クレジットカード等のスキミング被害の発生にかかる注意喚起

● 当地において、クレジットカード等(デビットカード含む)のスキミング被害が発生しています。

● スキミングとは、クレジットカード等に記録されている個人情報を巧妙に盗み取り、勝手に偽造の(クローン)カードを作って使用する手口のことで、被害にあったことさえ、気づかない場合があるとされています。

● 昨日(7月28日)、邦人男性からも、「スキミング被害を受け、ナイロビ市内所在のATMにおいて、勝手に現金を引き落とされる等の被害を受けた(被害額約40万円)」旨報告を受けています。

● 地元警察によれば、「現時点での同被害の認知件数は多くない」としていますが、今後の展開によっては、スキミング被害が拡大する可能性があります。

● 在留邦人及び渡航者の皆様におかれましては、この機会に、クレジットカード等の利用時の危険性を十分に認識していただき、防犯に向けて細心の注意を払っていただきますようお願いします。

1 スキミングの態様

 スキミングは、被害者が気づかないうちにカード情報を盗み取ることから始まりますが、代表的な手口として以下の態様があげられます。

(1)買い物や食事などの際のクレジットによる決済時

(2)ATM本体のカード挿入口にスキマーという読み取り装置を仕掛ける場合

(3)空き巣等の盗難に遭った場合(被害者が不在時)

 加えて、カードに直接接触せず情報を盗む、より巧妙な手口「非接触型」のスキミングもあるとされています。

2 スキミングに有効な対策

 スキミング対策として以下の方法が有効と考えられます。

○ クレジットカードを第三者に渡さない。

 レストランなどの支払時においても、店員にクレジットカードを預けて会計することは控える。

○ 暗証番号入力時には手元を隠す。

 暗証番号を入力する際には手元を隠して、第三者から盗み見されないようにする。

○ ICカードタイプを利用する

 磁気ストライプよりもICカードの方がスキミング防止の観点からは有効。

 その他、非接触スキミング対策として、電波の送受信を妨害するカードケースや財布などのスキミング防止グッズもあります。

 さらに被害を最小限に抑える対策として

○ カード利用明細を定期的に細めに確認する

○ 効果的なカード盗難保険を検討する

等も有効と判断されます。

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令和2年7月29日

ケニア日本国大使館

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