在留邦人の皆様へ:新型コロナウイルス関連情報(1月21日)

 1月21日までのカザフスタンにおける新型コロナウイルス関連情報は以下のとおりです。

1 カザフスタン国内感染者数等

●感染者累計数は172,412名です。

●死亡者累計数は2,403名です。

●快復者累計数は156,521名です。

●COVID-19の兆候がある肺炎患者累計数は47,115名です。

●COVID-19の兆候がある肺炎死亡者累計数は547名です。

●COVID-19の兆候がある肺炎快復者累計数は34,925名です。

(参考1)州・直轄市ごとの感染者数等、詳細は下記のカザフスタン政府コロナウイルス対策ページから参照可能です。

https://www.coronavirus2020.kz/ru

(参考2)世界各国のCOVID-19感染者数(WHO作成)は下記から参照可能です。

https://www.who.int/emergencies/diseases/novel-coronavirus-2019/situation-reports/

2 カザフスタン国内の新型コロナウイルスに関する発表及び報道は以下のとおりです。

(注)以下は、一般的事項及び在留邦人のおられる都市の情報を中心に作成しています。

(1)新規感染者数

●1月18日に新規に確認された感染者数は999名です。

●1月19日に新規に確認された感染者数は1,134名です。

●1月20日に新規に確認された感染者数は1,180名です。

(2)検疫等

●1月18日時点のカザフスタン各地域のゾーン分けは次のとおりです。

「レッド」ゾーンにあるのはヌルスルタン市、アクモラ州、パヴロダール州、コスタナイ州、アティラウ州、西カザフスタン州及び北カザフスタン州です。

◎「イエロー」ゾーンにあるのはアルマティ市、アルマティ州及びカラガンダ州です。

◎「グリーン」ゾーンにあるのはアクトベ州、マンギスタウ州、トゥルケスタン州、ジャムブル州、クズルオルダ州、東カザフスタン州及びシムケント市です。

(当館注)

「グリーン」ゾーン=過去7日間における人口10万人あたりの感染者が50人以下で、再生産率(R)が1未満。

「イエロー」ゾーン=過去7日間における人口10万人あたりの感染者が20−50人で、再生産率(R)が1以上。

「レッド」ゾーン=過去7日間における人口10万人あたりの感染者が50人以上で、再生産率(R)が1以上。

●ツォイ保健大臣は、2021年の疫学的状況の推移に関する新たな予測がなされ、次の感染ピークが3月末に生じる可能性がある旨述べました。

◎同大臣は、「楽観的シナリオでは、一日あたり3000件以下の感染件数が予測され、病床の最大使用数は2万4000床に達しうる。しかし、このシナリオにおいては厳しい検疫措置の導入は計画されていない。現実的シナリオ及び悲観的シナリオでは、一日あたりの感染件数が各々6000件と9000件に達しうる。(悲観的シナリオでは)病床の最大使用数は4万5000床となる。つまり、これはコロナウイルス患者が利用できる5万2000床を超えないが、保健体制の飽和を回避し、質の高い医療サービスを確保すべく、厳しい検疫措置の導入が必要となる」と述べました。

●ツォイ保健大臣は、カザフスタンでワクチン接種電子パスポートが導入される予定であり、コロナウイルス・ワクチンを接種した国民が自由に移動することが可能になる旨述べました(当館注:外国人も対象となるか確認中です)。

◎同大臣は、「体系的なワクチン接種者数の集計を目的として、ワクチン接種電子パスポートが開発された。ワクチン接種の実施に関する電子データが保健省の中央情報システムに転送される」と述べました。

◎また、同大臣によると、携帯アプリやウェブアプリにおいて手動で情報を入力することが可能です。同大臣は、このシステムがワクチンを接種した全ての者が必要に応じて移動の自由のためにワクチン接種の情報を提示することを可能にする旨述べました。

●19日、マミン首相は、新たに組閣された政府の第一回会議を開催し、コロナウイルス対策が議論されたところ、要点は以下のとおりです。

◎保健省がカザフスタンで検出されたウイルス菌株の分子・細胞解析を実施したところ、次の点が判明しました。

・検査された菌株のサンプルは、ドイツ、スペイン、ウクライナ、ロシア、米国及び中国で検出された菌株と遺伝的に近い。

・有症状及び無症状という感染の形態、ウイルスの伝染力、並びに、感染の重症度は、ウイルスの遺伝的特性に関係しない。

コロナウイルスの「英国」菌株(変異種)は検査されたサンプルから検出されなかった。

◎ワクチン接種は、ワクチンの供給状況を考慮して段階的に実現されます。

・第一段階:感染症病棟、救急医療、集中治療室、プライマリ・ヘルス・ケア及び初期診療病院の医療従事者、並びに、衛生・疫学当局職員(10万人)は、本年2月1日以降に対象となる。

・第二段階:普通教育学校、中等専門学校及び大学の教職員、並びに、省庁の医療部局の医療職員(15万人)は、本年3月以降に対象となる。

・第三段階:寄宿学校及び就学前児童施設の教職員、大学生、並びに、慢性病患者(60万人)は、本年4月以降に対象となる。

・第四段階:内務省、非常事態省、国防省及び国家保安委員会の職員、上記以外の常設病院の医療職員、就学前児童施設の生徒、並びに、慢性病患者(60万人)は、本年5月以降に対象となる。

・第五段階:医療・社会施設の職員及び入所者、屋内児童施設の職員、並びに、慢性病患者(60万人)は、本年6月以降に対象となる。

・第六段階:高リスク・グループの残りの者は、本年7月から12月までに一月あたり60万人が対象となる。

◎ワクチン流通のための「コールド・チェーン」が整備されます。

◎各州、各政令指定都市の長は以下を確保しなければなりません。

・疫学的リスクゾーンに応じた制限措置を遅滞なく導入する。

・モニタリンググループの活動を強化する。

・本年2月1日以降のコロナウイルス対策のワクチン接種開始に向けた医療機関の準備を確保する。

コロナウイルス・ワクチンの保管及び輸送のための冷凍装置等の購入を完了する。

・ワクチン接種過程に関わる全ての専門家に対し、コロナウイルス対策のワクチン接種に関する問題の研修を受けさせる。

財務省法務省及び地方行政府は、コロナウイルス対策のワクチン接種の日程に関する政令案を検討しなければなりません。

◎保健省は、コロナウイルス対策のワクチン接種用の接種拠点の準備に向けた事前の管理を確保しなければなりません。

◎情報・社会発展省は、国民のワクチン接種を含むコロナウイルス感染予防に関する広報・説明の作業を確保しなければなりません。

◎バラエヴァ情報・社会発展大臣は、複数の地域においてコロナウイルスをテーマとする広報・説明の作業が強化された旨報告しました。

◎同大臣は、国民への広報を目的として開設されたサイトcoronavirus2020.kz.で8万名以上のネット利用者が毎日同サイトを閲覧し、しかるべき情報を入手している旨述べました。

●当館領事メールのバックナンバーは以下のページから参照できるようになっています。

https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMail.html?countryCd=0007

●当館フェイスブック https://www.facebook.com/embassy.jp.kz/ にもコロナウィルス関連情報を掲載しています。

(邦人保護等の緊急事態の場合の問い合わせ窓口)

○在カザフスタン共和国日本国大使館

住所:5th floor, Kosmonavtov Street 62, micro-district

"Chubary", Nur-Sultan, 010000, Republic of Kazakhstan

電話:+7 (7172) 977-843

FAX :+7 (7172) 977-842

○日本外務省領事サービスセンター

電話:(代表)+81-3-3580-3311(内線)2902,2903

(日本外務省関係課室連絡先)

○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐事件を除く)

(内線)2851

○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐事件等)

(内線)3047