新型コロナウイルス対策(公衆衛生省記者会見ポイント:23日)

ベルギーにお住まいの皆様,及びたびレジ登録者の皆様へ

本日23日11時、公衆衛生省による記者会見が行われましたところ、主なポイントを以下のとおり御案内いたします。

(参考アドレス:ベルギー公衆衛生省による記者会見動画)

https://www.info-coronavirus.be/en/live-pressconferences/

【冒頭概観】

新規入院者数及び集中治療室の患者数のインジケーターが減少傾向のカーブを示すようになり、あらゆる数値が改善するようになってから約2週間が経った。改善傾向にあっても、引き続き初動の治療と病院内での治療に極めて大きな負担がかかっており、ようやく第一波のピークの数値を下回ったのも数日前に過ぎない。

新規感染者数は減少し、11月前半に比べて速度が緩やかになっていることは、後にお話する。

【新規感染者数】

先週の新規感染数の1日あたりの平均は3672人、前週と比較して28%の減少となった。新規感染者数は15日毎に半減しているが、一方で、下降カーブを示し始めた時には「7日毎に半減」であった。これにより、欧州内31か国における(新規感染者の)順位では18位、英国とオランダの間に位置し、就中フランスよりも良い。この位置は、数週間前の厳しい立ち位置よりも軽減されていると言える。この傾向で続いていけば、今から年末の祭事までの間に、新規感染者数の1日あたりの平均が500人まで減少するかもしれない。

【年齢層】

年齢層の分布については、概ね似通っているが、高い数値で分布しているのは30歳から60歳の年齢層である。これら年齢層においても、新規感染の絶対数は徐々に減ってきている。新規感染者数は80歳以上の層で相対的に増加しており、減少は緩やかであるが、これは、老人ホームにおける感染のクラスターに関連があるのではないかとみている。若い世代、20歳未満の世代について言えば、微減か減少停止の傾向となっている。これを学校の再開と関連付けるのは時期尚早であり、これからの数週間のデータの客観的分析を考慮する必要がある。

【地域別】

減少傾向は全ての地域に見られており、リンブルフ州及び東フランダース州では15%減、ナミュール州では43%減、エノー州、リュクサンブール州、リエージュ州の各州では約35〜36%減となっている。新規感染者数の絶対数としては減少しているものの、エノー州、東フランダース州、リエージュ州の順に多い。

【入院者数】

新規入院者数も幸いなことに減少し続けており、一日あたりの新規入院者の平均は304人で、前週と比較して34%減少しており、この点はより急速に改善している。この数値は医療制度の弱点、すなわち医療制度の飽和に関するものだったので、良いニュースである。現在、コロナウィルスによる入院者数は5024人、うち1194人が集中治療室で治療を受けている。

【死者数】

先週の1日あたりの平均値は170人、減少傾向が続いており、前週と比較して15%の減である。

【その他】

次回の記者会見は11月25日(水)11:00〜

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