シーア派宗教行事(チェヘラム)に関する注意喚起

【ポイント】

○ 10月7日(水)、又は8日(木)はイスラマバードを含むパキスタン各地で、シーア派の宗教行事チェヘラム(Chehlum)が行われます。

○ 期間中は宗教施設や行事の行われている場所に極力近づかないようにしてください。

【本 文】

1 10月7日(水)、又は8日(木)はイスラマバードを含むパキスタン各地において、シーア派の宗教行事チェヘラム(Chehlum)※が行われます。この行事には、シーア派教徒多数が参加します。また,過去にはこの宗教行事をめぐり、シーア派スンニ派の間で死傷者を伴う衝突が発生しています。

預言者ムハンマドの孫フサインが殺害されたとされる命日(アシュラ)から40日目に実施される服喪儀式で、シーア派にとって重要な宗教行事の一つ。

2 現在までのところ、チェヘラムに関する具体的な脅威情報は確認されていませんが、同宗教行事に集まった人々を標的としたテロが発生する可能性もあります。

3 つきましては、在留邦人の皆様におかれましては、以下の注意事項を参考に、ご自身及びご家族の安全に十分配慮した行動を心掛けていただけますようお願いいたします。特に、モスク等の宗教施設及び宗教行事が開催されている場所に近づかないよう注意してください。

(1)当地の各種報道等より最新の安全情報を入手するようにし、安全な行動を心掛ける。

(2)行進や集会が行われている場所には、決して近づかない。

(3)移動途中等に行進等に遭遇した場合には、速やかにその場から離れる。

(4)攻撃の標的となりやすい場所(宗教関連施設、宗教行事開催場所、政府機関、軍・警察等治安当局施設(含む車両、検問所等)、報道機関には出来るだけ近づかないようにし、その他の場所(国連関係機関、外国資本等のホテルやファースト・フード店を含む欧米関連施設、レストランやマーケット等)での用事についても、短時間で効率的に行なうように心掛け、常に周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知した場合には、速やかにその場から離れるようにする。

4 地域にもよりますが、携帯電話サービスの利用制限が実施される可能性も考えられますので、他の連絡手段(固定電話、インターネット等)の確保についても確認願います。

5 なお、上記注意点以外にも、外務省広域情報など当地で安全に滞在するための参考となる情報が以下のウェブサイトに掲載されておりますので、そちらもあわせてご確認下さい。

○当館ホームページ:

http://www.pk.emb-japan.go.jp/indexjp.htm

○外務省海外安全ホームページパキスタン):

http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_011.html#ad-image-0

○在留届及び「たびレジ」への登録のお願い

 海外渡航前には、万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにして下さい。3か月以上滞在する方は、緊急事態に備え、必ず在留届を提出してください。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/index.html

 また、3か月未満の旅行や出張などの際には、海外滞在中も安全に関する情報を随時受けとれるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。(詳細はhttps://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/# 参照)

○緊急時の連絡先:051−9072500(在パキスタン日本国大使館代表)