新型コロナウイルス関連情報(12月1日(火)からのマスク着用義務化に関する詳細)

 11月18日(水)のメールにおいて、11月3日(火)に公表された措置の緩和及び部分的ロックダウンの措置の継続等に関するオランダ政府の公表内容につき、その概要をお知らせしました。

 その中で、12月1日(火)に新型コロナ法が施行され、これによって、店舗、博物館、レストラン、劇場等の公共の屋内空間におけるマスクの着用が義務化されること及び政府はその詳細について近日中に公表するとしていることにつきお知らせしました。本日19日(木)、オランダ政府が、その詳細について発表したところ、概要について以下のとおりお知らせいたします。

 なお、詳細は、「 https://www.rijksoverheid.nl/actueel/nieuws/2020/11/19/mondkapje-verplicht-vanaf-1-december 」(蘭語)をご参照ください。

1 新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、政府は、12月1日(火)から、店舗、博物館、レストラン、劇場等において、マスクの着用を義務化したいと考えている。教育の場(小学校を除く。)においても、マスクを着用しなければならない。義務化は、美容師や運転教官等の接触を伴う職種では、顧客とサービス提供者双方に適用される。公共交通機関では、既に、マスクの着用が義務づけられていたが、今後は、駅やバス・トラムの停留所でも、着用が義務づけられる。マスク着用義務化は、13歳以上の全ての者に適用する。ルールを遵守しない者には、95ユーロの罰金が科される可能性がある。

2 マスクは、鼻と口を完全に覆い、ウイルスの拡散を防止するものでなければならない。医療用マスクは、ヘルスケア分野での使用を目的としたものであり、非医療用マスクが、店舗、学校、公共交通機関、美容院等での使用に適したものである。従って、薬局やスーパーマーケットで購入できるマスクを使用することが望ましい。フェイスシールドは、鼻と口を完全に覆うものではなく、マスクの代替として使用することはできない。スカーフやバンダナ等も同様である。施行日までは、マスクの着用は義務ではなく、罰金を科されることはないが、既に、マスク着用に関する緊急勧告が発出されている。

3 公共の屋内空間、駅舎、空港

 マスク着用義務は、全ての公共の屋内空間、駅舎、空港に適用する。公共の屋内空間の例は、店舗、博物館、ガソリンスタンド、レストラン、カフェ、劇場、コンサートホールである。固定の席がある場合には、マスク着用は義務とはならない。具体的には、例えば、レストランや劇場において、テーブルや劇場内で着席している場合、マスクを外すことができる。その後、トイレや外に出るために立ち上がる場合、再度、マスクを着用しなければならない。教会、モスク、寺院、シナゴーグなどの宗教の実施に係る建物内では、マスクの着用は義務化されない。

4 教育現場

 中・高等教育、中・高等特別教育、中等職業教育(MBO)及び高等教育(高等職業教育(HBO)及び大学)では、児童、生徒、教師及びその他スタッフは、校舎内を移動する際、マスクを着用しなければならない。授業中、全員が固定された席や立ち位置にいる場合には、マスクを取り外すことができる。つまり、教師が、生徒の前に立っているときには、マスクを着用する必要はないが、教室内を移動する際、マスクを着用しなければならない。体育、歌、演劇、ダンス及び一定の実技教育は、マスク着用義務から除外される。

5 接触を伴う職種及び医療従事者

 接触を伴う業種では、1.5メートルの距離を維持することは、時に現実的でない。故に、美容院、運転教習やネイル施術においても、マスクの着用が義務づけられる。これは、顧客とサービス提供者双方に適用される。家庭医や理学療法士などの医療従事者は、義務の対象外となる。しかし、人々は、その場でもマスクの着用を求められることになり得る。「Healthcare Quality, Complaints and Disputes Act」に基づき、病院や医療施設では、マスクやその他の個人用防護具に関する独自の規則を適用する。患者、訪問者、介護士は、これらの規則に従うことになる。

6 例外

 障害や病気のために、マスクの着用ができない場合、マスクの着用義務化は適用しない。警察及び特別執行官は、この例外の適用について説明を求めることができる。また、スポーツ、演技、リハーサル・公演、ラジオやテレビのインタビューでも、マスクの着用は義務付けられない。

7 マスク着用義務を含む規則は、まず、3か月間適用され、その後、延長も可能である。医療上の必要性がなくなり次第、同規則は、廃止される。

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