新型コロナウイルス感染症(COVID-19)にかかる注意喚起(5月29日)

トロント市は,市内の大手雇用主に対し,少なくとも9月までは可能な限り在宅勤務を行うこと,職場での勤務を再開する際は,従業員を段階的に戻すとともに,時差通勤を行うことを推奨しています。

1.トロント市の経済活動再開に向けた取組

(1)5月29日,トーリー・トロント市長は,今後の市民の勤務態勢についてダウンタウンにある大手企業や大学と協議し,少なくとも9月までは可能な限り在宅勤務を行うこと,職場での勤務を再開する際は,従業員を段階的に戻すとともに,時差通勤を行うことについて合意した旨発表しました。市は,全ての大手雇用主が同様の取組を行うことを推奨しています。

(2)これは,トロント市の公共交通機関を利用する通勤者の12%がダウンタウンにオフィスがある金融業と保険業の従業員で占められていること,また,大学やカレッジの学生の半数以上が公共交通機関を利用してダウンタウンにあるキャンパスに通学していることから,経済活動の再開が本格化する際に,TTCを含む公共交通機関内が乗客で過密にならないようにするための取組の一つです。

(3)詳細については,以下のトロント市の発表を御参照ください。

https://www.toronto.ca/news/city-working-with-large-downtown-employers-to-extend-working-from-home-efforts-invites-public-input-on-recovery-and-rebuild-efforts/

2.オンタリオ州の感染者数

 5月29日午前10時30分現在,オンタリオ州保健省は,州内の新型コロナウイルスの感染者数について,新規344症例,累計27,210症例(累計死亡:2,230症例,累計回復:20,983症例含む)と発表しました。

 州内では,一部経済活動等の再開を認める動きが始まっていますが,緊急事態宣言は引き続き発令されたままであり,油断できない状況が続いています。

 外出や散歩,軽度な運動を行う際には,緊急事態の下で講じられている措置を遵守し,他者との2メートルの物理的距離(physical distancing)の維持や手洗いの励行などの感染症対策を徹底するなどして,引き続き感染予防に努めてください。