各種事件発生に伴う注意喚起

●経済状況の悪化を受け,一般犯罪等が増加傾向にあります。

●強盗事件,ひったくり未遂事件及び拳銃使用による自殺事案等の発生が確認されています。

●周囲に不審者や不審車両がいないか警戒するなど,犯罪に巻き込まれないよう十分ご注意ください。

 経済状況の悪化を受け,国内各地で抗議行動が多発しているだけでなく,窃盗等の一般犯罪も増加傾向にあります。

 参考:当地研究機関「Information International」による犯罪統計発表(6月)

 強盗:2020年1月―4月 704件(前年同月比+20%。586件)

 自動車窃盗:2020年1月―4月 230件(前年同月比+46%。157件)

 殺人:2020年1月―4月 59件(前年同月比約2倍。29件)

 また,ベイルートのハムラ地区とサイダで2件の拳銃自殺事案(7/3)が確認された他,ベイルート市内では,Jnah地区のRafic Hariri大学病院付近の商店を狙った拳銃使用による強盗事件(6/23)や,Achrafieh地区でのオートバイに乗った男2人組による他国大使館員の家族を狙ったハンドバックのひったくり未遂事案(6/24)が発生しました。

 当地においては経済状況の悪化に伴い各種犯罪が増加傾向にあります。また,過去の内戦の影響で拳銃などの銃器が蔓延しており,各種犯罪に使用される例も少なくありません。身近な場所で危険な各種の犯罪に巻き込まれる恐れが出てきています。犯罪に巻き込まれるのを未然に防ぐため次のポイントに心掛けてください。

● 夜間は一人で歩かないようにし,複数人での外出を心掛ける。

●人目を引くような華美な服装・装飾品を身につけない。

●昼間でも薄暗い公園や裏通りなど,人通りの少ない場所は避ける。

●タクシーを利用する際は,流しのタクシー等を利用することは控え,ドライバーの人員が特定できるタクシー会社に配車を依頼して利用する。

●危険を感じたら,躊躇せず周囲の人に助けを求める。また,万一に備えて,防犯ブザー等大きな音を出すものを身につけ,危険を感じたら直ちに使用する。

●周囲に不審者,不審車両がいないか常に確認し,下を向いて歩かず,前や後ろ,左右の人の動きに注意を払う。

●両替所で一度に多額の両替・換金をしない。

●多額の現金は持ち歩かないようにし,所持金は分散して持つ。むやみに人前で財布を取り出さない。

●バッグ類は,安易に椅子の後ろにかけたりテーブルの下に置いたりせず,常に目に見える場所で確実に管理するよう心がけ,また席を外す際には必ず持ち歩くようにする。

●路上を歩く際は,バッグなどはたすき掛けで肩に掛け,身体の前で抱えて持つようにする。

 犯罪を未然に防ぎ,また犯罪に巻き込まれないよう,改めて身の回りにご注意頂き,万一被害に遭った場合には,最寄りの警察へ被害届を提出すると共に,邦人が被害に遭ったとの情報に接した場合には,大使館にご一報ください。

 その他不明な点等がございましたら下記の連絡先までお問い合わせください。

【問い合わせ先】

レバノン日本国大使館

代表電話番号:+961-1-989751〜3

領事直通:+961-1-989856/01-989855

領事携帯:+961-3-366018/03-345977

領事緊急:+961-3-362540

FAX番号:+961-1-989754

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