２月１１日、ポルトガル共和国議会は、非常事態宣言の期限を１５日間延長して３月 １日２３時５９分までとする大統領令案を可決し、同日大統領令が公布されました。また、これを受け、同日、閣議にて関連制限措置が決定されました。現時点において、その政令は未公布ですが、原則的に現行の制限措置が継続されるとのことです。
なお、閣議後の記者会見で、コスタ首相は、国民に対し、（数値や曲線を示しながら）過去２週間の制限努力が奏功し、直近の新規感染者数は約３，５００人と減少傾向にあり、実効再生産数（Rt）も０．７７に低下したとして、国民の協力に感謝しつつも、ポルトガルにおける感染状況については、人口１０万人当たりの直近１４日間の新規感染者数は未だ９６０人以上、入院患者は５，５００人台、ＩＣＵ収容患者は８００人以上、また、一日当たりの死者が１６０人以上という深刻な事態が継続していることを説明し、現行の制限措置の継続に対する国民の一層の理解と協力を呼びかけました。
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