧米諸国との関係悪化,欧米諸国

からの財政支援停止等を経て外貨・燃料不足,市民団体による反政府デモが行われ全国で20人

の死者が発生しました。

(4)警察の対応に不満を持った市民が,警察署を襲撃し,暴行を加えて殺人に発展したケース

もあります。

(5)これまでに,マラウイにおいて日本人・日本権益を直接標的としたテロ事件は確認されて

いませんが,近年,シリア,チュニジア及びバングラデシュにおいて日本人が殺害されたテロ事

件や,英国,フランス,ドイツ,ベルギー,トルコ,インドネシア,フィリピン等,日本人の渡

航者が多い国でもテロ事件が多数発生しています。このように,世界の様々な地域でイスラム

激派組織によるテロがみられるほか,これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウル

フ)型等のテロが発生しており,日本人・日本権益が標的となり,テロを含む様々な事件の被害

に遭うおそれもあります。このような情勢を十分に認識して,誘拐,脅迫,テロ等に遭わないよ

う,また,巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢

等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて適切で十分な

安全対策を講じるよう心がけてください。

2.地域別情勢

全土:レベル1:十分注意してください。(継続)

(1)首都リロングウェ市及びブランタイヤ市

マラウイ国内における犯罪の大半は,窃盗,ひったくり,建造物侵入等の軽犯罪であり件数も

減少傾向にあります。しかしもう一方では,近年,国内の収入格差が広がり,貧困層に加えて近

隣諸国からの不法移民が銃器と共に流入しており,犯罪の手口が凶悪化かつ組織化し,殺人及び

13 歳以下が被害者となる強姦が増加傾向にあります。建造物侵入に関しては,複数の強盗団に

よる侵入事案が主流であり,他には電気会社および警察に変装する,警備員が犯罪者を手引きす

る,集団で住居に侵入する等のケースが報告されています。また,慢性的な電力不足から外灯は

常に消灯しているため,道路に置き石をして停車車両を襲撃する,通行人を襲撃するなど午後8

時以降の夜間帯における犯罪が頻発しています。

つきましては,両市に渡航・滞在される方は夜間の外出を避け,周囲の状況に注意し犯罪に巻

き込まれないように十分注意してください。

(2)ムランジェ県,チョロ県,チラズル県,ンサンジェ県,パロンベ県,マンゴチ県,ゾンバ

県農村部,ブランタイヤ農村部およびその周辺地域

上記1(4)のとおり,自警団による殺人事件が発生しており,治安が非常に悪化しています

ので,被害に遭わないよう十分に注意してください。

(3)上記以外の地域

その他の地域においても,住居侵入強盗,空き巣,窃盗,置き引き,スリ等の犯罪が日常的に

発生していますので,周囲の状況に注意し,犯罪に巻き込まれないように十分注意してください。

3.滞在に当たっての注意

防犯意識が欠けていたり,適切な防犯行動・対策をとらなかったため犯罪被害に遭う日本人が

後を絶ちません。マラウイでは外国人は非常に目立つうえ裕福と思われがちなため,常に犯罪被

害に遭う可能性があることを意識して行動してください。

滞在中は,下記の事項に十分留意して行動し,適切な防犯行動の確実な実行を心掛け,危険を

避けるようにしてください。

また,マラウイ渡航する前には,不測の事態が発生した場合に備えて,さらに状況に応じて

適切な安全対策がとれるよう外務省,在マラウイ日本国大使館,現地関係機関等より最新情報を

入手するよう努めてください。

(1)マラウイにおける日本人の被害例については,「安全対策基礎データ

(/info/pcsafetymeasure_120.html )」も参考にしてください。

(2)路上及びミニバス車内等において,強盗,ひったくり,置き引き,スリ等の被害が後を絶

ちません。なお,マラウイでは刃物,小火器(けん銃)を使用した犯罪が多く,万一,強盗に遭

った場合には,相手を刺激することなく,落ち着いて相手の要求に従ってください。抵抗するこ

とにより,生命に危険が及ぶ可能性が十分に考えられますので注意してください。

(3)自宅門前,駐車場,ラウンド・アバウト(ロータリー)直前及び交差点で信号待ちをして

いる間に車両強盗に遭ったり,開いている窓から車内の貴重品を盗まれる被害が続出しています。

また,不用意にヒッチハイカーに扮した強盗を乗せたために車両強盗の被害に遭った事例もあり

ます。車を運転する際には,ドアのロックを忘れず,貧困層地域への車の乗り入れを極力避け,

車両から離れる際には短時間であっても,ドアロックのほか,ハンドルロックバー等の複数の防

犯対策を講ずることをお勧めします。また,乗り降りの際にも十分周囲に気を配ってください。

知らない者から乗車を求められても,乗せないなど慎重に対応することが重要です。

(4)国内を移動する際は,夜間を避け日中に移動するように心懸けてください。

(5)外出の際には身の周りの安全に十分に注意してください。また,可能な限り夜間の外出は

控えるなど,犯罪に巻き込まれないよう注意してください。

(6)住居への侵入強盗,空き巣は,2016年においてマラウイ在留邦人が被った犯罪の5割

以上にもなります。また,その半数が警備員,使用人を配置していた住居で発生しており,被害

状況からは,警備員,使用人が直接犯行に及んだ,または犯人を手引きしたと推測されるケース

が多くを占めています。警備員,使用人を雇用する場合には,常に警備員,使用人の言動等に注

意し,怪しい場合は躊躇せずに交代させることが大切です。

(7)自宅門前での待ち伏せ事件も発生しているので,特に勤務先又は銀行から帰宅する際は,

尾行されていないか,自宅門前又は周囲で待ち伏せする不審車両等がないか状況をよく確認して

ください。不審車両に尾行されている,または周囲に異常な気配がある等の場合は,一時的に帰

宅を見合わせる等の措置をとってください。

(8)マラウイ湖沿いのリゾート地域では,渡航者全般向けの注意事項に加え,麻薬を用いた犯

罪(麻薬使用時の陶酔状態中に貴重品等を盗まれる)に巻き込まれる事件が発生しています。マ

ラウイでも麻薬の使用は重大な犯罪となりますので,決して手を出さない,勧められても断る等

の十分な注意が必要です。

(9)群衆の集まる場所及びデモ・集会等の場に近付かないようにしてください。万一,暴動等

に巻き込まれた場合には,速やかにその場から離れ,事態が沈静化するまでの間,近くの安全な

場所で待機するとともに,在マラウイ日本国大使館へ連絡してください。

(10)流言飛語に惑わされて動揺することのないよう,在マラウイ日本国大使館に真偽を確認

する等,最新情報の入手に努めてください。

(11)万一犯罪被害・交通事故等に遭った場合は,直ちに警察(997)等へ通報するととも

に不用意に車両から出ないように注意し,在マラウイ日本国大使館に連絡してください。

(12)海外渡航の際には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えて

おくようにしてください。3か月以上滞在する方は,在マラウイ日本大使館が緊急時の連絡先を

確認できるよう,必ず在留届を提出してください。

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet

3か月未満の旅行や出張などの際には,渡航先の最新安全情報や,緊急時の大使館からの連絡

を受け取ることができるよう,外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/

4.隣国のタンザニアモザンビーク及びザンビアの危険情報にも留意してください。

(問い合わせ窓口)

○外務省領事サービスセンター

住所:東京都千代田区霞が関2−2−1

電話:(代表)03−3580−3311(内線)2902,2903

(外務省内関係課室連絡先)

○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)2306

○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047

海外安全ホームページ

http://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC 版)

http://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.htmlスマートフォン版)

http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (モバイル版)

(現地大使館連絡先)

○在マラウイ日本国大使館

住所:Plot No. 14/191 Petroda Glass House

P.O.Box 30780 Lilongwe 3, Malawi

電話:(市外局番01)773−529

国外からは(国番号265)1−773−529

FAX:(市外局番01)773−528

国外からは(国番号265)1−773−528

ホームページ:http://www.mw.emb-japan.go.jp/japanesesite/index.html

※在留届けを元に送信しております。

既に日本へ帰国されております場合には、

登録を解除致しますので、その旨のご連絡をお願い申し上げます。

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マラウイ日本国大使館 (Embassy of Japan in Malawi)

Plot No.14/191 Petroda Glass House

P.O.Box30780 Lilongwe3, Malawi

TEL:+265-1-773-529

FAX:+265-1-773-528

E-mail:embmalawi@lw.mofa.go.jp

Website: http://www.mw.emb-japan.go.jp/index.html

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