チェコ国内における在留邦人の新型コロナウイルス・ワクチン接種(チェコ政府の検討状況)

チェコ国内における在留邦人の新型コロナウイルス・ワクチン接種(チェコ政府の検討状況)

1 5月10日に当館がチェコ政府から入手した情報によれば、チェコ政府は5月末をめどに、公的健康保険制度に加入していない外国人が、新型コロナウイルス・ワクチンの接種予約を開始できるよう、予約システムの準備を進めています。具体的な予約登録開始は、予約システムが完成後に公表するとしています。

2 その他得られた情報は以下のとおりです。

(1)接種対象は、滞在許可を有する全在留外国人(旅行者は対象外)で、長期滞在資格を証明することは求められますが、チェコの旅行保険(一部の査証申請に際して加入が求められるもの)等への加入は求めない方向で検討がなされています。

(2)接種時期は、年齢が高い方から低い方へ段階的に接種することとなり、接種予約後に一定の期間の範囲内で希望を選択する方式で検討が進められています。

(3)接種場所は、プラハ市だけでなく、国内複数箇所の病院やワクチン接種センターを指定するよう準備中とのことです。

(4)ワクチンの種類は、チェコ人と同様に選択できないとのことです。

(5)接種費用は、接種する方が自己負担し、「ワクチンの実費」、「接種にかかる手数料」からなる金額を支払う方向で検討が進められています。

 上記はあくまで検討中の情報であり、在留外国人に対するワクチン接種の最終的な方針は、変更となる可能性があります。更なる情報が得られましたら、改めてお知らせいたします。

 なお、日本政府としては、ワクチン接種を推奨するものではなく、あくまで個人の判断にお任せする立場です。また、チェコでは日本において薬事承認されていないワクチンが接種されていることもご承知おきください(5月10日時点で日本で薬事承認されているのはファイザー社製ワクチンのみです。)。

 また、在留先におけるワクチン接種に懸念等を有する海外在留邦人が、一時帰国を含む帰国時に接種を受けられる体制の構築については、日本の関係省庁において検討を行っているところであり、具体的な対応が固まり次第お知らせいたします。

(問い合わせ先)

チェコ日本国大使館

電話:+420 257 533 546(休館日を除く月〜金の08:30〜17:15)

メール:ryoji@ph.mofa.go.jp