ギニアにおける麻しん(はしか)の流行

ギニアにお住まいの皆様及び旅行者の皆様へ

在ギニア日本国大使館

1 2月8日,ギニア保健省は同国における麻しんの流行を宣言しました。

 2月8日現在,2017年1月以降のギニアにおける麻しんの患者数は,感染の疑いが248名,うち93例が確定例とされています。

 同国内感染者(疑い含む)が発生しているのは,次の6県及びコナクリ市の4区です。

  ・ンゼレコレ県

  ・ゲゲドゥ県  

  ・コヤ県

  ・ドゥブレカ県

  ・フリア県

  ・キンディア県

  ・コナクリ市:ラトマ区,マトト区,マタム区,カルム区

ギニア国内の特に上記の流行地に滞在,または渡航を予定されている方は,以下の点に留意して,自らの感染予防対策・健康対策を十分にとってください。

2.麻しんについて

(1)感染源

 麻しんは伝染性の強い急性発疹性のウイルス感染症で、感染者の気道分泌物(鼻、咽頭、口腔からの飛沫、飛沫核)による空気感染、飛沫感染などにより感染します。

(2)症状

 潜伏期間は10〜12日で、主な症状は38℃前後の発熱、咳、鼻汁、結膜充血、目脂、発疹などです。また、合併症として肺炎、脳炎などを来すこともあります。特別な治療法はなく対症療法が中心となります。一度、典型的な麻しんを発症した人は、通常、終生免疫が獲得されます。

(3)予防方法

 麻しんは感染力が非常に強いため、最も有効な対策は、事前の予防になります。国内の排除状態を維持するためにも、定期の予防接種により対象者の95%以上が2回の接種を完了することが重要となります。また、麻しんの流行している地域に渡航する際にも、流行のみられる海外から麻しんを持ち込まないために、事前の予防対策が重要となります。このため、これまで予防接種を受けていない方や、1回しか接種を受けていない方には、麻しん風しん混合ワクチンの接種が勧められます。

なお、定期の予防接種は、生後12月から生後24月に至るまでの間にある小児(1期接種)及び小学校就学の始期に達する日の1年前の日から当該始期に達する日の前日までの間にある5歳以上7歳未満の小児(2期接種)に対して実施しています。

厚生労働省作成の「麻しん(はしか)に関するQ&A」及び国立感染症研究所ホームページ(特に最新の感染者数)もご参照ください。

○参考情報:

 国立感染症研究所

  http://idsc.nih.go.jp/disease/measles/index.html

 厚生労働省「麻しん(はしか)に関するQ&A」

  http://www.mhlw.go.jp/kenkou/hashika/index.html

(問い合わせ先)

○外務省領事局政策課(海外医療情報)

  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1

  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2850

  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1

○外務省領事サービスセンター(海外安全担当)

  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1

  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902

○外務省 海外安全ホームページ

  http://www.anzen.mofa.go.jp/

  (携帯版) http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp

(現地大使館連絡先)

 ○在ギニア日本国大使館

  住所:Ambassade du Japon en Guinee, Landreah Port, Corniche Nord,

     Commune de Dixinn, Conakry, Republique de Guinee.

     郵便物宛先:B.P.895, Conakry, Republique de Guinee.

  電話:628-6838-38~41

  国外からは(国番号224)628-6838-38~41

  FAX:(衛星電話コード870)782-500-815(インマルサット

  ホームページ:http://www.gn.emb-japan.go.jp/j/