●1日あたりの新規感染者数が5日連続13,000名を超え、極めて高い水準で推移しています。また、重症者数が5,756名に達し、過去最悪の数値を記録しました。感染者数が急速、かつ、大幅に増大していますので、感染予防のため最大限の注意を払って下さい。
1 イラン厚生省の発表によりますと、本日(20日)の感染者数等は、以下のとおりです。
(1)新規症例件数: 13,260名(うち3,044名が入院)
(2)累積症例件数: 828,377名
(3)新規死者数: 479名
(4)累積死者数: 43,896名
(5)累積治癒数: 589,025名
(6)重症者数: 5,756名
(7)検査実施件数:5,706,834件
2 1日あたりの新規感染者数が5日連続13,000名を超え、新規死者数については、極めて高い水準で推移しています。また、重症者数が5,756名に達し、過去最悪の数値を記録しました。
3 本日(20日)の当地における主な新型コロナウイルス関連報道は、以下のとおりです。
(1)ラーリー厚生省報道官発言
ア 州別感染警告情報
【レッド状態】
テヘラン、イスファハン、コム、東アゼルバイジャン、南ホラサーン、セムナーン、ガズヴィーン、ロレスタン、アルダビール、フーゼスタン、ケルマンシャー、コフギルイェ・ボイェルアフマド、ギーラーン、ブシェール、ザンジャーン、イーラーム、ホラサーン・ラザヴィ、マーザンダラン、チャハールマハール・バフティヤーリ、アルボルズ、西アゼルバイジャン、マルキャズィ、ケルマーン、北ホラサーン、ハマダン、ヤズド、クルディスタン
【オレンジ及びイエロー状態】
ホルモズガン、ファールス、ゴレスタン、シスタン・バルチスタン
(昨日から変更なし。)
・イエロー地域:PCR検査で陽性の入院者数が、4人/10万人
・オレンジ地域:PCR検査で陽性の入院者数が、6人/10万人
・レッド地域:PCR検査で陽性の入院者数が、10人/10万人
(2)国家新型コロナウイルス対策本部執行部通知 規制関係部分概要
●規制の新たな計画の開始時期は、アーザル月1日(11月21日)土曜日の朝からである。期間は現在その実施につき2週間と発表しているが、厚生省の専門的な報告に基づく各都市の感染状況に応じて、規制実施期間はこの最初の2週間からさらに延長され、あるいは、短縮される可能性がある。
●これら決定は国家新型コロナウイルス対策本部により承認されており、またこの本部の承認は最高指導者の許可を受けているので、国家安全保障最高評議会の決定と等価であり、法律的決定である。その遵守は全ての責任者、国民の義務であり、全ての執行機関は、その実施と実現に、最大限の意を用いなくてはならない。以上から、規制の実施は、三権の全ての機関による。
●全ての人々、実施機関の責任者の行動は精確に観測され、その実施の態様については国民に説明される予定である。
●厚生省に並んで、国内の様々な機関の全ての部門が新型コロナウイルス対策計画の実施の重要な柱としてこれに従事している。同様に、メディア及びその責任者、国営放送は、世論形成、説得、一般意見に寄り添うにあたって代えることのできない責任を負っている。そして、イラン国民は、国家新型コロナウイルス対策本部執行部が定めるこの感染症の根絶に向けた目的の実現を、各人の住居から支える主たる柱である。
●対策本部執行部から国民には、注意を持って、自身、家族、周囲の者に気を配り、衛生規則の実施、規制の遵守に加えて、自身の社会を守ることをお願いしたい。
●今後、新型コロナウイルス計画の実行の状況に応じ、必要な情報は、国家新型コロナウイルス対策本部執行部の通知によって、また必要に従って対策本部に属する委員会の通知によって提供される。
(3)国家新型コロナウイルス対策本部治安・社会・公安委員会通知概要
●記載される内容それぞれの詳細は、以後の通知によって発表される。
●規制スマートマネージメント包括的計画は各都市の状況に応じ、編纂され実施される。
●計画に明記される規制に加え、いかなる形でも(一般、専門、国際の)エキシビションの開催は、全ての状況(イエロー、オレンジ、レッド)において、事態が通常に戻るまで禁止。
●宗教施設、聖地の活動継続は、厚生省の以前の通知に従う。
●全ての政府機関、非政府の法律職及び製造部門は、感染症マネージメントの通知の指示を実施する義務を負う。
●全ての都市において公共の場所、人通りの多い場所でのマスクの着用は義務であり、対策本部決定の違反者は罰金の対象となる。
●イエロー・オレンジ・レッド地域での規制の終了時期は、状況の変化次第であり、この計画を2週間のものと考えることは適当ではない。
●職種グループ2のリストは以下のとおり。
ア 庭園、娯楽施設
イ 屋内・屋外商店街、屋内バーザール、食料品を扱わない大型ショッピングセンター、期間限定のバーザール
ウ 自動車販売のバーザール及びエキシビション、自動車登録センター
エ スポーツジム、スポーツクラブ
オ 理容室
カ 化粧品・衛生用品販売店
キ 絨毯、カーペット、家事用品、布、カーテン、家具、内装品店
ク 贈答品、玩具、文房具店
ケ 衣料品、鞄、靴、小物、裁縫道具店
コ アトリエ、写真店
サ 不動産会社
シ デジタル印刷店
ス 入店客を受け入れる食品準備・調理店、煙草を提供するコーヒーハウス
セ 菓子店、洋菓子店、ジュース・アイス店及びそれに類するもの。
●夜9時から朝4時の交通規制において、自動車の通行が警察に妨げられることはない。罰金はカメラによる記録によってのみ行われる。
4 感染者数が急速、かつ、大幅に増大していますので、最新情報を入手するとともに、以下を参考に感染予防に努めて頂き、感染予防のため最大限の注意を払って下さい。
(1)飛沫感染を防ぐため、マスクの着用、ソーシャル・デイスタンシングを心掛け、いわゆる「三つの密」(密閉された空間で、密集しての密接な会話)を避ける。特に不特定多数の人がいる密閉された屋内にいることを避ける。
(2)接触感染を避けるため、アルコール系手指消毒薬または石鹸と流水による手洗いを頻繁に行う。目、鼻、口などに触れる前に必ず手洗いをする。
(3)体調不良の時は外出を控え、咳やくしゃみがあるときは、マスクを着用し鼻と口を覆う。マスクがない場合は、咳やくしゃみのときに手で抑えず、鼻と口をティッシュなどで覆い、その後手洗いを行う。
5 その他関連サイト
(1)厚生労働省ホームページによる周知
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
ア 新型コロナウイルスを防ぐためには
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000596861.pdf
イ 一般的な感染症対策について
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000593493.pdf
(2)国立感染症研究所ホームページ
https://www.niid.go.jp/niid/ja/
(3)外務省海外安全ホームページ
【広域情報】新型コロナウイルスに関する注意喚起
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2020C018.html
【感染症危険情報】イラン
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_046.html#ad-image-0
6 連絡先及び問合せ先
在イラン日本国大使館領事班
電話:+98-21-22660710(代表)
FAX:+98-21-22660746
e-mail:consular@th.mofa.go.jp
HP:http://www.ir.emb-japan.go.jp/jp/index.html
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