サウジアラビアにおける新型コロナウイルス対策（８月２３日）

○８月２３日現在、サウジ保健省の発表した感染者は計３０７，４７９名です。

○サウジ保健省がサウジ入国乗客向け健康状態申告書を更新

○公的機関における出勤停止措置の解除方針

○濃厚接触者の定義及び濃厚接触者に求められる自宅待機（１４日間）の期間に関する保健省発表

○次回のコロナ対策情報に関する領事メールは、８月３０日（日）の予定です。

１　感染者数

８月２３日現在、サウジ保健省の発表した感染者は計３０７，４７９名（内２８０，１４３名は回復、現存感染者２３，６８７名、重症者１，６４４名、死者３，６４９名）。

２２日保健省発表以降、新たに確認された感染者は１，１０９名です。

１日の検査件数５２，３１３件、これまでの合計検査件数４，６７４，９５０件。

参考：サウジ国内感染者数カウンター（保健省提供）：https://covid19.moh.gov.sa/

引き続き、３密（密閉，密集，密接）を避け、外出時はマスクを着用し、手洗い、咳エチケットを励行し、ご自身やご家族、周囲の方の健康とウイルスに感染しないことを最優先に考え、行動していただきますようお願い申し上げます。

８月より、コロナ対策情報は感染者数以外にお知らせするべき事項がない場合は、原則毎週日曜日のみとします。感染者数については、上記サウジ保健省提供のカウンターや、ツイッターをご参照ください。なお、国境や国際線航空便の再開等、重要な政府決定の情報が発表された場合は、この限りではなく、可能な限り速やかに配信いたしますので、ご理解をお願いいたします。

２　サウジ保健省がサウジ入国乗客向け健康状態申告書を更新

サウジ保健省は、サウジに入国する乗客向けの健康状態申告書を更新しました。全ての航空会社は申告書を到着前にサウジに入国する全ての乗客に配布し、乗客は記入・署名の上、空港保健当局に提出しなければなりません。

サウジ入国者が記入・署名を求められる健康状態申告書のポイントは以下のとおりです。

（１）呼吸器症状や発熱、その他ＣＯＶＩＤ−１９の症状がないこと。

（２）到着日から７日間の自宅隔離に服すること（ただし、医療関係者は、隔離終了時に陰性であることを条件に３日間とする）。隔離期間中、医療目的の外出のみ認められる。

（３）到着から８時間以内にアプリ「Tatamman」で自宅の場所を登録すること。登録がない場合は、適切な措置を講じるため２４時間以内に関係機関に通知がなされる。

（４）症状が見られる場合は、直ちにダイヤル「９３７」に電話するか、または診療センターに赴くか、要すれば救急医療を受診する。

（５）アプリ「Tatamman」及び「Tawakkalna」をダウンロードの上、毎日アプリ「Tatamman」上で健康状態評価を行う。

（６）当局の指示に違反する場合、５０万サウジ・リヤル以下の罰金または２年以内の禁固もしくはその両方が課される。

３　公的機関における出勤停止措置の解除方針

２２日付サウジ国営通信（ＳＰＡ）等は、公的機関における出勤停止措置の解除方針について、８月３０日（日）から全ての公的機関の従業員が職場出勤に復帰する、ただし、公的機関の従業員の在宅勤務については、以下の条件に従い公的機関の長及び権限委譲を受けた者が決定する旨報じました。

（１）在宅勤務者の割合は、２５％を超えないものとする。