在留邦人の皆様へ:新型コロナウイルス関連情報(8月7日)

 8月7日までのカザフスタンにおける新型コロナウイルス関連情報は以下のとおりです。

1 カザフスタン国内感染者数等

●累計感染者数は96,922名です。

●累計死亡者数は1,058名です。

●累計快復者数は70,680名です。

●COVID-19の兆候がある肺炎の累計感染者数は11,008名です。

●COVID-19の兆候がある肺炎の累計死亡者数は120名です。

(参考1)州・直轄市ごとの感染者数等、詳細は下記のカザフスタン政府コロナウイルス対策ページから参照可能です。

https://www.coronavirus2020.kz/ru

(参考2)世界各国のCOVID-19感染者数(WHO作成)は下記から参照可能です。

https://www.who.int/emergencies/diseases/novel-coronavirus-2019/situation-reports/

2 カザフスタン国内の新型コロナウイルスに関する報道等は以下のとおりです。

(注)以下は、一般的事項及び在留邦人のおられる都市の情報を中心に作成しています。

(1)新規感染者数

●8月5日に新規に確認された感染者数は1,060名(うち無症状513名)、8月4日に新規に確認された感染者数は980名(うち無症状502名)です。

(2)検疫・医療等

●コジャフメトフ・保健省次官は中央通信部のブリーフィングで、コロナウイルス患者とコロナウイルスの兆候がある肺炎患者の統計の統一は、早くとも2〜3週間後になると発表しました。なお、ツォイ保健大臣は月曜に統計の統一には1〜2日必要であると述べていました。

◎コジャフメトフ・保健省次官は、「7月の中旬から我々は医師への指導と全情報が集まるコンピュータシステムのアップグレードを行い、8月1日から約束通り情報の発表を一日単位で行っている。もちろん、毎朝9時までにこれを行うことを約束していたが、現在は発表が昼頃になっているとの反省点はあるが、これもまた人間的な要素によるものである。現在は準備プロセス中である。我々は統計をより正確にするよう毎日努力している。そして、国内の本当の状況を見て、検疫が終了する8月17日以降どのような措置を取るべきかを決定する」と述べました。

◎同氏は、統計はいつ統一されるのかという質問に対し、「2−3週間後で、その時には一週間ごとに比較して状況の全体を一望できるだろう」と答えました。

●有限会社「SKファーマシー」のイスカリエフ総裁は、中央通信部にて、医薬品の入手性の向上のための措置について、「会社の物流システムの近代化が行われた。状況を改善するために、物流のフォーマットを静的な算定から動的な算定に変更した。コロナウイルスの厳しい状況下で、あらゆる医薬品は『すぐに』医療機関へ送られる。倉庫は24時間週7日の当直体制で稼働している。定期便の物流量は1.7倍に増加した。出荷期間は2週間から1週間に短縮された。クロス・ドッキングによるハブから地域への商品の分配システムにより、長期保管を避け、速やかに地域へ届けている。医薬品の数量の勘定を素早く行うために倉庫の従業員を増員した。医薬品を速やかに届けるため航空会社(SCAT、エア・アスタナ、カザフ・エア)

とも協定を結んでいる。一連の航空会社は協働しており、我々もこれを保障している。

これまで、7月も含めて医薬品の追加買付け申請が行われている。我々は総額870億テンゲの追加買付けを行った。医療機関が必要とするCOVID-19のための91品目の医薬品の追加的な買付けである。また8月10〜15日に向けてすでに我々は追加需要を確保するために速やかに買付けを行っている。これにより医療機関の追加需要を全て満たし、全入院病棟における医薬品の不足を補い、必要な医薬品ストックを形成することが可能になる」と述べました。

◎イスカリエフ総裁によれば、現在、月に10万人の患者を治療するために必要と予測される医薬品の2か月分である総額240億テンゲ規模の安定化フォンドのため最も需要のある50品目の医薬品の速やかな買付けを行っています。

●アルマティ市で、コロナウイルスの抗体検査数を増やすことが計画されています。

◎アルマティ市は、コロナウイルスの抗体検査を現在の1日あたり3250件から5250件に増やすことを計画しています。ベクシン・アルマティ市国家主任衛生医師はブリーフィングで、これにより集団免疫の水準が明らかになり、またコロナウイルスの第二波に備えることができると述べました。

◎ベクシン医師はまた、10月1日よりCOVID-19のラボ診断能力を強化することを伝えています。

(3)フライト情報

アエロフロート・ロシア航空は8月31日までカザフスタンを含む一部の国際線の運休を発表しました。

◎同社の公式サイトによれば、この決定は各国の感染症対策の制限措置に伴い発表されたもので、カザフスタンではアクタウ、アクトベ、アルマティ、アティラウ、カラガンダ、コスタナイ、クズルオルダ、ヌルスルタン、シムケントの各都市との便が運休になります。

◎2020年5月1日以降に航空会社のサイトもしくはコンタクトセンターで、該当する航空券を購入した乗客には、支払い方法に応じて自動的に航空券代の払い戻しが行われる予定です。

●トルコ政府はエア・アスタナに対し、カザフスタン国民の入国を更に2週間禁止することを伝えました。

◎エア・アスタナのアルマティ―イスタンブールーアルマティ便の航空機の離陸許可が出なかったことが確認されました。その理由は、トルコ航空当局からの航空機の離陸を禁じる電話連絡でした。その上、この時飛行機は滑走路に向かっていました。その1時間後に公式文書が到着しました。

◎アブドゥラヒモフ「エア・アスタナ」社マネージャーは、「文書によれば、禁止措置はイラン、アフガニスタンカザフスタンからの航空便に及んでいる。エア・アスタナ社は101名が搭乗する航空便について一回限りの許可を得た。この路線の次便は本日に予定されている。今回の禁止措置は適時の通報がなく、我々の乗客にとって深刻な遅滞と不便を招くものである」と伝えています。

●当館領事メールのバックナンバーは以下のページから参照できるようになっています。

https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMail.html?countryCd=0007

●当館フェイスブック https://www.facebook.com/embassy.jp.kz/ にもコロナウィルス関連情報を掲載しています。

(邦人保護等の緊急事態の場合の問い合わせ窓口)

○在カザフスタン共和国日本国大使館

住所:5th floor, Kosmonavtov Street 62, micro-district

"Chubary", Nur-Sultan, 010000, Republic of Kazakhstan

電話:+7 (7172) 977-843

FAX :+7 (7172) 977-842

○日本外務省領事サービスセンター

電話:(代表)+81-3-3580-3311(内線)2902,2903

(日本外務省関係課室連絡先)

○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐事件を除く)

(内線)2851

○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐事件等)

(内線)3047