ペルー海外安全対策情報(2020年4月〜6月:邦人被害例等)

ペルー安全対策情報(邦人被害例等)(2020年4〜6月分)。最新の治安情報を入手し,十分注意してください。

1 一般犯罪・凶悪犯罪の傾向

(1)全般

ア リマ市内では「犯罪のドーナツ化現象」ともいえる状況が発生している。サン・イシドロ区やミラ・フローレス区では比較的犯罪の発生は少ないものの,周辺地区等で5月上旬から徐々に強盗等の凶悪犯罪が増加しており,今後の外出制限の緩和や解除に伴って人手が増すに従い,右2つの区を含めて全域で犯罪が増加すると予想される。最も警戒すべきは解除直後の2〜3週間の間となるため,特に注意する必要がある。

イ 今後,当面の間は携帯電話を狙ったひったくりの発生の増加が予想される。外出時は自分の持っている携帯電話は犯人らにとって「高級品」であることを自覚し,十分注意することが肝要である。

(2)邦人被害例

ア(強盗)6月3日(水)午前7時,アンカシュ州カスマにおいて,邦人男性が食料品を買うため通りを歩いていたところ,バイクに乗った二人組に手に持っていたスマートフォンをひったくられる事案が発生した。被害にあった邦人男性は,スマートフォンをひったくられた際に,転んでかすり傷を負った。

イ(窃盗)6月15日(月)邦人男性が,宿泊していたリマ市ミラ・フローレス区のホテルをチェックアウトする日に,現金(日本円・ユーロ・ソル)がなくなっていることに気がついた。ホテルは相部屋だったところ,ホテルオーナーの立ち会いのもと他の宿泊客の荷物も確認したが,現金は見つからなかった。

(3)その他外国人犯罪含む犯罪被害例等

(強盗)6月10日,サン・イシドロ区内でロレックス強盗が発生した。被害者が歩道を歩いていたところ,バイク2人組の犯人に襲われロレックスの腕時計を奪われたもので,何者かにいずれかの場所で腕時計を見られて,狙われたものと思われる。今後はショッピングモールやスーパー等の人が集まる店舗等の出口で,客の腕時計や貴金属,iPhone等に目をつけ,別の仲間に知らせて後をつけて襲うという手口の強盗の発生も予想される。なお,現在でもスーパー等の出口付近で店から出てきた客に近づき,施しを求めるふりをしながら,高価な腕時計や貴金属を身につけている客を選別し,別の場所で待機する仲間に知らせるといった手口も確認されている。

2 テロ・爆弾事件発生状況

アプリマック・エネ・マンタロ川渓谷(VRAEM)地域の一部地域では,引き続き武装組織と治安部隊との衝突が度々発生しており,非常事態宣言が延長されている。

また,過去にはリマ市内で,手榴弾を路上に置き去る事案が発生していることから,不審物を発見した際は決して近づいたり触ったりすることなく,速やかに警察に通報し処理を委ねることが肝要である。

3 誘拐・脅迫事件発生状況

ペルーではリマ市を含む各地で,年少者被害の誘拐や, ATMから現金を引き下ろさせる目的の誘拐強盗(短時間誘拐)の発生が増加傾向にある。

また,建設関連業者等に対してみかじめ料等を求める脅迫,恐喝,殺人事件が発生している。普段からパターン化した行動を避け, 犯人に行動を予知されないようにすることが肝要である。

【問い合わせ先】

在ペルー日本国大使館 領事部

Av. Javier Prado Oeste No.757, Piso 16,Magdalena del Mar, Lima

電話:(+51-1)219-9551

Fax :(+51-1)219-9544

consjapon@li.mofa.go.jp

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