インドにおける大気汚染に関する注意喚起

【ポイント】

インドでは,例年10月頃から1月下旬まで,大気汚染が顕著となります。外出時にはマスクを着用するなどの対策をしてください。

外務省では,10月13日付にて広域情報「インドにおける大気汚染に関する注意喚起」を発出しましたので,お知らせします。

http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo_2017C217.html

本メールは,在留届を提出されている方に配信しています。

2017年10月13日

在インド日本国大使館

電話:(91)−11−4610−4610

メール:jpemb-cons@nd.mofa.go.jp

(以下,広域情報本文)

1.インドにおける大気汚染について

 インドでは,例年,雨期が終わり気温の低下する10月頃から1月下旬頃まで,大気汚染が顕著となる傾向にあります。特に,毎年10月下旬から11月上旬に行われるヒンドゥー教の祝祭であるディワリ(Diwali)(2017年は10月19日の予定)前後に市内のいたる所で使用される大量の花火によって,大気汚染が助長されることが懸念されています。

 2016年に世界保健機関(WHO)が世界103か国の約3,000都市におけるPM2.5(微小粒子物質。肺の奥深くまで入りやすく,呼吸器系,循環器系への影響が心配される。)の年平均値を公表※したところ,デリーの数値は122μg/m3と世界で最も悪いレベルにあり(北京の数値は85μg/m3),WHOの基準(年間平均値10μg/m3以下)およびインド政府の基準(40μg/m3以下)を大きく超えていました。

 また,2016年のディワリ後の11月6日には,在インド米国大使館が公表している大気の状況指数(Air Quality Index)は計測不能となり,最高値の999を記録した他,連日危険(Hazadous)レベルに達していましたが,本年も同様の事態が発生する恐れがあります。

(※出典:WHO 都市外気質汚染データベース2016)

http://www.who.int/phe/health_topics/outdoorair/databases/cities/en/

2.一般的な対策

 大気汚染対策として,汚染の激しい時には,一般的に以下の方法が考えられます。

(1)不要不急の外出を控える。

(2)外出時にマスクを着用する。

  (「N95」という規格を満たしたマスクは,PM2.5を95%以上遮断する)

(3)屋内では空気清浄機等を使用する。

(4)うがいを励行する。

(5)水分を多くとる。

3.デリーの大気質関連情報サイト

(1)インド地球科学省熱帯気象研究所 大気質気象予測研究システム(SAFAR)

 デリー市内及び周辺(ノイダおよびグルガオン)の計10か所の観測点における,各種大気汚染物質(PM10,PM2.5等)の当日の測定値および,翌日,3日後の予測値が表示されます。

 http://safar.tropmet.res.in/

(2)デリー準州政府汚染制御委員会によるリアルタイム大気質データ

デリー市内6か所の観測点における,各種大気汚染物質(PM10,PM2.5等)の測定値が表示されます。

 http://www.dpccairdata.com/dpccairdata/display/index.php

(3)在インド米国大使館及び各総領事館のリアルタイム大気質データ

インド国内5都市(デリー,ムンバイ,ハイデラバード,チェンナイ,コルカタ)の米国在外公館におけるPM2.5の観測結果が,アメリカ式の大気質指数(AQI)で表示されます。

http://clonewdelhi.com/custom/AQI/missionindiaaqi.php#

(以下のサイトで,アメリカ式AQIからPM2.5等濃度への変換が可能)

http://airnow.gov/index.cfm?action=resources.aqi_conc_calc

(参考情報)

○在インド日本国大使館ホームページ「大気汚染関連情報」

 http://www.in.emb-japan.go.jp/Japanese/pollution_info.html

環境省ホームページ

微小粒子状物質(PM2.5)に関する情報

 http://www.env.go.jp/air/osen/pm/info.html

微小粒子状物質PM2.5)に関するよくある質問(Q & A)

 http://www.env.go.jp/air/osen/pm/info/attach/faq.pdf

4.海外渡航の際には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。

3か月以上滞在する方は、大使館又は総領事館が緊急時の連絡先を確認できるよう,必ず在留届を提出してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet

3か月未満の旅行や出張などの際には、渡航先の最新安全情報や、緊急時の大使館又は総領事館からの連絡を受け取ることができるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/

(問い合わせ窓口)

○外務省領事サービスセンター

  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1

  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

(外務省関連課室連絡先)

○外務省領事局政策課(海外医療情報)

  電話:(代表)03-3580-3311(内線)5367

○外務省 海外安全ホームページhttp://www.anzen.mofa.go.jp/

        (携帯版)  http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp

(現地在外公館連絡先)

○在インド日本国大使館

住所:50-G, Chanakyapuri, New Delhi, India

電話:(市外局番011)2687-6564, 6581〜3/4610-4610

国外からは(国番号91)-11-2687-6581〜3/4610-4610

   ファックス:(市外局番011)2688-5587

国外からは(国番号91)-11-2688-5587

ホームページ http://www.in.emb-japan.go.jp/index-j.html

○在コルカタ日本国総領事館

住所:55, M.N. Sen Lane, Tollygunge, Kolkata, West Bengal

電話:(市外局番033)2421-1970

国外からは(国番号91)33-2421-1970

   ファックス:(市外局番033)2421-1971

国外からは(国番号91)-33-2421-1971

ホームページ http://www.kolkata.in.emb-japan.go.jp/j/

○在チェンナイ日本国総領事館

住所:No.12/1, Cenetoph Road, 1st Street, Teynampet, Chennai, Tamil Nadu

電話:(市外局番044)2432-3860〜3

国外からは(国番号91)-44-2432-3860〜3

ファックス:(市外局番044)2432-3859

国外からは(国番号91)-44-2432-3859

ホームページ http://www.chennai.in.emb-japan.go.jp/j/

○在ベンガルール総領事館

住所:1st Floor,Prestige Nebula No.8-14,Cubbon Road, Bengaluru, Karnataka

電話:市外局番(080)4064-9999

国外からは(国番号91)-80-4064-9999

ファックス:(市外局番080)4166-0114

国外からは(国番号91)-80-4166-0114

ホームページ http://www.bengaluru.in.emb-japan.go.jp

○在ムンバイ日本国総領事館

住所:No.1, M.L. Dahanukar Marg, Cumballa Hill, Mumbai, Maharashtra

電話:(市外局番022)2351-7101〜6

国外からは(国番号91)22-2351-7101〜6

ファックス:(市外局番022)2351-7120

国外からは(国番号91)22-2351-7120

ホームページ http://www.mumbai.in.emb-japan.go.jp/jp/