【5月25日付】新型コロナウイルス関連の最新情報:在キプロス日本国大使館

キプロス在留邦人及び滞在中・来訪予定の皆様へ

当地の新型コロナウイルス感染に係わる最新の状況・注意事項を以下の通りご案内します。

(ポイント)

キプロス政府は6月9日から空港を再開する措置を新たに発表しました。

●英国政府が,6月9日以降,英国への入国者に対し,公共交通機関利用不可を含む14日間の自己隔離措置等の行動制限開始を発表したことに伴い,同日以降,英国経由で日本へ帰国等される場合は,経由に利用できる空港が,英国への物理的入国を伴わないロンドン・ヒースロー空港に限られる見込みとなりましたので,ご注意ください。

キプロス政府は,現在,一般旅客フライトの離発着を禁止していますが,外国人出国用の臨時便が運行されています。

●万が一,医療機関等に隔離された等で援護が必要となった場合は,当館までご連絡下さい。

(本文)

1.最新の感染者の状況

 現在,新型コロナウイルスの感染者の累計935名,死者17名,治癒数累計561名が確認されています。

2.キプロス国内の空港再開に向けた新たな措置

5月22日,キプロス政府は以下のとおり発表しました。

(1)空港再開のプロセスを2段階に分け,第1段階は6月9日〜19日,第2段階は6月20日以降とする。

(2)入国者を国ごとに2つのグループに分け,それぞれのグループに対して異なる対応を採る。グループはそれぞれ以下の通り(今回記載の無い国々も数日以内に各々のグループに追加更新する予定)。

グループA:ギリシャ,マルタ,ブルガリアノルウェー,オートストリア,フィンランドスロベニアハンガリーイスラエルデンマーク,ドイツ,スロバキアリトアニア

グループB:スイス,ポーランドルーマニアクロアチアエストニアチェコ

(3)第1段階では,両グループに対して72時間以内に取得した新型コロナウイルスの陰性証明書の提示を求める。第2段階では,グループAの乗客に対しては同証明書の提示を求めず,グループBは引き続き提示を求める。

(エ)キプロス国民及びキプロス永住者は,到着後に空港で検査を受け,結果が判明するまで自主隔離することで入国できる。

(オ)5月25日以降,全ての到着者に14日間の自主隔離を求めている現行の措置を撤廃し,今後5月25日〜6月8日に帰国するキプロス人は,到着時に空港で受検し1日乃至は結果が判明するまで隔離され,陰性が判明後に帰宅し,グループA及びBに属する者は7日間,それ以外の国からの帰国者は14日間の自主隔離を実施する。

(カ)グループA及びB以外の日本を含めた国々から入国する場合,キプロス国民,合法的住居者及び特別な許可を得ている者で且つ72時間以内に発効された陰性証明書を持参している場合に,フライトの搭乗を許可される。証明書を持たない者に対しては,到着時に空港で検査を受けることが可能であるが,1日乃至は結果が判明するまで隔離する。また,帰宅後も14日間の自主隔離を求める。キプロスへの渡航希望者で出発国にて検査を受けられない場合,キプロス到着時に検査を受けることが可能である。

(キ)受検,強制隔離,自主隔離及び交通費は,入国者の負担とする。

(ク)ホテルの営業は,6月1日以降再開する。

3. ロンドンの空港における乗り継ぎについて

(1)英国政府が,6月8日以降,英国への入国者に対し,公共交通機関利用不可を含む14日間の自己隔離措置等の行動制限開始を発表しました。在英国日本国大使館が,英国政府発表の内容を領事メールで案内していますので,詳細はこちらをご参照ください(違反する者には入国拒否/国外退去や罰金等が課せられる由です)→https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMailDetail.html?keyCd=90634

(2)これに伴い,同日以降,英国経由で日本へ帰国等される場合は,経由に利用できる空港が,英国への物理的入国を伴わないロンドン・ヒースロー空港のみに限られる見込みとなりました。たとえば,当地から日本へ帰国するためにロンドン・ルートン空港等に到着し,一旦英国に入国の上,公共交通機関等を利用してロンドン・ヒースロー空港へ移動/乗り継ぎをすることは,不可能となる見込みです。また,ロンドン・ヒースロー空港の制限エリアは24時間運用ではなく,乗り継ぎのために一夜を過ごすことはできないため,乗り継ぎ便の時間帯にも注意が必要になります。

(3)今後,英国政府から,経由(トランジット)渡航者に対する措置の追加発表がなされる可能性も排除されませんので,今後英国経由で日本への帰国等を予定されている方におかれては,引き続き,在英国日本国大使館等から発出される本件関連情報等に呉々もご留意ください。

→在英国日本国大使館HP

https://www.uk.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

→英国政府HP

https://www.gov.uk/government/publications/coronavirus-covid-19-travellers-exempt-from-uk-border-rules/coronavirus-covid-19-travellers-exempt-from-uk-border-rules

(4)現在のフライト状況ですと,ラルナカから日本へ1回の乗り継ぎで行ける定期的に便のある経由地は,ロンドン(ヒースロー空港),パリ(シャルル・ド・ゴール空港),フランクフルト,アムステルダムの4空港に限られています。それぞれの空港へのフライトが毎日あるわけではないので,ご注意ください。

ロンドン・ルートン空港やロンドン・スタンテッド空港は,日本への直行便のあるロンドン・ヒースロー空港とは別の空港であり,ヒースロー空港で乗り継ぎをするためには,一旦英国に入国の上,公共交通機関等を使って移動する必要がありますので,ご注意ください。

【※先述のとおり,6月8日以降は,ロンドン・ルートン空港等に到着し一旦英国に入国の上,公共交通機関等を利用してロンドン・ヒースロー空港へ移動/乗り継ぎをすることは,不可能となる見込みです。英国を経由しての日本帰国等を予定されている方は,在英国日本国大使館等の発出する情報に引き続きご留意ください。】

ロンドン乗り継ぎの注意事項はこちら(在英国日本国大使館HP)→ https://www.uk.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00050.html

パリ乗り継ぎの注意事項はこちら(在フランス日本国大使館HP)→ https://www.fr.emb-japan.go.jp/itpr_ja/coronavirus_00029.html

フランクフルト乗り継ぎの注意事項はこちら(在ドイツ日本国大使館HP)→ https://www.de.emb-japan.go.jp/itpr_ja/konsular_coronavirus200313-1.html#06koukuubin

アムステルダム乗り継ぎの留意事項はこちら(在オランダ日本国大使館HP)→ https://www.nl.emb-japan.go.jp/itpr_ja/r_corona_faq2.html

日本到着時の大まかな流れはこちら(厚生労働省HP)→ https://www.mhlw.go.jp/content/000618379.pdf

日本到着後のPCR検査等の注意事項はこちら(厚生労働省HP)→ https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19_qa_kanrenkigyou_00001.html

4.北キプロス(「北キプロス・トルコ共和国(TRNC)」領域)関係

(1)「TRNC」領域で新型コロナウイルスの感染者の累計108名,死者4名が確認されています。4月17日以降,新たな感染者は確認されていません。

(2) 「TRNC政府」は,同地域に合法的に住むトルコ系キプロス人のみが同域内に立ち入るよう制限していますので,日本国籍者の入域は認められません。

5.参考情報

(1) 新型コロナウイルス感染症に備えて〜一人ひとりができる対策を知っておこう〜(首相官邸)

https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html

(2) 新型コロナウイルス感染症に関する情報リンク(厚生労働省)

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

(3) キプロス政府ウェブサイト(英語)

https://www.pio.gov.cy/coronavirus/en/index.html

(当館連絡先)在キプロス日本国大使館 領事班 

5 Esperidon ST., Strovolos 2001, Nicosia, Republic of Cyprus

 ホームページアドレス https://www.cy.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

 電 話:+357 22-394800  ★8:15-12:30,13:30-17:00★

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