新型コロナウイルス感染症関連情報（ヨルダン国内感染者数等：９月１８〜１９日分）

●政府は、大学における対面授業の有無に関しては、９月末までに感染状況を見て何らかの決定が行われると述べました。

●政府は、新規感染者数につき、９月１８日は２１３名（市中感染者２１１名）、１９日は１９６名（市中感染者１９１名）で、累計の感染者数は４，５４０名となったと発表しました。

１　１８日、ジャーベル保健相他は、テレビ番組に出演し、感染防止措置等に関して、以下のとおり述べました。

（１）健康と経済のバランスをとるため、包括的外出禁止に戻ることはせず、「スマート閉鎖（地区ごとや建物ごとに行う閉鎖）」と呼んでいる戦略を採る。（注：例えば、カラク県やバルカ県の一部では地域閉鎖が実施されています。）

（２）現在のヨルダンが対応できる感染者数は約３，０００名（うち２，０００名は死海の隔離ホテル、１，０００名は各病院）であり、引き続き対応能力向上に努める。

（３）感染者数の増加を受けて、防衛令１６号（注：２０人以上の集会禁止、違反者への罰則等規定）の適用強化を図っている。

（４）なお、現在、１５歳以下の子供及び医療関係者の軽症感染者は、指定された施設での隔離とし、自宅隔離（療養）とするとの意見が感染防止委員会から出ている。

２　１９日、アダーイレ・メディア担当相は、テレビ番組に出演し、感染防止措置等に関して以下のとおり述べました。

（１）大学における対面授業の有無に関しては、９月末までに感染状況を見て何らかの決定が行われる。

（２）防衛令１６号に違反したとして、これまで数十名が逮捕された。

（３）（２３日の入国規制変更後）入国後の自宅隔離に服する者には、当局による不定期の訪問が実施され、違反者には罰金が科せられる。

（４）（軽症感染者の病院への移送ではなく自宅での隔離・療養の可能性に関して）決定は行われていないが、感染者の自宅隔離・療養は、現在患者数が３，０００人を超えたら行われるのではないか（注：感染防止委員会メンバーはテレビ番組に対して、現在のペースで感染者数が増加した場合には、１５歳以下は自宅隔離・療養、医療関係者は自宅又は勤めている病院で隔離・療養を行うことを検討していると述べました）。

３　１９日、教育省は、これまでの学校における感染について、以下のとおり発表しました。

（１）学生１０２名、教員５６名、雇用主（学校オーナー等）８名、学校関係当局者３名の感染がこれまでに確認された。

（２）計１７０校が完全な遠隔授業に移行した（うち１２７校は校内で感染者が出たため、４３校は感染者の出た地域に位置しているため）。

４　ヨルダン国内感染状況

　ヨルダン保健省は感染者数を次のとおり発表しました。

（１）新規感染者数につき、９月１８日は２１３名（市中感染者２１１名）、１９日は１９６名（市中感染者１９１名）で、累計の感染者数は４，５４０名となったと発表しました。内訳は次のとおり。

　ア　１８日：計２１３名

　　　１０４名：アンマンで確認された感染者

　　　１０７名：イルビド（１０）、カラク（３０）、ザルカ（２０）、バルカ（２９）、マアーン（９）、マダバ（２）、マフラク（３）、ラムサ−地区（４）で確認された感染者

　　　２名：国外からの帰国者

　イ　１９日：計１９６名

　　　８８名：アンマンで確認された感染者

　　　１０３名：アジュルーン（１）、イルビド（７）、カラク（１０）、ザルカ（４４）、ジェラシュ（１０）、バルカ（２３）、マダバ（３）、マアーン（１）、ラムサ−地区（１）で確認された感染者（注：この他、タフィーラにおいて３件確認されたとの政府発表がありましたが、その後、これは間違いであったと発表がありました。当該３件分がどの地域におけるものであるかは現時点では発表されていません）

　　　５名：国外からの帰国者

（２）治療者数は、９月１８日は９５名、１９日は１６１名。

（３）死者数は、９月１８日は３名、１９日は１名で計３０名

（４）ＰＣＲ検査件数は、９月１８日は１１，７６６件、１９日は１１，４８４件を実施、総検査数は１，０５７，１８４件。

　本情報は、当局が公式に発表した最新情報等を中心に掲載しており、今後変更があり次第連絡いたします。

　夜間外出禁止令は、深夜１時（経済活動は深夜１２時まで）から午前６時までとなります。これを遵守して頂くようお願い致します。

−新型コロナウイルス感染症の予防法について−

　まずは、一般的な感染症対策や健康管理を心がけてください。

　具体的には、石けんによる手洗いや手指消毒用アルコールによる消毒などを行い、できる限り混雑した場所を避けてください。また、十分な睡眠をとっていただくことも重要です。

　さらに、人込みの多い場所は避けるとともに、屋内でお互いの距離が十分に確保できない状況で一定時間を過ごす際はご注意下さい。

外務省海外安全ホームページ

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