No.6
平成29年2月28日
サウジアラビアにお住まいの皆様及び旅行者の皆様へ
在サウジアラビア日本国大使館
2月28日,我が国外務省は以下のとおり海外安全情報(スポット情報)を発出しましたのでお知らせします。
(件名)
イエメンの反政府支配地域からのミサイル攻撃に伴う注意喚起
(内容)
【ポイント】
●イエメンでは,各地でイエメン政府と反政府武装勢力との間で激しい戦闘が続いています。イエメン政府軍を支持するサウジアラビアに対してもイエメンの反政府武装勢力によるミサイル攻撃が行われています。
●イエメン国境に近いジャーザーン州,特にジャーザーン・エコノミック・シティやシュケイクへの渡航に当たっては,関連情報の収集に努め,その必要性を慎重に判断してください。
☆詳細については,下記の内容をよくお読み下さい。
(内容)
1 イエメン国内では,2014年9月以降,反政府武装勢力のホーシー派が首都サヌアを占拠し,特にサウジアラビアがイエメン政府の要請を受けて軍事介入を開始した2015年3月以降,空爆も交えた激しい戦闘が各地で続いています。これに伴い,サウジアラビアの一部地域及び紅海,バブ・エル・マンデブ海峡といったイエメン周辺海域でイエメン国内からのミサイル攻撃が発生しています。
2 サウジアラビア国内では,危険情報「レベル1:十分注意してください」の地域であっても,主に軍事基地及び関連インフラ設備を狙った弾道ミサイルがイエメン国内から飛来しています。その多くは,サウジアラビア軍の防空システムによって迎撃・破壊されていますが,引き続きサウジアラビア国内に向けた弾道ミサイル攻撃が継続し,被害が生じる可能性は排除できません。イエメン国境に近いジャーザーン州,特にジャーザーン・エコノミック・シティやシュケイクへの渡航に当たっては,関連情報の収集に努め,その必要性を慎重に判断してください。
3 昨年10月以降に発生した旨報道されているイエメンの反政府支配地域からサウジアラビア国内への主な攻撃事案は以下のとおりです。
●2016年10月9日,マッカ州ターイフの空軍基地に向け,ホーシー派がミサイル攻撃を行う事案が発生。基地近郊に着弾するも,物的被害なし。
●2016年10月27日,ホーシー派がミサイルを発射したが,サウジアラビア防空システムがマッカ西部で迎撃。
●2017年2月19日,ホーシー派がアシール州ハミース・ムシャイトの空軍基地及びジャーザーン州シュケイクの発電所に向けてミサイルを発射したが,サウジアラビア軍の防空システムがいずれも迎撃。
4 なお,各国については,別途危険情報が発出されていますので,併せて留意してください。
(1) サウジアラビア:http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo_2016T125.html#ad-image-0
(2) イエメン:http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo_2016T066.html#ad-image-0
(問い合わせ先)
○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903
(外務省関連課室連絡先)
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)5139
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐に関する問い合わせ)
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)3047
○外務省海外安全ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版)
http://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.html (スマートフォン版)
http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (モバイル版)
(以上)