新型コロナウイルス関連情報(感染拡大地域における予定されている入院及び手術の延期、並びに各学校長よるオンライン授業への移行手続き)

【ポイント】

●感染が一定以上拡大している地域において、予定されている入院及び手術が延期されました。

●学校の閉鎖、及びオンライン授業への移行の判断が、各学校長に委ねられました。

【本文】

○10月23日、ブルガリア保健省は、新たな保健大臣令を発出し、現在実施中の各種感染拡大予防措置(屋内の公共の場におけるマスク着用義務等)を一部修正しました(有効期限:10月25日から11月30日まで)。

 従来の保健大臣令からの変更点として、感染が一定以上拡大している地域において、予定されている入院及び手術が延期される(例外あり)と共に、これらの地域に対して一定数以上のベッドを新型コロナウイルス専用病床として確保することが求められました。

<直近14日間の人口10万人当たりの新規感染者数が120人以上の地域>

・予定されている入院及び手術が延期。

・当該地域は総病床数の10%以上を新型コロナウイルス専用病床として確保。

<直近14日間の人口10万人当たりの新規感染者数が60人以上120人未満の地域>

・予定されている手術が延期。

・当該地域は総病床数の5%以上を新型コロナウイルス専用病床として確保。

<延期の例外>

臓器、組織および細胞の移植、腫瘍性および腫瘍血液学的疾患の患者の診断および治療、生殖活動や出産補助及び出産(方法は問わず)に関連する活動は例外として実施が認められる。

 詳細は末尾に記載した保健大臣令の内容をご確認ください。

○10月26日、ブルガリア教育科学省は、学校の閉鎖、及びオンライン授業への移行について、各学校長が教育省に要請し、教育省が許可した場合に可能と発表しました。感染状況がレッドゾーン(直近14日間の人口10万人当たりの感染者数が120人以上の地域)、及びオレンジゾーン(同感染者数が60人以上120人未満の地域)の地域の学校長が、自己隔離者や陽性者の数が増加してきた場合に、教育省に対してオンライン授業への移行要請を出すことができます。

なお、当館の統計によりますと、10月26日現在のブルガリア国内のレッドゾーン、及びオレンジゾーンは以下の地域です。

<レッドゾーン>

ブラゴエフグラド県、ブルガス県、ヴァルナ県、ヴラツァ県、ガブロヴォ県、カルジェリ県、ロベチ県、モンタナ県、ペルニック県、プロブディフ県、ラズグラッド県、ルセ県、スリヴェン県、スモリャン県、ソフィア市、スタラ・ザゴラ県、タルゴヴィシテ県、シューメン県

<オレンジゾーン>

ヴェリコ・タルノヴォ県、キュステンディル県、パザルジク県、プレーヴェン県、シリストラ県、ソフィア県、ハスコヴォ県、ヤンボル県

○10月23日付保健大臣令(10月25日から11月30日まで有効)

1 感染予防措置

(1)教育関係

ア 就学前教育機関・学校における物理的な出席を伴う教育は、教育科学省及び保健省が策定する、COVID19の状況を踏まえた2020/2021年新学期のための就学前・学校教育業務要領に基づき実施される。

イ 高等教育機関における物理的出席を伴う活動は、以下2及び3で規定される感染予防措置を遵守した上で、各高等教育機関が定める条件の下で実施される。また、可能な場合には、情報コミュニケーション技術を活用した電子的環境の下でのリモートによる教育を実施する。

(2)屋内外における大規模イベント

ア 屋内における、全ての年齢層グループの団体及び個人によるトレーニングを伴うスポーツイベントは、観客なしで開催。屋内競技実施の場合には、会場キャパシティー上限50%までの収容、観客は少なくとも席を1つ空けて使用かつ1.5メートルの物理的距離を取るとの条件の下で、観客を入れてイベントを開催。(この時、使い捨て用あるいは複数回使用可能なマスクまたは鼻及び口を覆うためのその他の用具(含タオル、スカーフ、ヘルメット)を着用。)

イ 屋外競技実施の場合には、1セクターにつき1,000人までの入場、会場キャパシティー上限50%までの収容、観客は少なくとも席を1つ空けて使用かつ1.5メートルの物理的距離を取るとの条件の下で、観客を入れてイベントを開催。(この時、使い捨て用あるいは複数回使用可能なマスクまたは鼻及び口を覆うためのその他の用具(含タオル、スカーフ、ヘルメット)を着用。)

ウ 国立スタジアム「ヴァシル・レフスキ」におけるサッカーの試合の実施に際しては、座席占有率は全座席数の30%まで、少なくとも席を2つ空ける,且つ1.5メートルの物理的距離を取るとの条件の下で,観客の入場が可能。

エ 大会・会議的イベント、セミナー、展示会(含展示業界のイベント)は、リモート形式での実施が推奨される。それが不可能な場合には、会場キャパシティー上限50%までの収容の下で許可される。(この時、発言者以外は、使い捨て用あるいは複数回使用可能なマスクまたは鼻及び口を覆うためのその他の用具(含タオル、スカーフ、ヘルメット)を着用。)

(3)文化イベント

 屋内外で行われる文化イベント(芝居、映画、舞台公演、コンサート、舞踏・芸術・音楽活動・授業等)は、会場キャパシティーの上限50%までの収容かつ1.5メートルの物理的距離の確保を条件として許可される。また、屋内外で集団祝賀行事(結婚式,洗礼式等)を行う場合には1.5メートルの物理的距離を確保(この時、使い捨て用あるいは複数回使用可能なマスクまたは鼻及び口を覆うためのその他の用具(含タオル、スカーフ、ヘルメット)を着用。)

(4)ナイトライフ

 屋内外を問わず、クラブ、ピアノ・バー、ナイト・バー等は、2平方メートルにつき一人までの入場及び各種感染予防措置の遵守を条件に営業を許可。(この時、使い捨て用あるいは複数回使用可能なマスクまたは鼻及び口を覆うためのその他の用具(含タオル、スカーフ、ヘルメット)を着用。)

(5)医療行為、医療施設

ア 10月23日時点で感染者数が人口10万人あたり120人以上の地域においては、予定されていた入院及び手術行為を11月30日までの期間停止する。

イ 10月23日時点で感染者数が人口10万人あたり60.0〜119.9人の地域においては、予定されていた手術行為を11月30日までの期間停止する。

ウ 感染者数が人口10万人あたり119.9人以上となった地域においては、上記アが適用される。また、感染者数が人口10万人あたり60.0〜119.9人となった地域においては上記イが適用される。

エ 上記ア〜ウについて、臓器、組織および細胞の移植、腫瘍性および腫瘍血液学的疾患の患者の診断および治療、生殖活動や出産補助及び出産(方法は問わず)に関連する活動の遂行には適用されない。

オ 医療施設における外部の者や面会者の訪問は禁止される。但し、末期患者への面会は例外とする。

カ 各地域の保健機関は、以下のとおり医療施設を行動し規則を制定する。

(a)10月23日時点で感染者数が人口10万人あたり120人以上の地域においては、新型コロナウイルス感染症患者用の病床数を、医療施設および複合腫瘍学センターの各医療機関のそれぞれの地域健康診断病床数で発表された病床数の10%以上とする。

(b)10月23日時点で感染者数が人口10万人あたり60.0〜119.9人の地域においては、新型コロナウイルス感染症患者用の病床数を、医療施設および複合腫瘍学センターの各医療機関のそれぞれの地域健康診断病床数で発表された病床数の5%以上とする。

(c)感染者数が人口10万人あたり119.9人以上となった地域においては、上記(a)が適用される。また、感染者数が人口10万人あたり60.0〜119.9人となった地域においては上記(b)が適用される。

キ 社会福祉サービスを提供する専門施設及び子どもや高齢者のための住宅型施設における外部の者の訪問は、訪問者が申告書(感染症にかかっていない旨、重篤な呼吸器疾患の症状がない旨、感染予防措置を遵守する旨を申告)を提出し、施設長が許可した場合に限り認められる。

(6)その他の活動

 同大臣令により禁止されない活動については、全ての感染予防措置を遵守した上で、実施される。

(7)各自治体による規制

 地方自治体は、その機能的能力の範囲内で、そのコントロール権限と管理能力を最大限に活用して、国内の防疫対策を管理するために必要となる規制を制定する。 また、必要に応じ、各地域の詳細なデータを考慮に入れて、追加の規制措置を導入する。

ブルガリア日本国大使館領事警備班

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