在イスラエル大使館からの注意喚起(安全対策等)

 当地治安情勢は、一般犯罪に加え、昨今の政治情勢を背景に特にヨルダン川西岸地区(以降「西岸地区」)においては、引き続きテロ・暴力事案が散発しており、イスラエル国内においても引き続き予断を許さない状況にありますので、海外安全情報(外務省海外安全ホームページ)を確認するとともに、報道や当館より最新の治安情報を入手する等し、十分注意を払って下さい。

たびレジ登録者の皆様へ

イスラエル日本国大使館

1 最近の当地治安情勢

  一昨年10月以降増加したテロ・暴力事案の発生件数は、昨今減少傾向にありますが、引き続き、パレスチナ人によるユダヤ人(治安要員を含む)を狙った事案が散発しています。このため、いわゆる「巻き込まれ」の危険性を含め、予断を許さない状況が依然として続いています。

2 注意事項

  海外安全情報(外務省海外安全ホームページ参照:海外安全ホームページ: 危険・スポット・広域情報)に従い、レベル3(渡航中止勧告)に指定されている地域には近寄らないで下さい。

  また、その他の地域を訪れる場合にも、当地の報道や在イスラエル日本国大使館のホームページ等で最新の情報を入手しながら行動して下さい。なお、テロの標的となりやすい路線バス、シェルート(小型乗り合いバス)の利用は極力避けて下さい。

  また、投石やテロ事案が発生する可能性があるエルサレム旧市街の「神殿の丘」やダマスカス門付近等では十分注意を払って下さい。

3 最近発生した主な治安事案

(1) 3月1日(水)深夜、ガザ地区からロケット弾が発射され、ホフ・アシュケロン行政区(ガザ地区に隣接する行政区)内の開豁地に着弾しました。負傷者等の被害はありませんでした。

(2) 2月27日(月)未明、ガザ地区よりロケット弾が発射され、シャアル・ハネゲブ行政区(ガザ地区に隣接するイスラエル南部の行政区)内の開豁地に着弾しました。このロケット弾発射による負傷者等の被害はありませんでした。これを受けて、イスラエル国防軍によるガザ地区内(ラファハ、ハーンユニス、ベイト・ラフィア、ガザ中央部)への報復空爆が実際されました。

(3) 2月20日(月)午前、シナイ半島よりロケット弾が2発発射され、エシュコール行政区(ガザ地区とエジプト国境に隣接する行政区)内の開豁地に着弾しました。このロケット弾発射による負傷者等の被害はありませんでした。

(4) 2月16日(木)、ヒズボラの指導者ハッサン・ナスラッラー師は「イスラエルのハイファにあるアンモニア工場及び南部の核施設を攻撃する」旨発言しました。

(5) 2月9日(木)夕刻、ペタハ・ティクバ市(テルアビブ市北東約7km)のマーケットにおいて、パレスチナ人男性がナイフ及び銃で周囲の市民を襲う事案が発生しました。これにより、7名が負傷、犯人はその場で逮捕されました。

(6) 2月8日(水)夜、シナイ半島よりロケット弾がイスラエル南部のエイラット市に向けて発射され、同地域の空襲サイレンが吹鳴しました。6発のロケット弾のうち、3発は迎撃され、1発は開豁地に着弾しました。この数時間前には、ゴラン高原イスラエル実効支配地域)にシリア側より、戦車砲が打ち込まれました。これに対し、イスラエル国防軍による報復空爆が実施されました。

(7) 2月8日(水)、パレスチナ過激派組織「ハマス」の軍事部門「カッサム旅団」が、イスラエルの主要都市で爆弾攻撃を実行する旨の動画を配信しました。

(8) 1月以降、イスラエル治安当局等は、西岸地区において、イスラエル市民等に対するテロを計画していた多数の容疑者を逮捕し、武器等を押収しています。

(9) 1月8日(日)午後、エルサレム市(旧市街の南約2km)において、イスラエル国防軍兵士の集団に対し、パレスチナ人が運転する大型トラックが突っ込み、4人が死亡、17人が負傷する事案が発生、犯人は兵士によりその場で射殺されました。

(10) 1月3日(火)午前、ハイファ市(テルアビブ北約100km)にて2件の銃撃事案が発生しました。1件目の被害者(イスラエル人男性、裁判官)は重傷を負い、病院に搬送、2件目の被害者(イスラエル人男性)は死亡しました。容疑者は後日逮捕されています。

4 連絡先

  在イスラエル日本国大使館  

電話:(03)695−7292

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以上