在留邦人の皆様へ:新型コロナウイルス関連情報(7月22日)

 7月22日までのカザフスタンにおける新型コロナウイルス関連情報は以下のとおりです。

1 カザフスタン国内感染者数等

●累計感染者数は75,153名です。

●累計死亡者数は585名です。

●累計快復者数は46,790名です。

(参考1)州・直轄市ごとの感染者数等、詳細は下記のカザフスタン政府コロナウイルス対策ページから参照可能です。

https://www.coronavirus2020.kz/ru

(参考2)世界各国のCOVID-19感染者数(WHO作成)は下記から参照可能です。

https://www.who.int/emergencies/diseases/novel-coronavirus-2019/situation-reports/

2 カザフスタン国内の新型コロナウイルスに関する報道等は以下のとおりです。

(注)以下は、一般的事項及び在留邦人のおられる都市の情報を中心に作成しています。

(1)新規感染者数

●7月21日に新規に確認された感染者数は1,685名(うち無症状743名)です。

(2)検疫・医療等

●ツォイ保健大臣は、検疫措置の緩和について検討中である旨を明かしました。

◎同大臣は、「(1日当たりの新規感染者は)1600〜1700名で安定して推移しており、悪くない指標である。まだ予測することは難しいが、この状況が安定化することを望んでいる。基本的に我々の予測は悲観的なものであったが、動きがある。我々にとって重大な局面である。将来がどうなるか、検疫措置をどのように緩和するのか、状況を抑制するために我々が何をすべきか、などの計画を現在準備している」と述べました。

◎同大臣は、(現在の)検疫措置はあくまで一時的な措置である、と強調しました。

●ヌルスルタン市行政府は公式サイトにて、NPOが市内の薬局で医薬品の価格のモニタリングを行っていることを報じました。

◎モニタリングの目的は、肺炎とコロナウイルス感染症の治療に不可欠な最重要の医薬品の法外な価格上昇を防ぐためです。

◎また、モニタリングの際には、市民たちに衛生基準を遵守するようにと呼び掛けています。

◎もしも、市民が医薬品の価格が吊り上げられている事実を確認した場合は、共通の連絡センターiKOMEK 109もしくはWhatsAppで+7 775 160 55 32に連絡することができます。

●アルマティ市の薬局で、行列の数が減ってきたことが報じられています。

◎記者達が、数日前に長大な行列ができていた市内の各薬局を訪れたところ、事態が安定化していたことが分かりました。

◎市行政府のサリムバエフ調整官は、市行政府として製薬会社、薬局チェーンと合意を取り交わした6月29日より医薬品市場の安定化に積極的に取り組んできたと強調しました。

●アルマティ市では肺炎患者の数が最近1か月で半分にまで減少しましたが、統計によれば女性の感染例が多いことが報じられています。

◎ナディロフ・アルマティ市公衆保健部長はオンラインブリーフィングで、コロナウイルスの流行が続いていると同時に、市内の診療所には肺炎患者が来院していることを伝えました。

◎同氏は、「今年の初めから6175名の肺炎患者が治療を受けた。今日、状況は落ち着いている。入院患者数は半分以下にまで減少し、一日に133名を超えていない。統計によれば、肺炎患者の60%は女性が占めている」と述べました。

◎同氏は、診療所にかかっている肺炎患者数が1か月で1000名から480名と半分以下に減少したこと、また、救急車の呼び出し件数も3分の1以下に減少したことを付け加えました。

●アルマティ市の公共サービスセンターが、9月より500床規模のCOVID-19患者の診療所として転用されます。

◎ナディロフ・アルマティ市公衆保健部長は、「このセンターは第一段階としてコロナウイルスの治療病院として稼働し、その後総合診療所としての役割を果たすだろう。建設作業が完了するところであり、並行して医療設備や必要な人員について検討を進めている。9月中には開業するという目標が設定された」と述べました。

◎同氏によれば、市は病床数を7700床にまで増やす予定で、既に今週サナトリウムカザフスタン」に250床、「コクテム」に376床、ペンション「サマル」に140床、障害者用共和国病院で100床がコロナウイルス患者向けに供出されました。

◎同氏は「以前は診療所の(病床)稼働率が90%だったのに対し、現在は49%にまで下がっている」と述べました。

◎現在、コロナウイルス患者向けの診療所は3つのカテゴリーに分けられています。第一カテゴリーは重症患者向け、第二カテゴリーは中等症患者向けで、15医院1705床です。第三カテゴリーが患者の治療を完了する観察院で、7施設2376床で、うち1000床は「Halyk Arena」にあります。

◎また同氏は、市内の病床数増加に伴い、医療従事者の需要が高まっていることを伝えています。現在4464名が従事しており、1526名の予備人員を残していますが、診療所の医療従事者の募集は続けられます。

●当館領事メールのバックナンバーは以下のページから参照できるようになっています。

https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMail.html?countryCd=0007

●当館フェイスブック https://www.facebook.com/embassy.jp.kz/ にもコロナウィルス関連情報を掲載しています。

(邦人保護等の緊急事態の場合の問い合わせ窓口)

○在カザフスタン共和国日本国大使館

住所:5th floor, Kosmonavtov Street 62, micro-district

"Chubary", Nur-Sultan, 010000, Republic of Kazakhstan

電話:+7 (7172) 977-843

FAX :+7 (7172) 977-842

○日本外務省領事サービスセンター

電話:(代表)+81-3-3580-3311(内線)2902,2903

(日本外務省関係課室連絡先)

○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐事件を除く)

(内線)2851

○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐事件等)

(内線)3047