ペストの診断ができる病院(アンタナナリボ)

●現在アンタナナリボ市内の病院で迅速診断テストを備えているのは、2つの病院のみのようです。

●病院には、ペスト患者やペストの検査を受けに来ているペスト菌保持者がいる可能性があるため、ペストの検査のために病院を訪れる際には、感染に十分注意する必要があります。

在留邦人の皆様及び旅行者の皆様へ

ペストの診断には、まず迅速診断テスト(test de diagnostic rapide:TDR)を使用して判定しますが、現在アンタナナリボ市内の病院で同キットを備えているのは、以下の2つの病院のみのようです。

 ただし、病院には、ペスト患者やペストの検査を受けに来ているペスト菌保持者がいる可能性があるため、ペストの検査のために病院を訪れる際には、感染に十分注意する必要があります。

CHAPA(Centre Hopitalier Anti-pesteux d’Ambohimiandra)

Adresse : Ambohimiandra Antananarivo

Docteur Fara, Médecin Chef

Tel : 033-01-903-63/034-29-453-41

Befelatanana病院(Hôpital Befelatanana)

Adresse : Befelatanana Antananarivo

Professeur Mamy RANDRIA

Directeur de l’Hôpital

Chef de service des maladies infectueuses

Tel : 034-14-200-30

Major de service

Tel : 034-14-201-71

 なお、検査の結果ペスト患者と診断された場合には、CHAPAでのみ治療が行われると法により定められています。

 (参考)肺ペストの感染について

 肺ペスト患者の咳に伴う飛沫内にはペスト菌が含まれており、その飛沫を吸入することでペスト感染が周囲のヒトに拡がることがあります。ペスト菌のヒトからヒトへの感染が起こるには、患者との濃厚接触が必須です。濃厚接触とは、血痰などを喀出するペスト患者の半径2メートル以内に近づくことを指します。 

 肺ペスト患者に濃厚接触した時点から、ペストを発症する期間(潜伏期間という)は典型的には2~4日(1~6日までの範囲で可能性があります)です。したがって、患者に濃厚接触後7日を超えて、何も症状がない場合はペストに感染している可能性は極めて低いと考えられます。

 ペストの症状を呈した場合やペスト患者に接触した場合、アンタナナリボ市内であれば、上記の2つの病院で診断を受けてください。

 (参考)ペストの症状

・腺ペスト(最も多いタイプ):

感染経路:ペスト菌保有したノミの吸血により感染。

主な症状:1つの圧痛を伴う腫大リンパ節(通常、そけい部、腋窩部、頸部)であり、他の症状として、発熱、悪寒、頭痛、著明な倦怠感がある。

その他:通常、ノミに吸血されて1-6日後に発症し、早期に治療を受けなかった場合は、肺ペストに進展することがある。

・肺ペスト:

感染経路:肺ペスト患者が喀出する、ペスト菌を含む飛沫の吸入により感染、或いは腺ペストが進行し肺ペストとなる場合もある。ペスト菌の肺への感染。

症状:高熱、悪寒、咳、呼吸困難、血痰である。

その他:このタイプは,迅速に治療を開始しないと多くの場合で致死的である。

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