社会再開計画に関する枠組合意(新型コロナウイルス関連情報)

【ポイント】

社会再開計画に関する政党間の枠組合意により、順次以下が適用されます。

(4月6日から)

●5−8年生、青年教育、成人教育の学生等の50%の物理的出席。

●コロナパス条件(以下1(1)参照)付きで、リベラルなサービスの職業(理髪店等)の再開。

(4月13日から)

●15000平方メートル以下のショッピングセンター等の再開。

(4月21日から)

●大型ショッピングセンターやデパート等の再開。

●コロナパス条件付きで、レストランなど屋外での提供、博物館や図書館等、18歳未満の屋内スポーツの再開。

(5月6日から)

●コロナパス条件付きで、レストランなど屋内での提供、劇場や映画館等の文化施設、18歳以上の屋内スポーツの再開。

(5月21日から)

●コロナパス条件付きで、残りのスポーツ活動や屋内施設の遊園地等の再開。

1 社会再開計画に関する枠組合意

3月22日、首相府は、「社会再開に関する枠組合意」について、プレスリリースを発出しました。4月6日から順次社会が再開されていきますが、大規模な行事やナイトライフなど感染拡大のリスクがある行事、渡航制限や一般的な感染予防対策(マスク着用など)は、引き続き規制が適用されるとしています。生活に関わる概要は以下のとおりです。

(プレスリリース)

https://www.stm.dk/presse/pressemeddelelser/rammeaftale-om-plan-for-genaabning-af-danmark/ 

(合意本文)

https://www.stm.dk/media/10258/rammeaftale-om-plan-for-genaabning-af-danmark.pdf 

(コロナポータル・デンマーク語)

※いつ何が再開するのか時系列で掲載されています。

https://coronasmitte.dk/nyt-fra-myndighederne/pressemoeder/ny-aftale-om-stor-genaabning-efter-paaske 

(1)コロナパスについて

●合意政党は、コロナパスが流行感染症の制御に寄与し、ビジネスや文化の大部分が(コロナパスがない場合に比べて)早期に再開できることに同意する。

●コロナパスは、市民がワクチン接種を完了したか、感染から回復したか、または72時間以内の陰性結果(PCR検査及び抗原検査の両方)を示す。

●15歳未満の子供は(コロナパスの提示を)免除される。

●3月末から、アプリ「MinSunhed(私の健康)」が機能的でシンプルなコロナパスとして機能する。

●5月末には、より高度でユーザーフレンドリーなアプリがリリースされる予定である。この関係で、共通の欧州の規格などが考慮される。

●デジタル・ソリューションが利用できない人のために、物理的なコロナパスの郵送等についても検討が行われる。

(2)学校と教育の再開(4月6日から)

●現在適用されている国民学校の再開に加えて、5−8年生が50%の物理的出席(すなわち隔週)に戻ることができる。

●現在適用されている青年教育および成人教育の再開に加えて、生徒は50%の物理的出席(すなわち隔週)に戻ることができる。

●高等教育では、多くの実習の要素がある教育の卒業年度の学生は50%の物理的出席(すなわち隔週)に戻ることができる。

●他のすべての高等教育の学生は20%の物理的出席に戻ることができる。これに関連して、教育機関は初年度の学生を特に優先することが想定される。

●合意政党はまた、研究の一部である実験室にアクセスする必要のある研究者や博士課程の学生は、引き続き物理的な出席ができることが重要であることに合意する。

●さらに、感染を減らすための対策を講じた上で、学生は学生グループ会合や、教育機関内の図書館での勉強会等に物理的に出席できる可能性がある。

(3)リベラルなサービスの職業などの再開

(4月6日から再開)

●合意政党は、リベラルなサービスの職業等(理髪店等)が2021年4月6日から再開できることに合意する。

●セクターパートナーシップで詳細が合意されることとなるマスクやバイザーの使用や感染予防等のガイドラインが適用される予定である。さらに、コロナパスの提示も義務となる予定である。

(4月13日から再開)

●合意政党は、面積15000平方メートル以下のショッピングセンター、デパート、アーケードなどでの通常の買い物が4月13日から再開できることに合意する。

●ショッピングセンター等の中の映画館、レストラン、カフェなどは対象外となる。

●面積要件とマスクまたはバイザー着用義務、およびベンチや椅子の利用停止を含む共有エリアでの滞在に関する距離、衛生、対策に関するガイドラインが適用される。

ガイドラインは、保健当局からの提案に基づき、セクターパートナーシップで議論される。

(4月20日まで規制延長となるもの)

●4月6日と4月13日に緩和されない対策と規制は4月20日まで延長される。

(4)今後の再開予定について

(第1段階:4月21日に再開されるもの)

●一般向けの大型ショッピングセンターやデパート等。

●コロナパスの提示を条件に、レストランやカフェなどの屋外での提供、博物館、美術館、図書館等も再開。

●18歳未満の子供や若者を対象とした組織的な屋内スポーツは、コロナパスなしで参加可能。対象となる具体的なスポーツや感染防止対策については、当局による専門的な指針をもとに、合意政党が交渉することになる。

(第2段階:5月6日に再開されるもの。)

●コロナパス提示の条件でレストランやカフェなどの屋内での提供、会議、会場、劇場、映画館など、文化活動が行われる同様の施設。

●コロナパス提示の条件で、18歳以上の大人のための屋内スポーツも再開。対象となる具体的なスポーツや感染防止対策については、当局による専門的な指針をもとに、合意政党が交渉することになる。

(第3段階:5月21日に再開されるもの。)

●コロナパス提示の条件で,これまでの段階で再開されなかった残りのスポーツ、レジャー、クラブ活動が、再開。

●コロナパス提示の条件で,屋内施設の遊園地、動物園などの施設やレジャー施設。

●昼間学校と夜間学校も再開される(コロナパス提示の条件との明記はプレスリリースになし)。

なお、上記については、ワクチン接種のスケジュールや国民の行動などによって、計画が前倒しされたり、延期されたりすることもあるとされています。

(5)大規模な集会やイベント、集会禁止について

●合意政党は、多くの人々がワクチンを接種するにつれ、コロナパス提示の条件のもと、文化、スポーツなどのイベントを実施できるようになるという共通の希望を抱いている。

●4月中旬までに、関係当局と協力し、どのように保健衛生的に安全な方法で大規模な集会やイベントを健康的に開催することができるかについて提案する。

●合意政党は、流行感染症委員会の専門家の助言に基づいて、政府が集会禁止を段階的に廃止する計画を4月中旬までに提示することにも合意した。政府は、集会禁止の段階的解除が段階的再開に組み込まれるように協議を招集する。

(6)支援パッケージ

●合意政党は、今後数ヶ月の間に徐々に社会再開されることを考慮して、支援パッケージを2021年6月30日まで延長して適用することに合意する。

●閉鎖の対象となった企業は、再開することが適切かどうか評価するこの場合、過去に禁止措置を受けて閉鎖された企業は、閉鎖されたままの状態を選択することができ、その場合、現行のスキームでは、固定費に対して最大90%の補償を受けることができ、また、自営業者向けのスキームでは最大90%補償される。

2 感染者数

3月23日(火)14時発表のデンマークの1日あたりの新規感染者数等の詳細は以下のとおりです。引き続き感染防止に十分ご注意ください。

(出典:デンマーク国立血清学研究所、フェロー諸島自治政府グリーンランド自治政府の最新発表)

https://covid19.ssi.dk/overvagningsdata  

感染者数 合計 227,723名(前日比+754)

死亡者数 合計 2,404名(前日比+1)

治癒者数 合計 215,725名(前日比+746)

デンマーク 227,031名(前日比+754)(死亡者2,403名、入院者214人、治癒者数215,035名)

フェロー諸島 661名(前日比+0)(死亡者1名、治癒者数659名)

グリーンランド 31名(前日比+0)(死亡者0名、治癒者数31名)

<日本政府の水際対策に関する新たな措置(3月2日決定)>

デンマークから日本に帰国する際は、出国前72時間以内の検査証明が求めら れるとともに、帰国後は検疫所長の指定する場所(検疫所が確保する宿泊施設 に限る)で待機いただき、入国後3日目に改めて検査を受けていただくことに なります。その上で、陰性と判定された方については、検疫所が確保する宿泊 施設を退所し、入国後14日間の残りの期間を、自宅等で待機していただくこ とになりますので、ご留意ください。

新型コロナウイルス感染症に関する新たな水際対策措置) https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2021C038.html  (水際対策に係る新たな措置・各種検疫・出国前検査証明フォーマットなど)

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00209.html 

デンマークの入国制限>

デンマークの現在の入国制限に関しては、デンマーク・コロナポータルサイト及び当館HP等でご確認ください。

デンマーク・コロナポータルサイトデンマーク語)

https://coronasmitte.dk/ 

(同:英語)

https://en.coronasmitte.dk

(在デンマーク日本国大使館HP)

https://www.dk.emb-japan.go.jp/itpr_ja/taizai-covid19.html#denmarku_2

○現在、日本外務省はデンマークに対して感染症危険情報「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」を発出しています。

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_164.html#ad-image-0 

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19_qa_kanrenkigyou_00001.html#Q1 

<当館からのお願い>

●現在、当館では感染症予防対策の一環として、領事待合室に1度に入室できる方の数を1組ごとに制限しております。係員が順番にご案内いたしますので、それまでロビーでお待ちいただく場合があります。

また、来館時にサーマルカメラにて、非接触型の検温を行っております。体温が著しく高いと認められた方には入館をご遠慮いただく場合がありますので、ご理解の上、ご協力をよろしくお願いいたします。

また、当館が入居するビル管理会社より、共用スペースでマスク着用及び2メートルの社会的距離を確保するようにと依頼がありました。ビル出入口にマスク着用の案内が掲示されておりますのでご協力ください。

●在留届を提出されている方で、日本に帰国(一時帰国を除く)された方は、「帰国者全員の氏名、帰国日」をご記入の上、当館領事班ryoji.han@ch.mofa.go.jp までメールでお知らせください。

詳しくは下記当館ホームページをご確認ください。

https://www.dk.emb-japan.go.jp/itpr_ja/taizai-zairyu.html

●在留邦人の方でコロナウイルスへの感染が確認された方や隔離措置を受けた方、入院された方は当館までご連絡ください。

【連絡先】

デンマーク日本国大使館領事部

電     話:3311-3344 (閉館時はまず緊急電話対応業者につながります)

メールアドレス:ryoji.han@ch.mofa.go.jp

●在留届(3か月以上滞在される方)/「たびレジ」(3か月未満の渡航の方)

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/

スマートフォン用 海外安全アプリ

https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/oshirase_kaian_app.html

◎「たびレジ」簡易登録された方でメールの配信を停止したい方は、以下のURLから停止手続きをお願いいたします。

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/delete

◎在留届を提出されている方は、記載事項変更(転居等による住所変更・携帯電話番号やe-mailアドレスの変更等)、または帰国・転出等があればお知らせください。