新型コロナウイルス対策に関するマダガスカル政府発表(8月23日分)

●8月23日(日)、マダガスカル政府が、新型コロナウイルス対策に関する発表を行いました。発表の時点での感染確認件数は累計14327件です。

●同日、ラジョリナ大統領が国営テレビに出演して、新型コロナ対策等の措置についての発表が行われました。

●事態は刻々と変わりますので、最新情報の入手に努めてください。

 8月23日(日)の新型コロナウイルス対策に関するマダガスカル政府発表の主要点は以下のとおりです。

1 新型コロナウイルス対策オペレーション司令センターによる発表(13時)

(1)8月23日(日)の新規感染確認は50人で、これにより、累計感染者数は14327人となった。新規感染者の確認場所及び人数は以下のとおり。

・22人:アナラマンガ(アンタナナリボのある地域圏)

・8人:ディアナ(ディエゴスアレスがある地域圏)

・7人:メナベ(ムルンダバの所在する地域圏)

・4人:ソフィア(マジュンガの北に位置する地域圏)

・3人:ヴァキナンカラチャ(アナラマンガの南、アンチラベのある地域圏)

・3人:アムル二マニア(ヴァキナンカラチャ地域圏の南に位置する地域圏)

・1人:ブングラヴァ(アンタナナリボの西,イタシ地域圏のさらに西に位置する地域圏)

・1人:オートマチアーチャ(フィアラナンツァの所在する地域圏)

・1人:場所の特定なし

(2)新規快復者は23人で、これにより、累計快復者数は13355人となった。23人の新規快復者のうち、8人がアナラマンガ(アンタナナリボのある地域圏)、6人がヴァキナンカラチャ(アナラマンガの南、アンチラベのある地域圏)にて快復した。

(3)新規死亡者はなく、累計死亡者数は178人から変化なし。

(4)現在治療中の患者は794人(前日比で27人増加)で、そのうち重症者は87人(前日比7人増加)である。

2 ラジョリナ大統領による発表(20時)

(1)現在の感染状況について

・この5か月間で、マダガスカルでは14327人の感染が確認され、そのうち13355件は既に快復し、794人が治療中である。

マダガスカルにおける新型コロナ対策は有効であった。現在、感染状況が落ち着いてきている。 全ての国民が引き続き感染予防に努め、政府の対策を尊重すれば、マダガスカルは今後2週間でコロナウイルスに打ち勝つことができる。

(2)公共交通機関(タクシーベ)の再開

 8月26日水曜日から、アンタナナリボ市内及び郊外におけるタクシーベの運行が20時まで再開する。なお、タクシーベの運行にあたっては、車両の消毒、消毒ジェルの使用、運転手及び乗客のマスクの着用等の衛生措置を遵守しなければならない。

(3)国内線の再開

 9月1日から国内線が再開する。具体的には、アンタナナリボとサンババ、タオラニャロ(フォルトドーファン)、ノシベ、サントマリー、マルアンツェチャ(Maroantsetra)、ムルンダバ、マジュンガ、トアマシナ、チュレアールを結ぶ便が再開する。国内線の利用にあたって、各乗客は、PCR検査陰性証明の提示が求められる。

(4)今後の措置

(ア)アナラマンガ(アンタナナリボの所在する地域圏)では,衛生措置の遵守の下で、通常の社会・経済活動ができることになる。今後取られる具体的な措置は以下のとおり。

・企業等の勤務時間の制限はなく、通常通りの活動を行うことができる。

・食料品販売店等は6時から18時まで営業可能。

・レストランは営業可能であるが、客の数が50人を超えてはならない。

・21時から4時までの夜間外出禁止措置が実施される。

・アナラマンガ地域圏から同地域圏外及び他の地域圏から同地域圏内への遺体の搬送については、死因が新型コロナウイルスでない場合には許可される。

新型コロナウイルス感染リスクの高いとみなされる人及び脆弱な人については引き続き出勤は禁止。

・公共交通機関の運行は8月26日水曜日から再開し、20時まで運行する。 

・タクシーの運行は許可される。ただし,3人以上の乗車は禁止。

・タクシーブルースについては、アンタナナリボとトアマシナ間の移動のみ8月26日水曜日から許可される。

(イ)全国

・50人以上の集会禁止。

・娯楽施設等の営業禁止。

・スポーツイベントの禁止。

・物資運搬のための移動は可能。

・感染状況に応じ,それぞれの地域毎に設置されている新型コロナウイルス対策オペレーション司令センター(CCO)及び地方自治体が、CCO本部との協議を行い,必要な措置を取ることができる。

(5)教育

・CEPE(初等教育修了試験)の各地域圏における日程が発表された。

・BEPC(中等教育修了試験)は9月21日から24日に実施される。

(6)新規発症者の数が減少したため、イバト等のいくつかの地区にある新型コロナウイルス治療センター(CTC)は閉鎖する。今後、患者はマハマシナの新型コロナウイルス治療センター等別の施設に送られる。

(7)この他、ラジョリナ大統領は社会保障政策等についても発表した。

 事態は刻々と変わりますので、引き続き政府から最新情報の入手に努めるとともに、手洗い、うがい、マスク着用などの通常の感染症対策を行い、体調に異常がある方は早めの医療機関受診を心がけてください。

【参考:関連する日本のウェブサイト】

新型コロナウイルス感染症(外務省 安全海外ホームページ)

https://www.anzen.mofa.go.jp/

新型コロナウイルス感染症について(厚生労働省ウェブサイト)

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

日本国国立感染症研究所コロナウイルスに関して)

https://www.niid.go.jp/niid/ja/from-idsc/2482-2020-01-10-06-50-40/9303-coronavirus.html

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