日本からデンマークへの旅行者の入国制限を緩和/デンマークから日本への渡航勧告はオレンジ（不要な渡航の中止勧告）維持/（新型コロナウイルス関連情報）

　７月２日，デンマーク外務省は，入国制限の緩和と渡航勧告についてプレスリリースを発出し，日本を含む６か国からデンマークへの旅行者の入国制限が緩和されることが発表されました。一方，デンマークから日本への渡航勧告は引き続きオレンジ（不要な渡航の中止勧告）のままとなります。

　なお，同プレスリリースでは言及されていませんが，現在，デンマークへ観光目的で入国する際は，原則デンマーク国内で６泊以上することが求められており，宿泊予約証明書の提示が必要とされています。

プレスリリースの概要は以下の通りです。

（デンマーク外務省プレスリリース：デンマーク語）

https://um.dk/da/nyheder-fra-udenrigsministeriet/newsdisplaypage/?newsID=DB4D3BC2-4556-48BB-BB9B-1D32CDF85ABE　

１　日本を含む６か国からの入国制限を緩和

●国立血清学研究所，外務省，法務省の代表者によるグループは，本日，EU/シェンゲン協定加盟国および英国以外の国で，EUのCOVID-19基準を満たす国に関する個別の評価を行った。この背景に基づき，予防原則により，豪州，カナダ，日本，ニュージーランド，韓国，タイからの入国を開放することができると評価されている。

（当館注：下記デンマーク・コロナポータルサイトでは，７月４日午前０時から日本を含む６か国からの入国が開放される旨記載されています）

２　日本への渡航勧告はオレンジ（不要な渡航の中止勧告）を維持

●これら６か国はすべて，デンマーク人旅行者に対する入国制限または検疫要件を課している。このことは，これらの国に対する渡航勧告はオレンジ色（不要な渡航の中止勧告）のまま維持されることを意味する。また，EU/シェンゲン協定加盟国および英国以外の国へのすべての不要な渡航は引き続き中止することが勧告される（それらの国の渡航勧告はオレンジのままとなる）。

●外務省が，その国の入国制限や検疫要件のみを理由として渡航の中止を勧告している場合，入国制限や検疫要件が解除された場合には，デンマーク外務省のそれらの国に関する渡航勧告は緩和される。すなわち，豪州，カナダ，日本，ニュージーランド，韓国，タイへの渡航勧告は，これらの国がデンマークの旅行者に対する入国制限または検疫要件を解除する場合，黄色（渡航にあたり特に注意）に変更される。

３　その他の渡航勧告の緩和・入国制限の緩和

（１）入国・渡航勧告が緩和された地域（オレンジから黄色）

スウェーデンのクロノベルク地域及びブレキンゲ地域

（２）入国・渡航制限が緩和された（これまで評価対象に含まれておらず新たに含まれた）国

アンドラ，モナコ，サンマリノ，バチカン

デンマークの現在の入国制限に関しては，デンマーク・コロナポータルサイト及び当館ＨＰ等でご確認ください。

（デンマーク・コロナポータルサイト：デンマーク語）

https://politi.dk/coronavirus-i-danmark/rejser/rejser-ind-i-danmark

（同：英語）

https://politi.dk/en/coronavirus-in-denmark/travelling-in-or-out-of-denmark

（在デンマーク日本国大使館ＨＰ）

https://www.dk.emb-japan.go.jp/itpr_ja/taizai-covid19.html#denmarku_2