新型コロナウイルス感染症関連情報(国際商業便の再開に関する政府発表)

●政府は、9月8日から国際商業便が再開され、入国に際しては、新たに発表された入国規制が適用されると発表しました。

●入国を希望する者は渡航前72時間以内のPCR検査陰性証明書を持参すると共に、空港において2回目のPCR検査を受け(40JD)、結果が出るまで約3時間待ち、その後、グリーン、イエロー、レッドのカテゴリーによって、隔離場所と期間が決まるとのことです。なお、陰性証明書を持参しない場合には、特定施設での14日間の隔離に服するとのことです。

●出国は、航空便があり、受け入れ国の同意がある限り自由。

●受け入れ可能人数は、各利用ホテルのキャパシティと空港におけるPCR検査能力次第で決まるので、最初の一週間は一日3から4便、二週目は8便まで引き上げる由。

●記者会見の発表のあった規制の詳細は以下のとおりですが、具体的な運用は常に変更の可能性がありますので、最新の情報の把握に努めるようお願いいたします。

 9月2日から3日にかけて、アダーイレ・メディア担当相、サイフ運輸相等は記者会見を行い、国際商業便の再開と新たな入国規制に関して発表を行ったところ、概要以下のとおりです。なお、グリーン・イエロー・レッド国の分類について、日本はイエローに属しているの情報もありますが、確認中です。

1 2日の記者会見概要

 2日、アダーイレ・メディア担当相は記者会見を行い、国際商業便再開と新たな入国規制について以下のとおり述べました。

(1)ヨルダン国民の帰国計画に関連して、国家安全保障危機管理センター・コロナ危機対処チームは、9月8日からクイーン・アリア国際空港における定期的な航空便の再開を決定した。これは、以下のとおりの公衆衛生・感染予防措置の実施を条件として行われる。

(2)「グリーン」国に、渡航前の少なくとも14日間の滞在歴を有する入国者は、渡航前72時間以内のPCR検査陰性証明書を持参する。また、到着時、空港において2回目のPCR検査(自費)を受け、その場で結果を待つ。結果が陰性の場合には、指定の施設での隔離は行われず、1週間の自宅隔離に服する(当館注:1週間の自宅隔離は3日の会見で不要との見解が示されました)。

(3)「イエロー」国からの入国の場合には、渡航前72時間以内のPCR検査陰性証明書を持参し、空港到着時に2回目の検査(自費)を受けた後、1週間の指定の場所での隔離に服する。また、隔離5又は6日目に3回目の検査を受け、結果が陰性の場合には指定の施設での隔離が終了し、1週間の自宅隔離に移行する。

(4)「レッド」国からの入国者は、渡航前72時間以内のPCR検査陰性証明書を持参し、空港到着時に2回目の検査(自費)を受けた後、1週間の指定の場所での隔離に服する。また、隔離5又は6日目に3回目の検査を受け、結果が陰性の場合には指令の場所での隔離が終了し、1週間の自宅隔離に移行する。自宅隔離期間、電子リストバンドの着用が義務となる。

(5)なお、PCR検査陰性証明書を持参しなかった場合、指定の施設での14日間の隔離に服する。

(6)当該措置はヨルダンへの入国を希望する全ての非ヨルダン人にも適用され、また、全ての国境検問所でも実施される。

(7)出国は、航空便があり、受入れ国の同意がある限り、自由に行うことができる。

(8)定期便再開及び規則の詳細並びに各国の分類については、明3日、運輸相から説明がある。なお、これらは状況に応じて変更される。

2 3日の記者会見概要

 3日、サイフ運輸大臣、ミスト民間航空規制委員会委員長等は記者会見を行い、国際商業便再開と新たな入国規制について以下のとおり述べました。

(1)サイフ運輸省

 ア 商業便の再開は9月8日から、公衆衛生・感染予防措置に基づいて行われる。(ただし、国際商業便が再開しても、)航空便の状況がコロナ以前の状況に戻るには、現在の例外的な事情に鑑みれば数年かかるだろう。

 イ 保健省によって、国々が3つに分類された。

「グリーン」国はカナダ、キプロスチェコデンマークギリシャ、香港、ハンガリーリトアニア、マレーシア、モロッコポーランド、スイス、タイ、トルコ、チュニジア

「イエロー」国はアルジェリアオーストリア、ドイツ、イタリア、マルタ、オランダ、UAE。

「レッド」国はバーレーン、ベルギー、フランス、イラククウェートレバノンリビアオマーンカタールルーマニア、ロシア、サウジ、スペイン、英国、ウクライナ、米国、エジプト、スーダン、イエメン。

 これらの国との相互乗入れを歓迎するが、相互乗入定期便の再開は、我々が策定した規制への相手国の合意なくしては行われない。今後交渉を行っていく。

 ウ 全ての入国者は空港においてPCR検査を受検する必要がある。結果が出るまでにかかる時間は3時間程度。

「グリーン」国からの渡航者の場合、空港でのPCR検査結果が陰性であれば、隔離なく入国できる。

「イエロー」国及び「レッド」国からの場合、指定された施設での隔離1週間及びその後の自宅隔離1週間が課せられる。「レッド」国からの場合には、それに加え、電子リストバンドの装着が求められる(当館注:保健省は、14日間指定された場所で隔離する場合には、電子ブレスレット装着は課されない旨決定したとの報道あり)。

 エ ヨルダンへの渡航希望者は、渡航24時間前以下URLに登録し、健康状態フォームやヨルダン国内の滞在場所等必要な情報を入力する必要がある。これらの情報に紐づけられたQRコードが生成され、搭乗時及び降機時に見せる必要がある。

 https://www.visitjordan.gov.jo/

 オ また、空港到着の際には、過去14日間、その国に滞在歴があることを証明する書類を提示する必要がある。

 カ 虚偽申告を行った者には1万ディナールの罰金が科せられる。

 キ 最初の1週間は、1日3、4便までしか受け入れない。本件は随時見直され、2週目は受入れ便数を8便まで上げる。これは到着時の受入れ能力の問題とともに、隔離措置を行うホテルの空室との兼ね合いもある。

(2)ミスト民間航空規制委員会委員長

 ア 分類が発表されたのはヨルダンとの間に直行便のある国であり、他の国については、保健省が状況に応じてその都度判断する。

 イ 依然実験的な段階にあり、入国規制の内容は今後随時見直される。特に、日毎の受入れ便数との関係では、受入れ可能人数は隔離用ホテルのキャパシティと空港におけるPCR検査能力次第で決まる。

(3)サーイハ保健省伝染病課長

 ア 空港では、保健省の下でPCR検査を行うためのラボが設置され、また、保健省の監督の下、6か所に体温計測スペースが設置された。

 イ 乗客は降機後バスで特定の場所へ運ばれる。発熱がある者は、別の施設へと隔離され、そこでPCR検査が行われる。その後、残りの乗客にPCR検査が行われる。結果が出るまで、乗客は空港内の待合スペースで、社会的距離を保ちつつ待機する。PCR検査は1回40JDであり、事前に電子的に支払う。結果が出るまでは3時間程度かかる。

 ウ 結果が陰性であった者には入国手続きが行われる。陽性の場合には、保健省の定める規則に従って対応する。

  本情報は、当局が公式に発表した最新情報等を中心に掲載しており、今後変更があり次第連絡いたします。

 夜間外出禁止令は、午後11時(経済活動は10時まで)から午前6時までとなります)。これを遵守して頂くようお願い致します。

新型コロナウイルス感染症の予防法について−

 まずは、一般的な感染症対策や健康管理を心がけてください。

 具体的には、石けんによる手洗いや手指消毒用アルコールによる消毒などを行い、できる限り混雑した場所を避けてください。また、十分な睡眠をとっていただくことも重要です。

 さらに、人込みの多い場所は避けるとともに、屋内でお互いの距離が十分に確保できない状況で一定時間を過ごす際はご注意下さい。

外務省海外安全ホームページ

https://www.anzen.mofa.go.jp/

外務省海外安全ホームページ 新型コロナウイルス

(日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国・入域の行動制限)

https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html

外務省 海外安全ホームページ 医療・健康関連情報

https://www.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/index.html

厚生労働省ホームページ

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

ヨルダン保健省 Hotline 06-5004545 / Corona Virus Free Line 111

https://www.moh.gov.jo/

ヨルダン保健省 新型コロナウイルス関連ページ(アラビア語

https://corona.moh.gov.jo/ar

在ヨルダン日本国大使館

領事・警備班:担当 入江 及び 田口

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