新型コロナウイルス感染症関連情報(ヨルダン国内感染者数等:1月10日〜13日分)

●13日、政府は、15日(金)から包括的外出禁止措置を撤廃(ただし夜間外出禁止は据置き)する他、学校では2月7日以降段階的な対面授業の再開を行い、その他のセクターも順次再開される予定であると発表しました。

●13日、ヨルダンにおけるワクチン接種が開始されました。政府は、13−14日で1万名が接種を受ける予定と発表しました。なお、ワクチン接種のための登録は以下のウェブサイトから可能で、ヨルダン在住外国人も、ヨルダン人と同様の優先順位に従って接種の案内が行われることとなっています。

http://www.vaccine.jo

●政府は、新規感染者数につき、1月10日は1,250名、1月11日は1,461名、1月12日は1,176名、1月13日は1,122名で、累計の感染者数は310,968名となったと発表しました。

1 13日、アーイド・メディア担当相等は記者会見を行い、新型コロナ関連規制緩和につき以下のとおり発表しました。

(1)アーイド・メディア担当相

ア 15日(金)以降、金曜の包括的外出禁止措置を撤廃する。ただし、夜間外出禁止については、現行のとおり夜12時から翌朝6時まで(経済活動は夜11時まで)が維持され、金曜にも適用される。

イ 空路渡航者に対する制限に関し、渡航72時間前のPCR検査陰性証明の提示と入国時の空港におけるPCR検査で陰性結果を得ることを条件に、入国後の隔離措置は撤廃される(5歳以下は検査不要)。入国時の検査で陽性となった者は、自宅隔離が課される。なお、入国者が登録を求められていたウェブページ(visitjordan.gov.jo)は閉鎖される。また、1月20日以降、受入便数の制限を撤廃する。

ウ キング・フセイン橋を利用した陸路の入国についても、1日の受入人数を150人から300人に拡大する。

(2)ヌアイミー教育相

ア 2月7日以降、第二学期の学校においては、シフト制の下対面授業が段階的に再開される。

イ 最初の2週は、対面授業は幼稚園から第3学年及び第12学年のみ実施され、3日/2日の二交代制や、2日/2日/2日の三交代制が導入される。これは教室の広さと生徒数により決定され、各教室が収容可能なのは15−20名のみ、各生徒に最低2平方メートルが割り当てられる。対面授業のシフト日以外の学生及び第4−11学年は、遠隔授業に参画する。

ウ 2週間後の2月21日から第10及び11学年の対面授業が、3月7日に第4−9学年の対面授業が再開される予定。この措置は、公衆衛生措置の遵守状況と感染状況に基づき日常的に検証される。

エ 第二学期の6月までの延長も検討している。

オ 詳細な措置は来週発表される。

(3)アリー産業・貿易・供給相

 以下のとおり各セクターの再開が認められる。ただし、感染状況によっては見直しが行われる。

ア 1月15日:ホテルの屋外プール、公園、公園内の売店、乗馬クラブ

イ 2月1日:フィットネスクラブ等の運動施設及びスポーツクラブ、公衆プール、ホテルの室内プール

ウ 3月1日:映画館、ビリヤード場等の娯楽施設、子供用遊戯施設、祝宴場・会議場

2 ワクチン関連動向

(1)13日、ハヤージネ保健省コロナ担当次官は、13日朝に国内全ての県でワクチン接種が開始されたと述べました。なお、ワクチン接種のための登録は以下のウェブサイトから可能で、ヨルダン在住外国人も、ヨルダン人と同様の優先順位に従って接種の案内が行われることとなっています。

http://www.vaccine.jo

(2)11日、ファイザー社製新型コロナウイルス・ワクチンの第一陣がヨルダンに到着しました。

(3)12日、オベイダート保健相は、保健省は既にワクチン接種開始準備を終え、13−14日に接種を受ける予定の1万名に、接種日時・場所が指定されたメッセージが送信されたと述べました。また、接種は国内29か所で実施され、2021年第1四半期中に30万名が接種を受ける予定と述べました。

(4)12日、ヨルダン警察は、同日警察関係者へのワクチン接種が開始されたと明らかにし、現場で勤務する、特に国民と接触が多い者から接種を受けると述べました。

3 ヨルダン国内感染状況

 ヨルダン保健省は感染者数を次のとおり発表しました。

(1)新規感染者数につき、1月10日は1,250名、1月11日は1,461名、1月12日は1,176名、1月13日は1,122名で、累計の感染者数は310,968名となったと発表しました。

 ア 1月10日:計1,250名

   593名:アンマンで確認された感染者

   657名:イルビド(187)、アジュルーン(66)、ジェラシュ(47)、マフラク(65)、バルカ(144)、ザルカ(51)、マダバ(45)、カラク(39)、タフィーラ(21)、マアーン(10)、アカバ(12)で確認された感染者

 イ 1月11日:計1,461名

   505名:アンマンで確認された感染者

   956名:イルビド(431)、アジュルーン(49)、ジェラシュ(60)、マフラク(89)、バルカ(101)、ザルカ(107)、マダバ(38)、カラク(21)、タフィーラ(30)、マアーン(14)、アカバ(16)で確認された感染者

 ウ 1月12日:計1,176名

   477名:アンマンで確認された感染者

   699名:イルビド(250)、アジュルーン(25)、ジェラシュ(40)、マフラク(105)、バルカ(108)、ザルカ(76)、マダバ(15)、カラク(26)、タフィーラ(16)、マアーン(13)、アカバ(25)で確認された感染者

 エ 1月13日:計1,122名

   420名:アンマンで確認された感染者

   702名:イルビド(321)、アジュルーン(20)、ジェラシュ(53)、マフラク(82)、バルカ(68)、ザルカ(50)、マダバ(23)、カラク(44)、タフィーラ(10)、マアーン(13)、アカバ(18)で確認された感染者

(2)死者数は、1月10日は15名、11日は19名、12日は33名、13日は15名。

(3)PCR検査件数は、1月10日は24,560件、11日は27,279件、12日は24,238件、13日は26,934件を実施、総検査数は3,490,118件。

(4)陽性率は、1月10日は5.09%、11日は5.36%、12日は4.85%、13日は4.17%。

 本情報は、当局が公式に発表した最新情報等を中心に掲載しており、今後変更があり次第連絡いたします。

 現在の夜間外出禁止時間は、午後12時(経済活動は午後11時まで)から午前6時までとなります。これを遵守して頂くようお願い致します。

新型コロナウイルス感染症の予防法について−

 まずは、一般的な感染症対策や健康管理を心がけてください。

 具体的には、石けんによる手洗いや手指消毒用アルコールによる消毒などを行い、できる限り混雑した場所を避けてください。また、十分な睡眠をとっていただくことも重要です。

 さらに、人込みの多い場所は避けるとともに、屋内でお互いの距離が十分に確保できない状況で一定時間を過ごす際はご注意下さい。

外務省海外安全ホームページ

https://www.anzen.mofa.go.jp/

外務省海外安全ホームページ 新型コロナウイルス

(日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国・入域の行動制限)

https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html

外務省 海外安全ホームページ 医療・健康関連情報

https://www.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/index.html

厚生労働省ホームページ

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

ヨルダン保健省 Hotline 06-5004545 / Corona Virus Free Line 111

https://www.moh.gov.jo/

ヨルダン保健省 新型コロナウイルス関連ページ(アラビア語

https://corona.moh.gov.jo/ar

在ヨルダン日本国大使館

領事・警備班:担当 入江 及び 武井

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