在留邦人の皆様へ:新型コロナウイルス関連情報(8月14日)

 8月14日までのカザフスタンにおける新型コロナウイルス関連情報は以下のとおりです。

1 カザフスタン国内感染者数等

●累計感染者数は101,848名です。

●累計死亡者数は1,269名です。

●累計快復者数は78,633名です。

●COVID-19の兆候がある肺炎患者累計数は16,666名です。

●COVID-19の兆候がある肺炎死亡者累計数は198名です。

(参考1)州・直轄市ごとの感染者数等、詳細は下記のカザフスタン政府コロナウイルス対策ページから参照可能です。

https://www.coronavirus2020.kz/ru

(参考2)世界各国のCOVID-19感染者数(WHO作成)は下記から参照可能です。

https://www.who.int/emergencies/diseases/novel-coronavirus-2019/situation-reports/

2 カザフスタン国内の新型コロナウイルスに関する報道等は以下のとおりです。

(注)以下は、一般的事項及び在留邦人のおられる都市の情報を中心に作成しています。

(1)新規感染者数

●8月13日に新規に確認された感染者数は476名(うち無症状184名)です。

(2)検疫・医療等

●8月17日からの段階的検疫緩和

エスマガムベトヴァ国家主任衛生医師は、14日の会見で主に以下を述べました。

◎段階的緩和の第一段階において、職場の8割テレワーク体制を維持する。

◎休日のみ制限措置を維持することにした理由は、休日はショッピングモール等、人の移動と接触が増えるからである。(会見に同席したアタメケン党ジュマガジエフ下院第一副代表はこれに付言して、ツォイ保健大臣が休日制限措置の維持を2週間としたこと、当地ビジネスの収入の約40%が休日に生み出されており、その点にも留意していることを述べました。)

◎現時点での検疫緩和基準は以下の3指標。

1)再生産性(R)がR=1以下であること。検疫期間中はR=1.72であったが、現在はR=0.78を達成。

2)直近7日間の感染率が10万人あたり80名以下であること(現在73.7で達成)。

3)直近7日間の死亡率が2以下であること(現在1.67で達成)。

しかし検疫措置が守られず、指標が悪化すれば、再び検疫を厳格化せざるをえない。

●アルマティ市の状況

◎ナディロフ・アルマティ市公衆保健局長は14日、市民に対し、自己判断での療養に頼らず、症状が悪化する前に医療機関へ相談するよう市民に呼びかけました。

・分析によると、入院患者の55%は、自己療養を行っただけでなく、適時に入院のための医療支援を求めなかったため、重症ないし重体患者となってから入院している。その結果、病院では直ちに人工呼吸器を患者につけなければならず、快復までの期間も延びるなど、負担がかかっている。

・市民には、自己療養に頼らず、最初に症状が現れた段階で診療所の専門家に相談するか、統合窓口であるコールセンターに連絡することを要請する。

◎ナディロフ局長は一方で、軽症患者の減少も述べました。

・アルマティ市における在宅医療観察中の患者は1か月間に約3分の1に減った(2,450名→825名)。

コロナウイルス及び肺炎の疑いによる診療所への相談件数も、36%軽減した(1,300名超→450名以下)。

(3)カザフスタンへの入国、国際航空便

カザフスタンへの入国の基準

エスマガムベトヴァ国家主任衛生医師は、カザフスタン国内およびカザフスタンと直行便を有する諸外国の疫学状況を毎日モニタリングしているとして、カザフスタンへの入国について、3つの類型があることを説明しました。

1)疫学状況がカザフスタンより良い国から直行便で到着する乗客は制限なく入国できる。

2)疫学状況がカザフスタンと同程度の国から直行便で到着する乗客は、5日以内のPCR検査陰性結果証明書が必要である。証明書がない乗客は(位置追跡用の)携帯電話アプリに自身を登録した上、2日以内にカザフスタン国内でPCRテストを受け、14日間在宅検疫を行うとの文書に署名しなければならない。

3)疫学状況がカザフスタンよりも良くない国については、フライトが禁止される。また、全てはその乗客がどの国から到着してくるかに関わっており、乗客がカザフスタン国民であるか外国人であるかを問わない。

●エジプト便を9月14日に再開

SCAT航空は、傘下のSunday Airlinesが9月14日からエジプト・シャルムエルシェイク便を再開すると発表しました。

●当館領事メールのバックナンバーは以下のページから参照できるようになっています。

https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMail.html?countryCd=0007

●当館フェイスブック https://www.facebook.com/embassy.jp.kz/ にもコロナウィルス関連情報を掲載しています。

(邦人保護等の緊急事態の場合の問い合わせ窓口)

○在カザフスタン共和国日本国大使館

住所:5th floor, Kosmonavtov Street 62, micro-district

"Chubary", Nur-Sultan, 010000, Republic of Kazakhstan

電話:+7 (7172) 977-843

FAX :+7 (7172) 977-842

○日本外務省領事サービスセンター

電話:(代表)+81-3-3580-3311(内線)2902,2903

(日本外務省関係課室連絡先)

○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐事件を除く)

(内線)2851

○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐事件等)

(内線)3047