【ポイント】
●感染者の隔離措置の内容が一部修正され,義務的隔離措置や入院による治療は担当医の提案に基づいて行われるようになりました。
●屋内外における団体及び個人スポーツが,競技性がなく無観客であることを条件に,許可されました。
●全日空は欧州便の減便を6月15日まで延長しました。
●トルコ航空は全国際線の運休を6月10日まで延長しました。
●5月21日午前8時時点で,ブルガリア国内の感染者は累計2,331名(うち120名死亡,727名治癒)です。
【本文】
○5月19日,保健省は,新たな保健大臣令により,感染者の隔離措置の内容を一部修正しました。新たな保健大臣令の内容は以下のとおりです(カギ括弧の部分が変更箇所)。
ア 以下の新型コロナウイルス感染者は,「担当医の提案に基づき」,義務的隔離措置,及び/「または」,入院による治療を受けなくてはならない。
・「臨床症状に基づき(必要であれば)」,60歳以上の者(当館注:変更前は,臨床症状の有無に関係なく,義務的隔離の対象でした)
・「臨床症状に基づき(必要であれば)」,慢性疾患を有する者,及び/または,免疫不全状態の者(当館注:変更前は,臨床症状の有無に関係なく,義務的隔離の対象でした)
・息切れ,呼吸困難,痰,喀血等の重い臨床症状のある者
・臨床症状の有無に関係なく,自宅等での自己隔離措置及び治療が困難な者
イ 以下の新型コロナウイルス感染者は,自己隔離措置,及び/「または」,自宅での治療が義務付けられる。
・無症状者
・軽い臨床症状を有する者(38℃未満の熱,咳,倦怠感,鼻水,喉の痛み,吐き気や嘔吐又は下痢などの胃腸症状があるが,混乱や無気力などの精神状態の変化及び慢性疾患又は免疫不全疾患等が伴わない場合)
・「アに該当する者で,書面により明確に入院を拒否する者」
ウ 義務的自己隔離期間中は,自宅または滞在先を出てはならない。義務的自己隔離期間は,医療機関にかかった時点から数えて28日間であり,新型コロナウイルス陽性が確認された患者すべてに適応される。
エ 新型コロナウイルス感染者との濃厚接触者は,感染者との最後の接触日から数えて14日間の自宅等における自己隔離を義務づけられる。
詳細はブルガリア政府運営の新型コロナウイルスポータルサイトでご確認ください→ https://coronavirus.bg/bg/373
○5月20日,保健省は,新たな保健大臣令により,屋内外におけるスポーツに係る規制を緩和しました。5月20日時点における個人及び団体スポーツに関する規定の概要は以下のとおりです。
1 屋外及び屋内(スポーツ施設,クラブ等)における大規模スポーツイベントの実施は許可されない。
2 例外として,屋外における団体及び個人スポーツについて,競技性がなく無観客であることを条件に,許可する(当館注:これまでは12名までとの制限がありました)。また,フィットネスクラブやフィットネスセンターについては,グループレッスンの参加人数は最大10名まで,4平方メートル当たり1人までの人口密度を条件として,利用を許可する。屋内における個人スポーツについては,競技性がなく無観客を条件として,許可する。独立した水泳用複合施設及びプールの利用を許可する(但し,これに付随する商業施設の稼働は許可されない)。
3 5月22日より,屋内の団体スポーツについて,競技性がなく無観客であることを条件に,許可する。
4 5月26日より,屋内及び屋外における18歳以下の児童による個人及び団体スポーツについて,競技性がなく無観客であることを条件に,許可する。
詳細はブルガリア政府運営の新型コロナウイルスポータルサイトでご確認ください→ https://coronavirus.bg/bg/374
○5月21日午前8時時点のブルガリア国内の感染状況は以下のとおりです(ブルガリア保健省発表)。3日連続で治癒者が新規感染者を上回りました。
感染者累計 2,331名(前日比+39名)
死者 120名(前日比+ 4名)
治癒 727名(前日比+43名)
入院 287名
重症(挿管患者) 31名
医療従事者 248名
地域別の前日からの新規感染者数(アルファベット順)
ブラゴエフグラド : 2
ヴェリコ・タルノヴォ: 1
ヴィディン : 3
キュステンディル : 1
ロベチ : 1
パザルジク :10
ラズグラッド : 2
ソフィア :14
ヤンボル : 5
○全日空は,6月15日まで予定していたウィーン−羽田便を含む欧州便の運休予定を6月30日まで延長する旨発表しました。現在運航されているフランクフルト−羽田便は現状維持の週5便運航で,ロンドン−羽田便は,6月16日以降,現在の週2便から週3便へ増便されます。詳細は全日空HPをご参照ください→ https://www.anahd.co.jp/group/pr/202005/20200521.html
また,全日空は,利用客に対して,旅客機の機内や空港内のあらゆる場面で必ずマスクの着用を求めると発表しました。詳細は全日空HPをご確認ください→ https://www.anahd.co.jp/group/pr/202005/20200521-3.html
○トルコ航空は,5月28日まで予定していた全国際線の運休を6月10日まで延期する旨発表しました。イスタンブール経由での日本への帰国を検討していた方はご注意ください。詳細はトルコ航空HPをご確認ください→ https://www.turkishairlines.com/en-tr/announcements/coronavirus-outbreak/cancelled-flights/
○ソフィア空港発着便の減便,運休が依然として続いています。
−現在のフライト状況ですと,ソフィアから日本へ1回の乗り継ぎで行ける定期的に便のある経由地は,ロンドン(ヒースロー空港),パリ(シャルル・ド・ゴール空港),フランクフルト,アムステルダムの4空港に限られています。それぞれの空港へのフライトが毎日あるわけではないので,ご注意ください。
−5月21日及び22日のソフィア空港出発便は以下のとおりです(5月21日17時時点)。詳細は,ソフィア空港ウェブサイトでご確認ください→ https://www.sofia-airport.bg/en/passengers/flight-information
5/21 17便中6便欠航(11便運航)
−ブルガリア航空:アムステルダム,パリ・シャルル・ド・ゴール,ヴァルナ
−ウィズエア:ロンドン・ルートン(3便),テルアビブ,ドルトムント,メミンゲン,アイントホーフェン,コペンハーゲン
5/22 22便中6便欠航(16便運航)
−ブルガリア航空:アムステルダム,チューリッヒ/プラハ,フランクフルト/ベルリン・テーゲル,ミラノ・マルペンサ,ロンドン・ヒースロー,ウィーン,アテネ,ヴァルナ
−ウィズエア:ロンドン・ルートン(3便),ミラノ・ベルガモ,アイントホーフェン,マドリード,パリ・ボーヴェ
−ライアンエア:ロンドン・スタンステッド
※ロンドン・ルートン空港は,日本への直行便のあるロンドン・ヒースロー空港とは別の空港であり,ヒースロー空港で乗り継ぎをするためには,一旦英国に入国の上,公共交通機関等を使って移動する必要がありますので,ご注意ください。
ロンドン乗り継ぎの注意事項はこちら(在英国日本国大使館HP)→ https://www.uk.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00050.html
パリ乗り継ぎの注意事項はこちら(在フランス日本国大使館HP)→ https://www.fr.emb-japan.go.jp/itpr_ja/coronavirus_00029.html
フランクフルト乗り継ぎの注意事項はこちら(在ドイツ日本国大使館HP)→ https://www.de.emb-japan.go.jp/itpr_ja/konsular_coronavirus200313-1.html#06koukuubin
アムステルダム乗り継ぎの留意事項はこちら(在オランダ日本国大使館HP)→ https://www.nl.emb-japan.go.jp/itpr_ja/r_corona_faq2.html
日本到着時の大まかな流れはこちら(厚生労働省HP)→ https://www.mhlw.go.jp/content/000618379.pdf
日本到着後のPCR検査等の注意事項はこちら(厚生労働省HP)→ https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19_qa_kanrenkigyou_00001.html
<長距離バス>
ソフィア中央バスステーション→ https://www.centralnaavtogara.bg/#b
主要バス会社
UNION IVKONI→ https://union-ivkoni.com/news/
GRUP PLUS→ http://www.etapgroup.com/novini
<鉄道>
ブルガリア国営鉄道
FB→ https://www.facebook.com/BulgarianRailway/
○当館公式フェイスブック「領事・安全情報発信専用ページ」において安全情報を配信しています。これまでに配信した領事メールのアーカイブとしても使えますので,ぜひ「いいね!」と「シェア」をお願いします。
https://www.facebook.com/在ブルガリア日本大使館ー領事安全情報発信専用ページ-108501130796522/
○当館公式ツイッターでも安全情報を配信しています。ぜひフォロ−やリツイートをお願いします。ツイッターでは,より速報性を重視した情報を配信しています。なお,ツイッターアカウントをお持ちでない方も,ウェブでご覧いただけます。
https://twitter.com/EmbassyBulgaria
○皆さんの周りで当館からの領事メールを受け取っていない方がいましたら(特に,たびレジに登録していない短期渡航者等),ぜひ皆さんからその方に情報共有の上,たびレジの登録と当館への連絡を呼びかけていただくようお願い申し上げます。登録すると,当館からの領事メールを受け取ることができます。3ヶ月以上滞在される方は,在留届の登録をお願いいたします。
たびレジ(短期渡航者用)の登録はこちらから→ https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html
在留届(3ヶ月以上滞在者用)の登録はこちらから→ https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/agree.html
○当館からこれまでに発信している新型コロナウイルス関連情報領事メールはこちらから確認いただけます→ https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMail.html?countryCd=0359
○新型コロナウイルスに関するよくある質問FAQはこちら→ https://www.bg.emb-japan.go.jp/itpr_ja/covid-19_FAQ.html
【参考】
ウェブサイト https://www.mh.government.bg/bg/
電話 028078757(24時間)
ウェブサイト https://www.mh.government.bg/bg/novini/aktualno/svoite-vprosi-otnosno-covid-19-zadavajte-na-telefo/
■日本厚生労働省
〇新型コロナウイルス関連情報
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
○新型コロナウイルスに関するQ&A
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html
■外務省海外安全ホームページ(ブルガリア)
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_171.html#ad-image-0
■当館(在ブルガリア日本国大使館)発出済み領事メール一覧
https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMail.html?countryCd=0359
■世界保健機関(WHO)
https://www.who.int/health-topics/coronavirus
在ブルガリア日本国大使館領事警備班
電話:(国番号359)2-971-2708(代)(24h)
e-mail: consul.jpn-emb@sf.mofa.go.jp
HP:http://www.bg.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
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