泥棒に注意

【在スロベニア日本国大使館からのお知らせ】(6月5日)

 スロベニアは、治安が良いと言われていますが、窃盗事件の発生率は日本より多く、スリ、訪問盗、ひったくり、路上強盗などの犯罪が発生しています。邦人の方も被害に遭っていますので、予防の観点からご紹介します。

1 スリ

 リュブリャナ中心部の三本橋やマーケット周辺でのスリは、以前から発生しているところですが、最近では、ブレッド城でも、スリの被害が報告されています。ウエストポーチのチャックを開けるスリもいます。

 対策としては、人混みの中ではカバンを体の前で持つ、グループで一緒にいるときも安心し過ぎない、周囲に気を配るなどが考えられます。

2 訪問盗

 リュブリャナ周辺で訪問盗(民家等を訪問し、家人の隙をついて金品を盗む手口)が発生しています。以下、警察が防犯のために配布しているチラシの概要を紹介します。

【大胆な泥棒グループの手口とは?】

●被害者の多くは孤立した場所に暮らす老人で、午前中に最も被害が多い。

●犯行はグループで行われる。

●泥棒の一人が、様々な振りをしてあなたの気をそらせる。

  ・道を尋ねる。

  ・あなたが一人か尋ねる。

  ・市職員、電話会社職員、電気会社職員を名乗って、あなたの家の周りにケーブルを引く、溝を掘るなどと言う。

  ・古くなった金属を収集していると言う。

  ・水をお願いしてくる。

そして、家から離れた方へ誘導しようとする。

●その間に、別の泥棒が家の中に侵入し現金や貴重品を盗む。

【被害を受けないようにするにはどう行動すべきか?】

●住まいの周辺で不審な車両や人物に注意し、見かけた場合は、警察113番に通報する。

●玄関や窓を施錠し、家に大金を置いておかない。

●知らない人を家に入れない。

●尋ねられた場合、安全な距離から話す(窓やバルコニーから)。

●不審者と話す際は、一人で家にいるのではないと伝える。

●近所の人に不審者がいたことを警告する。

●不在時に、家の電気をつけたままにし、近所の人にも自分の家に注意を払ってもらいたいことを伝える。

3 ひったくり・路上強盗

 リュブリャナ及びその周辺でひったくり又は路上強盗が発生していると報じられています。5月下旬に報じられた概要を紹介します。

 最近、リュブリャナ警察に、強盗及び泥棒に関する多数の通報が寄せられている。警察によると、午後10時ころ、リュブリャナのコメンスケガ通り(ドラゴン橋付近)での路上強盗について通報があった。犯人は、28歳の被害者(男性)に近づき、携帯電話を渡すよう要求。被害者が渡さなかったところ、犯人は携帯電話を奪って逃走した。

 2件目は、午後8時ころ、ヴィッチ地区(リュブリャナ南西部)で発生し、犯人は被害者(男性)から財布を奪って逃走。3件目は、ドムジャレ(リュブリャナ北東)で発生し、2人組の犯人が被害者(女性)から財布を奪って逃走。その際、被害者は転倒して負傷した。この2人組の犯人は、その後付近を捜索していた警察に逮捕された。

○在スロベニア日本国大使館 領事班

住所: Trg republike 3/XI, 1000 Ljubljana

電話: 01-200-8281又は8282

FAX:  01-251-1822

大使館代表メールアドレス: info@s2.mofa.go.jp

大使館ホームページ: http://www.si.emb-japan.go.jp

※領事窓口(除く土日祝日): 09:00-12:30, 13:30-16:30