5月29日のカザフスタンにおける新型コロナウイルス関連情報は以下のとおりです。
1 制限措置の緩和等について
●報道によれば,5月29日,トゥグジャノフ副首相主催でコロナウイルス感染症拡散防止省庁間委員会会合が開催され,自動車検問所(ブロックポスト)の撤去,フィットネスセンター,スポーツ・文化施設,映画館の再開,国際航空便再開検討について議論され,次の決定が採択されました。
「2020年6月1日から:
1)地域間の自動車検問所(ブロックポスト)を撤去する。他方,国家主任衛生医師及び州・直轄市の長の決定により,コロナウイルス拡散発生源ゾーンにおいては,局所的なブロックポストを維持することができる。
2)各州中心都市及び国内主要都市への鉄道運輸,並びに,地域間の旅客バス輸送を再開する。
旅客運輸は,保健省が承認した衛生規則に厳格に従う形で行われる。
鉄道駅及びバスターミナルにおける規則遵守は,内務省職員が監督する。
3)フィットネスセンター及びスパセンターの活動を再開する。
4)全てのスポーツ及び文化施設の活動を,無観客にて再開する。
5)未就学児童施設及び補助的な教育団体(ただし,グループで15名を超えないこと),科学・調査研究所及び科学センターの活動を再開する。
本年6月15日から,衛生規則を遵守した上で映画館の活動を再開する。
また,一連の国々における疫学衛生状況の安定化に鑑み,省庁間委員会は各国家機関に対し段階的な国際航空便の再開(この枠組みにおける第一段階は韓国,中国及びアゼルバイジャン,第二段階はアラブ首長国連邦,ドイツ,トルコ及びタイ)に係る課題を検討するよう指示した。
国際航空便の再開日は,国境の再開及び疫学衛生状況により決定される。
各部門・施設の活動再開を注視しつつ,省庁間委員会は,カザフスタン国民に対し,予防措置(マスク着用,社会的距離の維持,接触の削減)の厳格な遵守が必要であることへの注意を喚起する。
会合の結果,トゥグジャノフ副首相は他の一連の具体的な指示を行った。」
2 感染者数
●昨日お知らせした時点からのコロナウイルス新規感染者数は356名です。
●上記を加算して,現時点における国内全体の感染者数は9,932名です。
●各州・都市ごとの内訳は以下のとおりです。括弧内は,昨日お知らせした時点からの増加数です。
(1)アルマティ市:2,462名(+84名)
(2)ヌルスルタン市:1,868名(+48名)
(3)アティラウ州:980名(+21名)
(4)カラガンダ州:788名(+34名)
(5)シムケント市:762名(+32名)
(6)西カザフスタン州:544名(+51名)
(7)ジャムブル州:365名(+3名)
(8)トゥルケスタン州:354名(+0名)
(9)クズルオルダ州:330名(+6名)
(10)アルマティ州:326名(+7名)
(11)アクトベ州:304名(+0名)
(12)マンギスタウ州:217名(+40名)
(13)パヴロダール州:197名(+5名)
(14)アクモラ州:151名(+2名)
(15)コスタナイ州:136名(+0名)
(16)東カザフスタン州:97名(+23名)
(17)北カザフスタン州:51名(+0名)
その他:死亡者37名(+0名),快復者5,011名(+184名)
3 カザフスタン国内の新型コロナウイルスに関する主な報道等は以下のとおりです。
(当館注)以下は,一般的事項及び在留邦人のおられる都市の情報を中心に作成しています。
(1)感染者数について
●昨5月28日の感染者数増加率は3.7%(356名増)となりました。
(2)生活について(上記1の決定に基づくものと考えられます)
●鉄道運輸は以下の3段階で再開されます。
◎6月1日,第一段階として,次の方面への路線が再開されます。
1)ヌルスルタンから:アルマティ,マンギスタウ,ウスチ・カメノゴルスク,サリアガシュ,セメイ,アルカリク,パヴロダール,ペトロパヴロフスク/クズル・トゥ,ウラリスク,ジェズカズガン,クズルオルダ
2)アルマティから:シムケント,パヴロダール,アクトベ,マンギスタウ,サリアガシュ,ウスチ・カメノゴルスク,ジェズカズガン,ウラリスク,ペトロパヴロフスク,コスタナイ
3)クズルオルダから:セメイ,コクシェタウ,ペトロパブロフスク
4)コスタナイから:カラガンダ,アルカリク
5)カラガンダから:ジェズカズガン
6)クズルオルダから:コクシェタウ,ペトロパヴロフスク
7)マンギスタウから:アクトベ
◎6月10日,第二段階として,追加的に次の方面への路線が再開されます。
1)ヌルスルタンから:アルマティ,アティラウ,ドスティク,ウラリスク,アイサリ,シムケント
2)アルマティから:アティラウ,アクトベ,ウラリスク,ウスチ・カメノゴルスク,トゥルケスタン,ペトロパヴロフスク
3)アティラウから:マンギスタウ,アクトベ,クルサリ,カラバタノ
◎第三段階として,国境通過の制限が解除されれば,15本の国際列車が再開されます。アルマティからはタシケント,サラトフ,ウルムチ,ノヴォシビルスク,カザン行き,ヌルスルタンからはチェリャビンスク行き,カラガンダからはモスクワ,オムスク,トムスク行き,アティラウからはアストラハン行きが予定されます。
●当館領事メールのバックナンバーは以下のページから参照できるようになっています。
https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMail.html?countryCd=0007
●当館フェイスブック https://www.facebook.com/embassy.jp.kz/ にもコロナウィルス関連情報を掲載しています。
(邦人保護等の緊急事態の場合の問い合わせ窓口)
○在カザフスタン共和国日本国大使館
住所:5th floor, Kosmonavtov Street 62, micro-district
"Chubary", Nur-Sultan, 010000, Republic of Kazakhstan
電話:+7 (7172) 977-843
FAX :+7 (7172) 977-842
○日本外務省領事サービスセンター
電話:(代表)+81-3-3580-3311(内線)2902,2903
(日本外務省関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐事件を除く)
(内線)2851
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐事件等)
(内線)3047