新型コロナウイルス対策(協調委員会:首相府コミュニケ)

ベルギーにお住まいの皆様、及びたびレジ登録者の皆様へ

本日9時より協調委員会が行われ、首相府サイトにおいてコミュニケが発表されましたので、仮訳文を以下のとおりご案内いたします。

(参照アドレス:首相府ホームページ)

https://centredecrise.be/fr/news/gestion-de-crise/le-comite-de-concertation-se-prononce-sur-la-fin-de-la-pause-pascale

【仮訳】

協調委員会は、イースター休暇時の(当館注:措置緩和の)休止(pause pascale)終了に関する発表を行う。

本日、連邦政府及び連邦構成体政府は、協調委員会において、コロナウィルスの状況を議論した。教育は、イースター休暇後に再開する。4月26日以降、店舗及び非医療の接触を伴う職業についてのイースター休暇時の(当館注:措置緩和)休止は終了する。5月8日、65歳以上の者7割がワクチンを接種し保護され、病院の状況が改善されれば、「屋外」計画が作動する。とりわけ、テラスの開放が予定される。

協調委員会は、医療治療、特に集中治療部局にかかる負担が比較的高いことを確認する。コロナ感染のために入院している患者全体の3分の1以上が集中治療室にいる。一年前、または、昨年秋と比べより高まった部分である。新変異株の進行のため、パンデミックはその様相を変化させた。変異株は、より感染しやすいだけではなく、より攻撃的でもある。しかしながら、協調委員会は、一部の重要な数値について前向きな変化を観察している。

・コロナ新感染者の日平均値が減少している。

・入院者数が減少し始めている。

・再生産値(Rt値)が1を下回っている。

他方、協調委員会は、ワクチン接種キャンペーンの加速についても付言する。4月19日には、65歳以上のグループの60%が1回目の接種を受けることになるはずであり、4月26日、この割合が70%を超え、4月末には、80%をも上回る。さらに、5月末には17−65歳で合併症に苦しむ18−65歳のカテゴリーの者の80%が1回目の接種をうけることになるはずである。科学関係者によれば、第一回目の接種後、2,3週間で高い免疫率に達するとしている。

これら要素全体に基づき、協調委員会は、以下の決定を行った。

1 学校の再開

イースター休暇が終わる4月19日には、イースター休暇時の(措置緩和)停止前に実施されていた制度の下で授業が再開される。具体的には以下のとおりである。

・幼稚園、初等教育、特別中等教育中等教育及び代替教育の第一学年代替教育:出席100%

中等教育(enseignemnent secondaire)の第2、第3学年:出席50%

・高等教育:キャンパスでの物理的な出席は、週一日。

試験は、出席形式で行われる。

感染率が良い形で変化し、全教育担当大臣による評価が協調委員会に提出されたのち、中等教育における100%出席は5月3日から再開する。

2 必要不可欠ではない渡航:検査及び検疫隔離の厳格な制度

EU内の必要不可欠ではない渡航禁止は、4月19日に終了する。EU域外の渡航に関しては、EUの体制が引き続き適用される。すべての必要不可欠ではない渡航につき、渡航に否定的な意見が引き続き適用される。

帰国時、渡航者は、検査及び検疫検査義務の厳格な制度に従わなければならない。渡航者位置特定フォーム(PLFフォーム)により、警察が帰国時に検査を受けなかった者を識別することができる。検査に関する規則を遵守しなかったすべての者は、250ユーロのコロナ罰金のリスクがある。

3 店舗及び非医療の身体的接触を伴う職業のイースター休暇時の(規制緩和)休止の終了

4月26日、イースター休暇時の(規制緩和)休止は終了する。これは、屋外における最大10名までの集会が許可されることを意味する。

4月26日以降、店舗は、再び予約制なく顧客を受け入れることができる。買い物は、もはや一人で行う必要はないが、家族のメンバーの他の一名同伴で行うことができる。

非医療の身体的接触を伴う職業(とりわけ、理髪店及び美容専門店)は、強化された「決まり(protocole)」を遵守する形で再開することができる。

同時に、実務的な見解から、また、科学的事実に基づいて、完全に安全な様々な経済部門の再開方法を定めるため、または、4月中の閉店を避けるため、約30の試験・パイロット計画が行われる。

4 接種を受け保護される65歳以上の者が10名中7名(当館注:仏文に乱れがあるため、首相記者会見の発言を踏まえ、適訳を施しました。):屋外

5月8日、ほぼすべての65歳以上の者がワクチンを接種し、保護されると、より大きな屋外計画が効力を生ずる。

組織化された活動(すなわち、スポーツクラブ活動や団体活動)は、すべての年齢層について、ただし、観客及び宿泊なしで、屋外最大25名まで集まることができる。12歳までの子供は、屋内に最大10名でいることができる。

その他、以下の要素が再び屋外で許可される。

・レストラン及びカフェ:屋外のテラス

・最大50名までのイベント(レセプションや宴会を含む)、文化興行、宗教団体儀式(service)

・遊園地

・職業的な蚤の市・骨董市

外出禁止はなくなり、集会の禁止にとって代わられる。すなわち、0時から5時までは、公共スペースにおいて最大3名で、または、家族メンバー(同じ家屋に住んでいる者)といることができる。

5 自宅における接近した2名の接触

5月8日以降、家族は、12歳までの子供を除き、同じ家屋に同時に2名を受け入れることができる。

6 ワクチン接種を行い保護された65歳以上のほぼすべての者及び脆弱者:より広い見通し

新たな重要な段階(palier)は、65歳以上及び合併症で苦しむ者のほぼすべてがワクチンを接種し、保護される時点を超えた時である。我々は、これらのグループにおいて免疫率が高くなるのが6月の前半になると見通している。

数値、とりわけ、集中治療室病床占拠率が許せば、質の高い治療がコロナ患者・非コロナ患者に保障されるべく、集中治療への負担が持続的に軽減するとの条件で、「屋外」計画はさらに拡大し、屋内の活動のための「屋内」計画が試みられる。

7 ワクチン接種の重要性

協調委員会は、国の一部では、ワクチン接種の予約に出頭する者が非常に少ないことを確認している。ワクチン接種は、パンデミックの唯一の構造的な出口のオプションである。ワクチンは、安全で効果的である。潜在的な副作用は、とりわけ(ワクチン接種に比べて)1000倍以上も頻繁にかかり死に至りやすいコロナ感染症状と比較すれば、非常にまれで軽度である。したがって、ワクチン接種により、あなたの命を守り、近親者の命をまもってほしい。

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