新型コロナウイルス感染症関連情報(ヨルダン国内感染者数等:11月8〜10日分)

●10日(火)午後11時から15日(日)午前6時まで、包括的外出禁止措置がとられておりますので、これを遵守して頂くようお願い致します。

●政府は、医療関係者、出入国者(運転手含む)及び警備関係者等は外出禁止から除外されると述べました。

●政府は、新規感染者数につき、11月8日は4,519名(全て市中感染者)、9日は5,665名(全て市中感染者)、10日は5,996名(全て市中感染者)で、累計の感染者数は120,982名となったと発表しました。

1 10日(火)、下院選挙が行われました。同日からの包括的外出禁止措置は午後11時から開始され、15日(日)午前6時まで継続されます。

2 10日(火)、国家安全保障危機管理センターは、以下に該当する者につき、一定の条件の下、包括的外出禁止から除外されると発表しました。

(1)最低限必要な医療関係者、PCR検査実施機関職員

(2)病院からの退院者(運転手含む、入院先から家までの移動に限る)、透析患者及びがん患者を含む病院で診察を受ける者(運転手含む、予約済みの病院との移動に限る)

(3)薬局は午前10時から午後6時までのみ開業するが、緊急に必要な薬の自宅への配送のみ行われ、店舗における来客の受入れはしない。

(4)水の配給車(午前10時から午後4時まで)、ガスボンベ配給車(自宅への配送、午前6時から午後6時まで)、ガスボンベ・ガソリン運搬車(運搬・貯蔵用、日に1時間)

(5)包括的外出禁止措置の時間中、常に職場に留まる場合には、業務が認められる。

(6)ホテル従業員は、12日(木)午後6時から午後10時の間、シフト交代のための移動が認められる。

(7)オリーブ農家

(8)畜産業者等(午前8時から午後4時まで、自宅職場間の往復に限る)

(9)警備会社社員は、12日(木)及び14日(土)の午前8時から正午までの間は、シフト交代のため移動が認められる。

(10)陸路国境からの出入国者(当日のみ)

(11)空路での出入国者(運転手含む)は、チケットを提示することで、当日一定時間は自宅空港間の移動が認められる。

(12)死亡者がいた場合には、埋葬等のため6名のみ外出可能。

3 10日、オベイダート保健相及びハヤージネ同省コロナ担当次官は、同日に行われた下院選挙の投票活動等に関連して次のとおり述べました。

(1)各投票所ではコロナ感染防止策が適切に採られ、感染症の悪影響を排除して憲法上の投票活動を実施できた。

(2)4日間の包括的外出禁止措置期間後、政府は国内感染状況の評価を行う予定であり、現時点では(これまでの夜間外出禁止措置のとおりで)追加的措置はとられない見込み。

(3)投票所内の保健衛生措置は適切に行われたが、投票活動に伴って感染した場合、コロナ感染の症状はおおむね1週間後に現れる。

4 9日、アーイド・メディア担当相及びオベイダート保健相は記者会見を行い、ヨルダンにおける医療キャパシティの増強について以下のとおり述べました。

(1)民間病院のカーデンズ病院をコロナ患者受入れに特化させ、220床(うち集中治療室40床)を確保した。

(2)この他、民間セクターから、1050床の通常病床及び180床の集中治療室が提供される。

(3)イルビド、アンマン及びマアーン県において、35日以内に仮設病院によるコロナ患者受入れが可能となる。

(4)公衆衛生措置遵守状況の監視・監督を強化する。

5 ヨルダン国内感染状況

 ヨルダン保健省は感染者数等を次のとおり発表しました。

(1)新規感染者数につき、11月8日は4,519名(全て市中感染者)、9日は5,665名(全て市中感染者)、10日は5,996名(全て市中感染者)で、累計の感染者数は120,982名となったと発表しました。内訳は次のとおり。

 ア 8日:計4,519名

   2,317名:アンマンで確認された感染者

   2,202名:イルビド(439)、アジュルーン(5)、ジェラシュ(79)、マフラク(126)、バルカ(133)、ザルカ(828)、マダバ(72)、カラク(203)、タフィーラ(27)、マアーン(113)、アカバ(177)で確認された感染者

 イ 9日:計5,665名

   3,147名:アンマンで確認された感染者

   2,518名:イルビド(581)、アジュルーン(34)、ジェラシュ(231)、マフラク(79)、バルカ(170)、ザルカ(631)、マダバ(66)、カラク(279)、タフィーラ(89)、マアーン(172)、アカバ(186)で確認された感染者

 ウ 10日:計5,996名

   2,987名:アンマンで確認された感染者

   3,009名:イルビド(511)、アジュルーン(67)、ジェラシュ(80)、マフラク(58)、バルカ(274)、ザルカ(1,062)、マダバ(176)、カラク(266)、タフィーラ(158)、マアーン(104)、アカバ(253)で確認された感染者

(2)死者数は、11月8日は52名、9日は62名、10日は91名。

(3)PCR検査件数は、11月8日は23,056件、9日は27,689件、10日は27,324件を実施、総検査数は2,095,700件。

(4)陽性率は21.9%

 本情報は、当局が公式に発表した最新情報等を中心に掲載しており、今後変更があり次第連絡いたします。

 10日(火)午後11時から15日(日)午前6時まで、包括的外出禁止措置がとられておりますので、これを遵守して頂くようお願い致します。

新型コロナウイルス感染症の予防法について−

 まずは、一般的な感染症対策や健康管理を心がけてください。

 具体的には、石けんによる手洗いや手指消毒用アルコールによる消毒などを行い、できる限り混雑した場所を避けてください。また、十分な睡眠をとっていただくことも重要です。

 さらに、人込みの多い場所は避けるとともに、屋内でお互いの距離が十分に確保できない状況で一定時間を過ごす際はご注意下さい。

外務省海外安全ホームページ

https://www.anzen.mofa.go.jp/

外務省海外安全ホームページ 新型コロナウイルス

(日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国・入域の行動制限)

https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html

外務省 海外安全ホームページ 医療・健康関連情報

https://www.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/index.html

厚生労働省ホームページ

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

ヨルダン保健省 Hotline 06-5004545 / Corona Virus Free Line 111

https://www.moh.gov.jo/

ヨルダン保健省 新型コロナウイルス関連ページ(アラビア語

https://corona.moh.gov.jo/ar

在ヨルダン日本国大使館

領事・警備班:担当 入江 及び 武井

TEL:962−6−5932005

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