【医療情報】新型コロナウイルス関連情報(8月12日現在)

●報道によれば、アルゼンチン国内では268,574名(昨日から7,663名増。アルゼンチンにおける一日の新規感染者数としては過去最多)の累計感染者数、うち5,213名の累計死亡者数、187,283名の累計治癒数が報告されています。

●なお、当国に居住、または短期的に滞在している方を対象とした、強制隔離及び強制距離措置(以下「強制隔離」と記載)(DNU641/2020)は、8月16日(日)まで継続中です(なお,8月30日(日)まで延長される旨の報道もあります)。また、非居住者の方々の入国の禁止も同日まで継続されています。

サンパウロを経由してご帰国を計画される場合、サンパウロエミレーツ航空及びカタール航空に搭乗される際には、事前にPCR検査を実施し、陰性であることの証明書の携行が必要となりましたので、ご注意ください。

1 報道によれば、アルゼンチン国内では268,574名(昨日から7,663名増。アルゼンチンにおける一日の新規感染者数としては過去最多)の累計感染者数、うち5,213名の累計死亡者数、187,283名の累計治癒数が報告されています。

2 強制隔離関連

(1)報道によれば、政府は、現在8月16日までとなっている強制隔離を、8月30日まで延長する方向で検討しているとのことです。

(2)昨11日、フェルナンデス大統領は、一日当たりの死亡者数が241名と過去最多を記録したことや、地方での感染拡大が見られることなどを踏まえ、現在、アルゼンチンは「パンデミックの最悪の期間」を経験していると警告しました。明12日に、同大統領は、大統領公邸にて感染症専門家と意見交換を行い、同日中にも強制隔離措置の延長を発表する見込みとのことです。

3 亜における新型コロナウイルス・ワクチンの製造

 本12日、フェルナンデス大統領は記者会見を行い、アルゼンチンにおいて新型コロナウイルスに対するワクチンが製造される予定である旨発表しました。これは、英オックスフォード大学が同国製薬大手アストラゼネカと共同で開発を進めているワクチンです。

 同ワクチンは、9月初旬に製造が開始され、年末には完成予定とのことであり、フェルナンデス大統領は、ワクチンが入手可能となるのは6か月〜12か月後、価格は3〜4米ドルになるものと想定される旨述べています。

4 サンパウロを経由してご帰国を検討される皆様へ(注意事項)

(1)今月初めより、エミレーツ航空を利用してサンパウロから日本に帰国する場合等、ドバイを経由する場合(トランジットのみを行う場合を含む。)には、サンパウロの出発前96時間以内に受検したPCR検査の陰性証明書を取得・携行し、搭乗前に航空会社に対して提示することが義務づけられています。

(2)また、カタール航空についても、今月13日より、ブラジルを経由するフライトに搭乗する場合には、ブエノスアイレスの出発前72時間以内に発行されたPCR検査の陰性証明書を携行し(※注)、搭乗前に同航空会社に対して提示することが義務づけられています。

(※注)PCR検査自体は出発前72時間以内に行われる必要はありませんが、PCR検査の陰性の結果が出発前72時間以内に出る必要があるとされています。

(3)以上のとおり、出発前に陰性証明書の取得を求める航空会社が増えてきています(実際にブラジルにおいて、エミレーツ航空では、5日前に受検した陰性証明書を提示して搭乗しようとした方が、搭乗を拒否される事例が発生しているようです)ので、航空券を購入される前に、御利用の航空会社のホームページ等を利用して搭乗に必要な書類等を必ず確認するようにしてください。

(4)現在、ブラジルの入国制限により、邦人が90日以内の短期滞在を目的としてブラジルに入国する場合(ビザの取得は不要)には、ブラジル旅行中の全期間をカバーする医療保険に加入することが必要とされていますのでご注意ください。

(参考)ブラジルの入国制限(政令第1号)

https://www.sp.br.emb-japan.go.jp/itpr_ja/jnot_20_07_coronavirus51_jp.html (以上)