オレゴン州における山火事に関する注意喚起及び関連情報(9月16日)

●15日、トランプ大統領は、オレゴン州の山火事に対し大規模災害指定を行いました。同指定はブラウン・オレゴン州知事から要請されていたもので、山火事被害を受けた地域への連邦政府機関、人員による復旧活動の支援や、被災を受けた住宅等の修理のための助成金や無保険の財産損失をカバーするための低金利融資等、連邦政府の資金による支援が可能になるとされています。詳細は以下をご参照ください。

https://www.whitehouse.gov/briefings-statements/president-donald-j-trump-approves-oregon-disaster-declaration-091520/

なお、ジャクソン郡は山火事により家屋の焼失等被害を受けた住民に対し支援サイトを立ち上げています。詳細は以下をご参照ください。

https://jacksoncountyor.org/emergency/News/Wildfires-Smoke/category/donations-community-resources

●州内各地で発生している山火事の影響により、これまでに100万エーカーが焼失、死者8名、行方不明12名、3千超の建物が崩壊しています。火災地域近くにお住まいの方は、引き続き各郡の避難情報(本メール下部リンク)に注意し、安全を確保いただくようお願いします。

ポートランド市、セーラム市、ユージーン市、アシュランド市を始め多くの都市では深刻な大気汚染が発生しており、6段階の汚染度カテゴリーで最も高い「Hazardous」となるなど、非常に高い指数を記録しています。各地のカテゴリー、指数については以下をご参照ください。

http://oregon.envi-das.com/home/map

オレゴン州保健局は、喘息等呼吸器疾患のある方、心血管に疾患のある方、65歳以上の高齢者、乳幼児、妊婦等が大気汚染の影響を最も受けやすいとして注意喚起を行っています。

また、大気の状態が悪い場合の対策として、

・屋内にとどまり、窓を締め、外部の空気が入らないようにする(外気の流入が認められる玄関、扉枠や窓枠等のわずかな隙間をデープ等でふさぐことも有効です)

・ろうそく、暖炉の使用、喫煙を控え、室内での大気汚染を防ぐ

・空気清浄機の使用

・運転する際は窓を閉めエアコンは空気を循環させるように設定する

・大気汚染による喉、咳の症状を緩和するため水分を十分取る

等を推奨しています。

詳しくは以下をご参照ください。

https://sharedsystems.dhsoha.state.or.us/DHSForms/Served//le8626.pdf

●今後も山火事被害や、煙による大気の汚染が懸念されますので、在留邦人の皆様や当地に渡航・滞在を予定している方は、州政府、郡、市等のサイトや現地のニュース等を参考に最新の山火事情報の収集に努めていただくとともに、不要・不急の外出を控える等安全、健康の確保に努めてください。

オレゴン州山火事関連サイト(各郡の山火事関連サイトも閲覧可能です)

https://wildfire.oregon.gov/

■在ポートランド領事事務所

住所:1300 SW 5th Ave, Suite 2700, Portland OR 97201

電話:503-221-1811(代表)

Web:https://www.portland.us.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

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