在ケニア大使館からの注意喚起(ナイロビの治安悪化)
〜ナイロビでけん銃使用の凶悪犯罪が増加〜
ケニアにお住まいの皆様及び旅行者の皆様へ
1 概要
ナイロビでは、2月中旬以降、けん銃使用の殺人、強盗及び誘拐事件が多発しています。2月中旬から現在までの間、ナイロビにおいて、警察官に射殺された凶悪犯人は30名を超えており、通常時の10倍の件数となっています。
2.ケニア治安当局コメント
治安当局は「最近のけん銃を使用しての凶悪犯罪が急増している背景は、8月の国政選挙に向けた治安悪化と新たな犯罪グループの出現である。警察官は、けん銃使用の凶悪犯人に対して、逮捕に先行し射殺している。凶悪犯罪の発生は、昼夜を問わずイスリー地区などナイロビ東部に集中している。警察と凶悪犯人の銃撃戦に巻き込まれないよう注意が必要である。日本人が多く住むラビントン地区やキリマニ地区では、空き巣や忍び込み被害が増加している。」とコメントしています。
3.警備対策官からのコメント
8月の国政選挙に向けて、ナイロビでけん銃使用の凶悪事件が発生するなど治安が悪化しています。また、在留邦人が居住する地域でも、空き巣や忍び込み事件が多発しています。在留邦人の皆様には、下記の点に十分配意して頂き、犯罪被害の予防に努めて下さい。
● ナイロビ東部のスラムには、必要のない限り行かない。必要があって訪れる場合は、警察官による警護を付けるなどのセキュリティを施して下さい。
● 絶対に、夜道を歩かない。また、単独徒歩での行動を避けて下さい。
● 最新情報の入手に努めて下さい。
● 自宅の戸締まりや施錠を確実に行って下さい。
● 寝室に至る複数の室内ドアの施錠も確実に行って下さい。
● 現金等の貴重品は寝室に保管し、外出する際の持ち物は必要最小限で。
● 泥棒や強盗とはち合わせしても、決して逆らったり戦ったりしないで下さい。物より命が大切です。
● 住宅のセキュリティを見直し、改善して下さい。 (セキュリティの弱いと思われる場所へのセンサーライトの取り付けやアイアングリルドアの設置等)
平成29年3月6日
在ケニア日本国大使館
領事・警備班