●１８日、ノルウェー首相府及び保健介護省は、４日に発表した新型コロナウイルスに係る規制措置を一部継続・一部緩和するとのプレスリリースを発出しました。その概要は以下のとおりです。
なお、今般の変更は、１８日までとされていた措置の効果等と合わせて同日ソールベルグ首相が議会に報告し、その後（１９日から有効なものとして）発表されたものです。
１ 全国全ての人への推奨事項
（１）社会的接触（新規）
全ての人は、可能な限り社会的接触を制限するべきである。他人と会う際は、屋外で会うことが推奨され、同居する者以外に５人以上の訪問客を迎えることは推奨されない。全ての訪問客が生計を共にする者である場合、５人以上となることもあるが、距離を保つことができない人数が集まってはいけない。幼児・子供は自身のクラスメイトの訪問を受けることができる。
（２）旅行（新規）
ア 不要不急の国内・国外旅行を避けるべきである。
イ 就学に関する渡航は、依然として必要な渡航として見なすことができる。他方、イベントへの参加を目的とする渡航は、原則、必要な渡航とは見なされない。
ウ 地方自治体及び政府により適用される規則の範囲内であれば、生計を共にしている者の別荘での滞在を依然として妨げるものではない。
（３）学校・教育（新規）
ア 全国全ての中学校・高校は「赤」レベル措置から「黄」レベル措置に下方修正する。仮に地方自治体が、右措置レベル移行準備時間を要する場合、今週いっぱいは「赤」レベル措置を維持してもよい。感染率が高い地方自治体の中学校・高校は、「赤」レベル措置を維持すること及び必要に応じて幼稚園・小学校の「赤」レベル措置に移行することを検討すべきである。
イ 総合大学、単科大学及び職業専門学校は可能な場合にはデジタルでの授業を行うべきである。全ての計画された行事はデジタルで行うべきであり、規模の大きい講義や集会は避けるべきである。感染率が高くない地域の学生は、感染症管理監督者の指示に従い、少人数での実施が可能であれば、少なくとも一週間に一回は物理的に講義を受ける機会を与えられるべきである。
（４）スポーツ等
ア ２０歳以下の子ども・若者は、屋内外に関係なく、通常どおり、余暇活動に参加することができる。右活動を行うに当たっては、１ｍの距離を保つ推奨の例外とすることができる。子ども・若者を対象としたクラブ、チーム、団体内で行われる通常のトレーレニング活動は行うことができる。他方、試合は依然として延期しなければならない。（新規）
イ 大人に対しては、屋内での組織化された活動を行わないとする推奨は継続する。屋外での活動は、距離を保つことができれば、行うことができる。
ウ トップレベルのスポーツは今後２週間全てのリーグ戦の延期を推奨する。ノルウェースポーツ協会は、個々の専門協会と延期に関する調整を委任されている。（新規）
エ 複数の地方自治体から人を集めることになる場合、展覧会等の文化イベント、授業、会議及び宗教関連セレモニーは延期することとする。地方自治体がその自治体の市民を対象とするイベントを行う時に主催者が周知する制限について、国民はこれを尊重するよう要請する。右は屋内外の両方を含むが、葬式は対象外である。（新規）
（５）職場
在宅勤務ができる者は全員在宅勤務を行うことを推奨する。
２ 全国的措置
（１）集会に関する全国的措置
ほとんどの個人的集会及びイベントは延期又は中止されるべきであるが、どうしても行う場合には以下の規則が適用となる。
ア 個人宅以外、例えばレンタルスペースで行われる誕生日パーティーは最大１０人までとする。右集会が屋外で行われる場合、制限は２０人となる。（新規）
イ 屋内で行われるスポーツ行事、文化行事、セミナー、宗教的行事、セレモニー等は最大１０人までとする。全ての観客が固定席に座ることができる行事は２００人まで。葬式の場合は、固定席がなくとも、最大５０人まで可能。
ウ 屋外イベントは最大２００人まで可とするが、全ての観客が固定席に座ることができるイベントは６００人まで可とする。
エ ノルウェー保健局は、上記の規制（イベントに２００人から６００人の参加を得る場合に固定席をもうけること）を、割り当てられた席といった内容の規制に変更すべきか検討するよう委任されている。（新規）
（２）飲食業界
レストランでのアルコールの提供を禁止する措置を継続する。次回の（継続要否に関する）検討は、来週行われる。
※詳しくは、以下の１月１８日付ノルウェー首相府、保健介護省共同プレスリリースをご参照ください。
https://www.regjeringen.no/no/aktuelt/pm-18.1/id2828908/
【問い合わせ先】
在ノルウェー日本国大使館 領事班
電 話： (+47)2201-2900
メール： ryouji@os.mofa.go.jp
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