フランクフルト市内中心部における暴動の発生（注意喚起）

●１８日（土）深夜から１９日（日）未明にかけて、フランクフルト市内中心部のオペラ座広場（Opernplatz）における野外パーティにおいて、若者同士の小競り合いから警察への攻撃に発展、数百名の群衆が暴徒化し、大規模な暴動が発生しました。

●本事案の発生を受けて、フランクフルト市は、今週末から当面の間、金曜日及び土曜日の夕方以降、オペラ座広場における警察による警戒強化や、同広場の午前０時以降の立入禁止及び午前１時以降の閉鎖、飲酒状況の取締り強化等の措置を実施する方針を発表しました。

●先月２１日夜には、シュトゥットガルト市内中心部において、群衆が暴徒化し、警察官やパトカーに攻撃を行い、店舗が襲撃される事案が発生しています。夜間の外出には十分注意するとともに、特に、夜遅くの繁華街への外出はできる限り避けるよう心掛けてください。また、予期せずこのような暴動に遭遇した場合には、現場の警察官の指示に従い、速やかに、落ち着いてその場から離れ、安全の確保に留意してください。

１．事案の概要

（１）警察発表や報道等によれば、１８日（土）夜、フランクフルト市内中心部のオペラ座広場（Opernplatz）において、週末夜の恒例となっている屋外パーティが行われ、約３，０００人の若者が平和的にパーティを楽しんでいた（当館注：新型コロナウイルス感染防止対策としてクラブやディスコが閉鎖されているため、同広場は週末の夜に若者のたまり場となっている）。

（２）１９日（日）午前３時頃、オペラ座広場の噴水付近で２５人〜３０人の殴り合いの乱闘が始まり、流血する事態に発展したため、警察官が仲裁に入ろうとした際、周囲にいた者達がガラス瓶を投げつけるなど、警察官への攻撃を始め、これに端を発して、数百名が暴徒化した。

（３）警察の応援部隊が現場に投入され、警察官が防護盾でガラス瓶から身を守りながら群衆に近付き、暴徒からの激しい抵抗を受けるなど、数時間に及ぶ衝突の結果、３９名を逮捕した。また、警察官５名が負傷し、警察車両及びバス停が損壊した。午前５時３０分頃、暴動は収束した。

２．フランクフルト市は警察当局と協議し、オペラ座広場における暴動事案の発生を踏まえた措置を、今週末から実施することを発表しました。関係する措置の概要は以下のとおりです。

（１）オペラ座広場における夕方以降の警察による警戒強化

（２）隣接する飲食店と調整し、オペラ座広場への午前０時以降の立入り禁止

（３）オペラ座広場への午前１時以降の閉鎖

（４）飲酒状況の取締りの強化

（５）警察によるオペラ座広場の監視及び周辺道路の管理

３．留意点

（１）テレビやラジオ、新聞等の報道、警察が発信するTwitterなどにより情報を入手し、最新の関連情報の入手に努めてください。

　※フランクフルト市警察Twitter　https://twitter.com/polizei_ffm

（２）不穏な雰囲気が感じられる屋外パーティ等には近づかず、特に夜遅くの繁華街等への外出はできる限り避けるよう心掛けてください。