在留邦人の皆様へ:新型コロナウイルス関連情報(1月15日)

1月15日までのカザフスタンにおける新型コロナウイルス関連情報は以下のとおりです。

1 カザフスタン国内感染者数等

●感染者累計数は166,146名です。

●死亡者累計数は2,349名です。

●快復者累計数は151,838名です。

●COVID-19の兆候がある肺炎患者累計数は46,666名です。

●COVID-19の兆候がある肺炎死亡者累計数は533名です。

●COVID-19の兆候がある肺炎快復者累計数は34,321名です。

(参考1)州・直轄市ごとの感染者数等、詳細は下記のカザフスタン政府コロナウイルス対策ページから参照可能です。

https://www.coronavirus2020.kz/ru

(参考2)世界各国のCOVID-19感染者数(WHO作成)は下記から参照可能です。

https://www.who.int/emergencies/diseases/novel-coronavirus-2019/situation-reports/

2 カザフスタン国内の新型コロナウイルスに関する発表及び報道は以下のとおりです。

(注)以下は、一般的事項及び在留邦人のおられる都市の情報を中心に作成しています。

(1)新規感染者数

●1月11日に新規に確認された感染者数は692名です。

●1月12日に新規に確認された感染者数は766名です。

●1月13日に新規に確認された感染者数は834名です。

●1月14日に新規に確認された感染者数は835名です。

(2)検疫等

●1月14日時点のカザフスタン各地域のゾーン分けは次のとおりです。

「レッド」ゾーンにあるのはアクモラ州及びコスタナイ州です。

◎「イエロー」ゾーンにあるのはヌルスルタン市、アルマティ市、アティラウ州、西カザフスタン州、北カザフスタン州及びパヴロダール州です。

◎「グリーン」ゾーンにあるのはシムケント市、ジャムブル州、トゥルケスタン州、アクトベ州、クズルオルダ州、アルマティ州、カラガンダ州、東カザフスタン州及びマンギスタウ州です。

(当館注)

「グリーン」ゾーン=過去7日間における人口10万人あたりの感染者が50人以下で、再生産率(R)が1未満。

「イエロー」ゾーン=過去7日間における人口10万人あたりの感染者が20−50人で、再生産率(R)が1以上。

「レッド」ゾーン=過去7日間における人口10万人あたりの感染者が50人以上で、再生産率(R)が1以上。

●現在「イエロー」ゾーンにあるヌルスルタン市は「レッド」ゾーンの一歩手前に位置していることから、追加的な制限措置の導入の準備が進められております。

●13日、キヤソフ保健省次官は、直近一か月でコロナウイルス感染の疫学的状況が悪化し、国内で感染第二波が始まった旨述べました。

◎同次官は、「1月13日の時点の入院者数は5732名であり、そのうち357名は蘇生室にいる。我々は直近一か月で国内の疫学的状況の悪化を観察している。カザフスタンは『グリーン』ゾーンから『イエロー』ゾーンに移行した」と述べました。

◎同次官は、「我々は、感染を第一波や第二波に分けることはしない。しかし実際のところ、感染率の増加があり、悲観的ではなく現実的な見方として、それを観察しており、我々が感染第二波の進行段階にいるということを推論的に述べることができる。感染率の増加は波のような形をとるからである」と述べました。

◎また、保健省はいくつかの地域における疫学的状況のありうる悪化について予測しました。同次官は、「1月末から2月初めの予測を述べるには、現時点での感染拡大が地域ごとによって不均一である事実を統計データにおいて考慮する必要がある。現時点で、『グリーン』ゾーンに位置している地域もあり、そこでは記録されている感染者数が非常に少ない。ご存じのように、我々は州のみならず、地区単位の疫学的状況の図表を作成した。州ごとに感染指数には差異があり、現在、我々は各種制限措置を地域的に、感染者数が多く記録されている地方や地区で集中的に導入する方向で作業を行っている。我々は感染予測を州レベルから地区レベルにまで下げた」と述べました。

●13日、アスィルベコフ保健省医療薬品管理委員会副委員長は、カザフスタンコロナウイルス・ワクチンが9か月間の一時登録(当館注:後述のように臨床実験が完了しておらず、暫定的な措置と思われるところ、引き継ぎ状況を注視します)を受けた旨述べました。 

◎同副委員長は、「本日(13日)、国産ワクチン『KazCOVID-in』の一時登録がなされた。登録期間は9か月である。(露製ワクチン)『スプートニクV』については、現在、準備作業が行われており、しかるべき登録書類をさらに用意しなければならない。その上で登録が可能になる」と述べました。 

◎保健省によってカザフスタン市場へのあらゆるワクチンの流通に関する問題が検討されているが、本日の時点で最も準備が進んでいるのは、国産及び露製ワクチンのみであると同副委員長は強調しました。 

◎同副委員長は、3000人の自発的被験者全員が既に国産ワクチンの接種を受けたと付け加え、「カザフスタンコロナウイルス・ワクチン『KazCOVID-in』の臨床実験については中間の第二段階の結果は良好であった。第三段階については、12月25日に臨床実験が開始された。1月11日、3000人の自発的被験者全員が既に接種を受けた。現在、被験者は研究者の下での観察経過中であり、恒常的な監督下にある。データはまだない。数日前に最後の被験者のワクチン接種が終了したばかりである」と述べました。

◎露製ワクチン「スプートニクV」に関しては、現在、試験済みの在庫がまだ露ガマレイ疫学・微生物学研究所の管理下にあり、カラガンダの工場における大量生産の開始時期に関する明確な期限はまだ設定されておりません。

◎同副委員長は、「現在、実験がまだ行われている。ワクチンの管理と質を規定する基準文書に従い、その作業には一か月かかる。本日(13日)までに結果はまだ得られていない。ワクチン接種の可能性に関し、計画された日程表によると、肯定的な結果が出れば、カラガンダ製薬工場による在庫の生産が行われる。それは良い結果が出る場合である。2月末までに、ワクチン接種のための在庫が用意できることを期待する」と述べました。

●当館領事メールのバックナンバーは以下のページから参照できるようになっています。

https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMail.html?countryCd=0007

●当館フェイスブック https://www.facebook.com/embassy.jp.kz/ にもコロナウィルス関連情報を掲載しています。

(邦人保護等の緊急事態の場合の問い合わせ窓口)

○在カザフスタン共和国日本国大使館

住所:5th floor, Kosmonavtov Street 62, micro-district

"Chubary", Nur-Sultan, 010000, Republic of Kazakhstan

電話:+7 (7172) 977-843

FAX :+7 (7172) 977-842

○日本外務省領事サービスセンター

電話:(代表)+81-3-3580-3311(内線)2902,2903

(日本外務省関係課室連絡先)

○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐事件を除く)

(内線)2851

○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐事件等)

(内線)3047