●「M-Pesa(モバイル決済・送金サービス)」を経由した振り込め詐欺と思われる事案が多発しています。
●また、海外からの着信へのコールバックを利用し、高額請求をしてくる詐欺事案が発生しています。
●心当たりのない電話やショートメール(SMS)を受けた場合には、毅然とした態度で臨み、絶対に相手の要求に応じないようにして下さい。
●最近、在留邦人の方も被害に遭われました。他人事と思わず、十分注意してください。
1 事案の概要
(1)M-Pesaを利用した振り込み詐欺と思われる事案の特徴
ア 概要
突然、見知らぬ人物が興奮した状態で電話をかけてくる、また、M-Pesaにより送金した旨のSMSが送信されてくる。
イ 電話の内容(概要)
○ モバイル送金サービス(M-PESA等)に入金があった旨のSMSが送信されてくる。
○ 見知らぬ人物から、「間違ってあなたのM-PESAに入金してしまった。のちほどSafaricomから連絡がいく。」旨の電話がかかってくる。
○ その数分後に、Safaricomのスタッフを名乗る人物から電話があり、「M-PESAを用いて返金してもらいたい。返金が確認されない場合はあなたのM-PESAアカウントをロックする。」旨の電話がある。
(2)海外からの着信へのコールバックを利用した詐欺の特徴
ア 概要
〇 見知らぬ番号(主にアフリカ、オセアニア、カリブ諸国)から着信があり、すぐ切れる。(ケニアでも「Wangiri」と呼称)
〇 コールバックすると、録音された音声が流れる(この時点で高額な料金が発生)。
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2 対処方法(警備対策官からのアドアイス)
○ 登録のない電話に出る場合は、「詐欺」の可能性があるものとして、はじめから十分に警戒して下さい。
○ 心当たりのない電話を受けた場合には、毅然とした態度で臨み、決して要求に応じないように心がけて下さい。
〇 特に海外からの電話番号へコールバックする際は、十分に注意してください(心当たりがなければ、無視するのが肝要。)。
○ 次回の犯行に利用される可能性があるため、氏名やID番号等の個人情報を聞かれても絶対に回答しないように心がけてください。
○ 万一被害に遭った場合は、速やかに警察に届け出てください。
○ 今次の事例について、職場や家庭で共有して頂きお互いに注意を促して下さい。
【関連領事メール】
https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMailDetail.htl?keyCd=94299
【お知らせ】
※ 在ケニア日本国大使館領事警備班では、大使館からの情報をいち早く入手していただくため、「緊急情報配信用ツイッター」を開設しています。是非この機会にフォローして下さい。以下のURLから簡単にアクセス出来ます。
https://twitter.com/JapanEmbKE_EMR
※ 「たびレジ」簡易登録をされた方でメールの配信を停止したい方は、以下のURLから停止手続きをお願いします。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/detete
令和2年8月21日
在ケニア日本国大使館
電話:020−2898−000(24時間対応)