新型コロナウイルス対策に関するマダガスカル政府発表（６月２９日分）

●６月２９日（月）、マダガスカル政府が、新型コロナウイルス対策に関する発表を行いました。発表の時点での感染確認件数は累計２１３８件です。

●事態は刻々と変わりますので、最新情報の入手に努めてください。

　６月２９日（月）の新型コロナウイルス対策に関するマダガスカル政府発表の主要点は以下のとおりです。

　以下２の発表にあるとおり、新型コロナウイルスの予防措置違反者に対する取締りが強化されています。十分に注意してください。

１（１）６月２９日（月）の新規感染確認は６０人で、これによって、累計感染者数は２１３８人となりました。

新規感染確認された６０人のうち、４９人がアンタナナリボで、１１人がムラマンガで確認されました。

（２）新規快復者は２２人で、これによって累計快復者数は９６６人となりました。２２人の新規快復者は、１３人はアンタナナリボで、９人はトアマシナで確認されました。

（３）入院者は昨日比で３５人増の１１５２人となりました。

（４）重症者は昨日比で２４人増の４８人となりました。

　重症者４８人が収容されている病院、都市などは以下のとおりです。

　　２７人ベフェラタナナ病院（アンタナナリボ）

　　１６人アンドハタペナカ病院（アンタナナリボ）

　　　２人アンチラベ

　　　２人アヌシアラ病院（アンタナナリボの北、郊外）

　　　１人ムラフエノ病院（トアマシナ）

（５）新たな死亡者が２人確認され、累計死亡者数は２０人となりました。

２　新型コロナウイルス対策オペレーション司令センター（ＣＣＯ）調整官のアンジアンカジャ将軍がテレビ出演し、以下のとおり述べました。

（１）国家警察及び憲兵隊に加えて、市警察及びフクタン職員らが、新型コロナ感染予防のための措置実施のために取り締まりを行っており、違反者の逮捕も行われている。本日６月２９日（月）の朝６時から１０時までの間に、アンタナナリボでタクシーベ３８台が取締の対象となり、７８人の運転手及び運転助手が逮捕された。また、マスクをしていない者７０人についても、逮捕された。

（２）アンタナナリボ市内の１９２のフクタンの役場、及びアンタナナリボ郊外のAtsimondrano及びAvaradranoのフクタン役場、郡（district）の役所、タクシーベ及び市場の消毒作業が実施された。消毒作業はアンタナナリボ市の消防署員及びレスキュー隊員によって行われた。

（３）タクシーベの停留所付近等に手洗い用の設備が設置された。

（４）新型コロナウイルスの診察及びウイルス検査を行うVillage Voaraという施設（アンタナナリボ市内、アンドハタペナカ地区）は既に完成しており、機材は明日から搬入が開始され、今週中にも受付を開始する。

（５）トアマシナで偽ＣＶＯの製造・販売を行った者１１人が摘発され、４人は拘留され、７人は保釈されている。裁判は７月１日に実施予定。拘留されている４人のうち３人が女性である。政治的な妨害行為との見方もあるが詳細は不明である。

　事態は刻々と変わりますので、引き続き政府から最新情報の入手に努めるとともに、手洗い、うがい、マスク着用などの通常の感染症対策を行い、体調に異常がある方は早めの医療機関受診を心がけてください。

【参考：関連する日本のウェブサイト】

新型コロナウイルス感染症（外務省　安全海外ホームページ）

https://www.anzen.mofa.go.jp/

新型コロナウイルス感染症について（厚生労働省ウェブサイト）

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

日本国国立感染症研究所（コロナウイルスに関して）

https://www.niid.go.jp/niid/ja/from-idsc/2482-2020-01-10-06-50-40/9303-coronavirus.html