ラマダン月のテロについての注意喚起(更新)

・6月12日(月),イスラム過激派組織ISILは,ラマダン期間中のテロを呼びかける声明を発出しました。当地においても,ISILとの関係は不明ですが,6月8日付で自爆テロ企図者が拘束された旨報道されています。

・5月27日(土)頃から6月27日(火)頃は,イスラム教のラマダン月及びラマダン明けの祭り(イード)に当たります。

・最新情報の入手に努め,テロの標的となりやすい場所を訪れる際には,安全確保に十分注意を払って下さい。情報収集には「たびレジ」を活用して下さい。

1 6月12日(月),イスラム過激派組織ISIL (イラク・レバントのイスラム国)は,ラマダン期間中のテロを呼びかける声明を発出しました。ISILは,2015年及び2016年にも同様の声明を発出しており,過去2年,ラマダン月に多数のテロ事件が発生しています。

2 当地においても,6月8日付で自爆テロ企図者(国際テロ組織の一員,ただしISILとの関係は不明)が拘束され,容疑者の自宅から手製爆破装置,手榴弾,弾薬等が押収された旨報道されています。

≪下記リンク参照≫

http://svodka.akipress.org/news:1386447?from=svodka&place=newstopic

3 5月27日(土)頃から6月27日(火)頃は,イスラム教のラマダン月及びラマダン明けの祭り(イード)に当たります。テロ等の不測の事態に巻き込まれることのないよう,以下の対策をお願い致します。

(1)イスラム教徒が集団礼拝を行う金曜日に注意する。モスク等宗教施設や群衆を狙ったテロや襲撃が行われることがあります。

(2)テロの標的になりやすい場所に注意する。特に,観光施設,観光地周辺の道路,記念日・祝祭日等のイベント会場,レストラン,ホテル,ショッピングモール,スーパーマーケット,ナイトクラブ,映画館等人が多く集まる施設,教会・モスク等宗教関係施設,公共交通機関,政府関連施設(軍,警察,治安関係施設)等。

(3)これらの施設を訪れる際は,できる限り滞在時間を短くすると共に,不審な人物や状況を察知したら速やかにその場を離れる。

4 万が一,テロに遭遇した場合は,以下の点に注意して下さい。

(1)爆発,銃撃の音を聞いたらその場に伏せるなど直ちに低い姿勢をとる。

(2)周囲を確認し,可能であれば,銃撃音等から離れるよう,速やかに,低い姿勢を保ちつつ安全なところに退避する。

(3)逃げられないときは,頑丈なものの陰に隠れる。

※外務省が発出している「ゴルゴ13の中堅・中小企業向け海外安全対策マニュアル」第12話「伏せる,逃げる,隠れる」を参照して下さい。

≪下記リンク参照≫

http://www.anzen.mofa.go.jp/anzen_info/pdf/episode12.pdf

5 在留邦人の皆様におかれましては,誘拐,脅迫,テロ等の不測の事態に巻き込まれることのないよう,外務省及び当館が発出する渡航情報等及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて適切な安全対策が講じられるよう心掛けて下さい。

 なお,海外安全情報(広域情報)ホームページアドレス及び内容については下記のとおりです。

http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2017C133.html

【問い合わせ先】

キルギス日本国大使館

所在地:ビシュケク市ラザコヴァ通り16番地

16, Razzakov Str., Bishkek, 720040, Kyrgyz Republic

電話番号:(0312)300050 / 300051  FAX:300052

※「たびレジ」簡易登録をされた方でメールの配信を停止したい方は,以下のURLから停止手続きをお願い致します。

 https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/delete