新型コロナウイルス感染のルーマニアにおける現状等について（３月１４日からのイエロー・ゾーンの更新等）

●ルーマニア入国に際して自主隔離等が要求されるイエロー・ゾーンが，１４日から更新され，５１か国・地域となります。

●３月１６日発表の一日当たりの新規感染者数は，６，１１８人，死者が１３３人，集中治療を受けている患者が１，２２６人と増加傾向にあります。引き続き感染防止にご注意ください。

１．イエロー・ゾーンの更新

（１）イエロー・ゾーン（ルーマニアへの渡航者が入国後に基本的に１４日間の検疫（自主隔離）に置かれる渡航元のリスト）は，３月１４日付け国家緊急事態決定第１７号によって，下記の５１の国・地域に更新され，１４日から実施されています。

　イエロー・ゾーンからのルーマニア入国に際して，７２時間前までに作成した新型コロナウイルス陰性証明書を提示する場合は，隔離期間が１０日間に短縮されます。また，新型コロナウイルスのワクチンを２回接種した証明書または９０日以内に新型コロナウイルスに感染して治癒したことが確認できる者は，それぞれ隔離が免除されます。

国家緊急事態決定第１７号

https://stirioficiale.ro/hotarari/hotararea-nr-17-din-data-de-14-03-2021-a-cnsu

更新されたリストのリンク先

http://www.cnscbt.ro/index.php/liste-zone-afectate-covid-19/2326-lista-state-cu-risc-epidemiologic-ridicat-14-03-2021/file

ア　一つ前のリストからの削除

米国，バルバドス，アンティグア・バーブーダ，カタール，パラグアイ

イ　一つ前のリストからの追加

マン島，ボナール・セントユースタティス・サバ諸島，リヒテンシュタイン，ボスニア・ヘルツェゴビナ

ウ　３月１４日からのイエロー・ゾーン・リスト（５１の国・地域）

モンテネグロ，チェコ共和国，タークス・カイコス諸島，イスラエル，

サンマリノ，モナコ，アンドラ，セーシェル，エストニア，スロベニア，

セントルシア，バーレーン，レバノン，スペイン，ラトビア，

アルバニア，スロバキア，アラブ首長国連邦，アルバ，フランス，

スウェーデン，マルタ，セルビア，モルディブ，ルクセンブルク，

プエルトリコ，英国，ブラジル，クウェート，ペルー，

オランダ，リトアニア，イタリア，モルドバ共和国，チリ，

ベルギー，オーストリア，北マケドニア，ウルグアイ，ポーランド，

ハンガリー，パレスチナ，ヨルダン，キプロス，南アフリカ，

コソボ，ブルガリア，マン島，リヒテンシュタイン，ボスニア・ヘルツェゴビナ，

ボナール・セントユースタティス・サバ諸島

本リストは，以下のルーマニア保健省国立公衆衛生研究所のウェブサイトから最新情報を確認できます。

http://www.cnscbt.ro/index.php/liste-zone-afectate-covid-19

（２）イエロー・ゾーンの対象となる国・地域との間では，ＥＵ加盟国を除き商用航空便の運航は原則停止となります。ただし，ＥＵ加盟国を除く全対象国に対して運航停止になるわけではありませんので，ご利用になる各航空会社に確認することをお薦めします。

また，ルーマニアからの渡航者に対する入国規制措置（陰性証明書の提示等）をしている相手国側から，ルーマニアとの間での商用便運航の禁止等の規制強化をしている場合もありますので，ご注意下さい。

２．ルーマニア国内の新型コロナウイルス感染状況

（１）ルーマニアは現在４月１２日までの警戒事態下にあります。

（２）３月１６日１３時時点での内務省傘下の戦略コミュニケーション・グループの発表によれば，ルーマニア国内での新型コロナウイルス感染者数は，累積８６８，７９９人，前日からの増加６，１１８人。死亡者数は，累積２１，６９８人で，前日からの増加１３３人。感染者数，死亡者数が継続して増加傾向にあるので，引き続き感染防止にご注意願います。また，集中治療を受けている患者は，１，２２６人と大幅に増加しているほか，１，０００人以上の期間が長期間継続しているため，病床数が逼迫していることが度々報道されています。

以上の統計は，ルーマニア保健省国立公衆衛生研究所の以下のウェブサイトから最新情報が確認できます。

https://instnsp.maps.arcgis.com/apps/opsdashboard/index.html#/5eced796595b4ee585bcdba03e30c127

（３）本日の時点で，直近１４日間の１，０００人あたりの新規感染者数の割合が３人を超えている県は，ティミシュ県（５．８６人），イルフォブ県（４．８５人），ブカレスト市（４．２４人），ブラショフ県（４．１１人），クルージュ県（３．８３人），フネドアラ県（３．４３人），アルバ県（３．０３人），コンスタンツァ県（３．０２人）と増加しています。また，ルーマニア全土でも３．１３人と３人を越える状態となっています。

（４）検疫におかれている都市について

本日現在，ルーマニアの以下リンク先の２１市町村は，感染者数の多さから，検疫措置におかれています。

検疫措置におかれている市町村リストのリンク先

https://igsu.ro/Resources/IU/Ordine/1615790063711.pd

引き続き，マスク着用，手洗い励行，人混みを避ける等の最大限の注意をしてください。

【問い合わせ先】

在ルーマニア日本国大使館領事部

電話：+40-21-319-1890（大使館が閉館している時間は，業務委託先へ転送されます）

メール：consular@bu.mofa.go.jp

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