ベイルートにおける大規模爆発(第2報:非常事態宣言の発出等)

・8月4日にベイルート港湾施設において発生した大規模な爆発により、これまでに135名が死亡、5,000名以上が負傷した模様です。

レバノン政府は5日、非常事態宣言を発出し、軍最高官司令官に治安維持の権限を付与し必要な措置が取られることとなりました。

港湾施設の損壊により、今後物流が停滞し、物資不足が長期化する可能性があります。

1 爆発の被害

  8月4日午後6時過ぎ(現地時間)、ベイルート港湾施設において大規模な爆発が発生した。現時点で原因はまだ明らかにされておりません。

  爆発の被害はベイルート市内・郊外の広範囲に及び、多数の死傷者が発生したほか、爆風により多くの建物が損壊しました。8月5日午後8時の時点で135名が死亡、5,000名以上が負傷した模様です。

2 非常事態宣言の発出

  8月5日、レバノン政府は閣議を開催し、今般の爆発事案に関して非常事態宣言を発出しました。これにより、軍最高司令官が治安維持の権限を有することとなり、各組織を指揮下に置いて必要な措置を取るとされています。また、軍当局による市民生活への規制措置等が認められ、自宅待機の強制、言論の自由の制限、外出禁止を阻害する集会の防止等を行うとされています。

3 その他

  レバノンの物流の中心的な役割を担ってきた港湾施設の壊滅的な損壊により、今後物流が停滞し、物資が不足する恐れがあります。経済危機等の影響もあり、物資不足は長期化する可能性がありますので、常備薬や生活必需品等、当面必要な物資については予め確保・備蓄いただくようご留意願います。

邦人の方の被害にかかる情報及びご不明な点がございましたら下記の連絡先までご照会ください。

●在レバノン日本国大使館

 代表電話番号:+961-(0)1-989751〜3

 領事直通:+961-(0)1-989856/01-989855

 領事携帯:+961-(0)3-366018/03-345977

 領事緊急:+961-(0)3-362540

 FAX番号:+961-(0)1-989754

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